【初心者にもお勧め!】米国株投資のメリットとデメリット

これから投資を始めたいと考えている人には、米国株投資をお勧めします。米国株投資は英語ができなくても大丈夫ですし、金融や経済の知識がなかろうが問題ありません。

とはいえ、何も知らずに始めるのは恐いですよね。

知識がなくても問題ないというのは嘘ではありません。なぜなら、米国株投資は積立貯金をする感覚で積立投資をすれば良いからです。投資先も米国の優良企業に投資ができる商品があるので、難しく考える必要がありません。

定期的に米国の優良企業へ投資をしていく

これが初心者でも簡単にできる米国株投資です。積み立てるのは月に1回で十分。英語が分からず、金融・経済の知識がなくても、これだけで良いんです。

でも、どうせやるなら「なぜこれで大丈夫なのか?」を知っておくと不安にならずに済むので、ここでは米国株投資のメリットやデメリットを解説していきます。

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米国株投資のメリット

米国株投資のメリットは、投資の初心者でも積み立てを継続するだけで資産が増えていく可能性が高いことです。

一般的な株式投資のイメージといえば、株価が安いときに買って高くなれば売る…というものですが、それは言い換えると今あるお金のやり取りをしているに過ぎません。

その場合、誰かが得をした分だけ誰かが損をするという、いわゆる「マネーゲーム」となりますが、積立を継続する長期投資なら誰もが資産を増やせます。

なぜなら、マネーゲームは100を奪い合うものですが、長期投資は100が数十年後には200になるから。経済が成長すればパイ全体が増えるのです。

米国は先進国で唯一の成長国

先進国とはすでに経済が成熟している国、発展途上国は新興国と呼ばれます。日本も戦後の発展によって先進国の仲間入りをしていますが、今後は人口が減少する一方なので後進国と呼ぶ人もいますね。

先進国はインフラが整っているので生活するにはとても便利ですが、国の成長という意味では発展途上国には敵いません。ただし、発展途上国は目覚ましい発展をする可能性がある一方で、発展しきれないまま衰退する危険性もあります。

経済成長に人口増加は不可欠

経済が成長するために、人口の増加は必要不可欠です。人がいなければものが売れない。ものが売れなければ企業は利益が出ない。利益が出なければ給料が上がらない。

日本のように今後人口が減少することは、経済成長にとってマイナスにしかならず、裏を返せば人口が増加すれば経済も成長するということになります。

こちらは先進国の人口推移を予測したグラフです。

このグラフを見ると、日本以外の先進国でも人口が減少していく国ばかりですが、米国だけは人口が増え続けることが予想されています。

次の画像は、米国のこれまでの株式市場のチャートです。

株式市場が始まって以来、何度か暴落が起きた事実はありますが、米国ではそれを乗り越えてこれまで右肩上がりに株価が上昇を続け、2019年にもNYダウは最高値を更新しています。

赤丸で囲ったところは「暴落」と呼ばれる株価が大きく下がった時期ですが、長期的には暴落もちょっとした出来事に過ぎないことがお分かりいただけると思います。

最初に米国株投資は「積立を継続するだけ」と言いましたが、株価が暴落すると不安になって売却してしまう可能性があり、実は継続するだけのことが以外と難しかったりします。

しかし、それは一時的なものであり、いずれ株価は回復して高値を更新していくと知っていると、暴落時にも積立を継続することができるでしょう。

もちろん、今後どうなるのか断言はできませんが、米国は人口の増加だけではなく、イノベーション(新たな創造により社会に価値を与える)が最も起こる国であり、世界の中心であり続ける可能性が高いことを考えると、今後も成長を続けると考えても不思議ではないですよね。

これまでと今後の成長率

米国株はこれまでの約200年、平均で年6.8%ほどの成長をしてきました。しかし、この数値は過去のリターンであり、今後のリターンを保証するものではありません

米国株投資をしている方の意見で多いのは、今後はこれまでのようなリターンを望むのは難しいのではないか…ということです。それでも米国株が今後も成長する可能性は高いと考えているのも事実。

あなたが投資を始めた途端にこれまでの歴史が覆り、米国経済が未曽有の大不況から衰退し続ける…という未来を予想するのは悲観的すぎて無理がありますよね。

今後どれくらいのリターンが望めるかは分かりませんが、少なくとも米国が成長する余地がある限り、米国に投資を続けるのは間違いではないはずです。

ちなみに、毎月3万円を積み立てて年率6.8%で複利運用した場合、30年後には積み立てた総額1,080万円に対し、運用結果は約3,500万円と3倍以上になります。

株主還元に積極的

株主還元とは、企業が株主に利益を還元する行為です。主に配当金の支払いや自社株買いなどによって行われますが、米国では企業は株主のものという意識が日本よりも強く、利益の還元も積極的に行われます。

株主に支払う配当金を昨年度より増額することを「増配」と言います。

25年以上連続して増配している企業を「配当貴族」と呼び、それが50年以上になると「配当王」と呼ばれます。配当貴族は米国に100社以上あるのに対し、日本では花王の1社のみ。

企業の絶対数も違うため、単純には比べられないと思いますが、この違いは衝撃的ですね。連続増配を数十年続けている企業は、リーマンショックなどの暴落が起こったときにも増配を続けてきたということです。

ジェレミー・シーゲル氏の著書【株式投資の未来】では、「配当は高リターンを生む源泉である」と書かれているように、配当は大きな意味を持っています。

株主のために増配を続ける傾向の強い米国株は、投資家にとって魅力ある投資先ということです。

優良米国企業にまとめて投資ができる

株式投資では個別の企業の株(個別株)を購入するほか、投資信託やETFという商品も存在します。

投資信託とETFの違いの説明は省きますが、どちらも複数の個別株を集めたパッケージ商品のようなものです。機関が個人投資家から資金を集め、代わりにその機関に所属する専門家が運用してくれます。

僕たちにとってのメリットは、少額で広く分散投資が行えるようになることです。個人で広く分散投資をするには、多くの知識と手間が必要になります。

米国には優良企業500社で構成される「S&P500」という代表的な指数があり、その500社に投資ができる投資信託やETFが簡単に購入できます。

また、米国の上場企業の9割近く(約4000社)までカバーするETF(VTI)もあるので、それらを保有することは「米国経済を保有する」と言っても過言ではありません。

つまり、冒頭でお伝えした米国の優良企業への投資を毎月積み立てるというのは、S&P500やVTIへの積立を続けるということです。

米国株投資のデメリット

米国株投資にもデメリットは存在します。ただ、明らかにメリットが上回るので気にする必要はありませんが、とりあえず解説していきます。

配当金は二重課税

米国株の配当金は、現地で10%の課税をされた後、日本でも20.315%の課税がされます。そのため、実際に受け取れるのは約72%となります。

例えば100ドルの配当金を受け取ったとき、現地でまず10ドル、日本で残りの90ドルに対して約18ドルの税金が発生。受け取れるのは72ドルということですね。

ETFは配当(分配金)が出るのでその度に課税されることになり、長期での資産形成には不利です。

一方、投資信託だと分配金は受け取らずに信託内で自動的に再投資される形になり、その場合は課税されずに済みます。

ならETFより投資信託のほうが良いのか?という点については、一長一短な面もあるので明確な答えを出すのは難しいんですね。

外国税額控除制度で取り戻せる

外国税額控除制度」を利用すれば、二重課税された分から所得税や住民税が控除され、取り戻すこともできます。

確定申告での手続きが必要になるので、手間を考えると配当金が少額のうちは放っておいても影響は少ないかも。配当金が大きくなってきたときは利用するメリットが大きくなるので、活用していきましょう。

NISAの注意点

NISAには非課税というメリットがありますが、非課税が適用されるのは日本の20.315%に関してのみで、米国の10%は課税されます。

100ドルの配当金がある場合、米国で10%(10ドル)を引かれて残りの90ドルを国内では非課税で受け取れますが、これだと米国のみの課税なので「二重課税」ではありません。

そのため、二重課税の救済措置である外国税額控除制度は利用できないので、NISAであっても米国の10%分は課税されてしまうと覚えておきましょう。

結果が出るのに時間が掛かる

ここで紹介しているのは米国株へ長期的に投資をする方法です。

このようなやり方では、長期的に資産を増やせる可能性が高いとしても、仮想通貨のように短期間で大きな利益を得ることは不可能です。また、元本が大きいほど有利 = 金持ちが有利な仕組みとも言えます。

そのため、僕のような庶民が運用する金額では、結果が出るまでに数十年の時間が必要です。

先ほども言いましたが、毎月3万円を年率6.8%で運用すれば30年後には約3,500万円。しかし、実は15年後の時点では950万円ほどにしかなっていないのです。(投資元本は540万円)

これは複利運用では元本が大きくなるにつれて資産が増えるスピードが増していく、いわゆる「雪だるま式に増えていく」ためで、元本を大きくするまでは地味で退屈な作業を続けるしかありません。

逆に、それだけ時間を掛けされすれば、誰でも資産を築ける可能性がある…とも言えますから、そのつもりで投資を始めていただきたいです。

米国株は初心者に最適

僕はまだ投資をしたことがない、投資を始めて間もない初心者の方には、日本株よりも米国株が最適だと考えています。

なぜなら、ここまで解説したように米国は今後も成長を続ける可能性が高く、米国企業全体へ投資ができる投資信託やETFに投資をするだけで良いからです。

ETFや投資信託は個別企業の集合体ですから、どこかの企業の業績が芳しくなくても、全体で成長する市場を対象に投資していれば問題ありません。つまり、面倒な企業分析をする必要がないのです

株式投資は企業の分析をしてタイミングを計って利益を出していく…と考えているなら、それは大きな間違い。

頑張って企業分析をしても、自分が知れる情報は他人も同様に知ることができるものなので、他人を出し抜いて自分だけ利益を上げるのは簡単ではありません。

時間と労力を掛けたところで、ほとんどの人は株式市場から離れているのが現実なんです。

もう一度、NYダウのチャートをご覧ください。

米国全体へ投資をするということは、保有している資産がこのチャートと同じように増えていくということです。ただ積立を続けるだけで…です。

難しいことは考えず、手間も労力も掛けずに積立を継続していくだけで資産が増えていく。これが初心者に最適と言える理由です。それを理解するまでの手間と労力は必要ですけどね。

継続することが重要

米国株への長期投資で最も大切なのは、投資を継続すること。同時に、なるべく早く始めることも重要です。

僕のような庶民は元本が少ないですから、毎月でもコツコツと元本を増やしていくことが重要で、それが複利の力で次第に大きな資産となります。

反対に、最もやってはいけないことは「短期的な暴落を恐れて投資を止めてしまう」こと。投資を始めて数年くらいで暴落が起こると、おそらく利益はほとんどない、もしくはマイナスとなるかもしれません。

そこで投資をやめると損をするだけですし、それに耐えられないと思うなら最初から投資はやらないほうが良いかもしれませんね。

実際に暴落を経験すると、覚悟をしていても大きな不安に駆られます。リーマンショック級ではありませんが、僕も数回大きな下落を経験しています。

それでも僕は売却することなく持ち続け、株価は回復して利益をそれなりに出ている状態に戻っています。それができたのも、米国株ならいずれ株価は回復するという理由を理解していたからです。

ただし、日本株だと「いずれ株価が回復する」かどうかは分かりません。

日本株より米国株

日本は米国と違い、今後人口は減少して少子高齢化が進みます。となると、経済が停滞・衰退していく可能性が高いので、その国の企業全体へ投資をしても資産が増えるかどうか分からないのです。

こちらが日経平均株価の長期チャート。

日本経済は、1980年代のバブルをピークに現在まで上昇・下降を繰り返し、ほぼ横ばいの状況が続いています。2018年10月にバブル後の最高値更新しましたが、未だにバブル時の半値程度でしかありません。

また、GPIF(年金の運用機関)が大量にETFを買い入れたことによる株価上昇も影響しているため、本来の株価はもっと低い水準が妥当という可能性もあります。

こういったことから、投資初心者であっても米国株と日本株のどちらで運用するのがメリットがあるかと考えれば、答えは明白ではないでしょうか。

日本株の場合、投資信託やETFよりも個別の企業を見極めて投資をするほうが利益を出せる可能性が高いかもしれません。しかし、それには知識と手間が必要になるので、初心者向きとは言えませんよね。

一応、毎月積み立てる(ドルコスト平均法)なら株価が右肩上がりでなくても利益が出る場合もありますが、あえて日本株を選ぶメリットはありません。

まとめ

米国株への長期投資と聞くと難しそうと思われそうですが、実際にやることはほとんどありません。

投資信託なら自動で買付できるシステムもあるので、設定だけしておけば後は口座にお金を入れておくだけ。本当にそれだけです。実際に、僕の友人は「たまに投資してるん忘れるときあるわ」とも言ってましたね。

また、投資はまとまったお金がないとできないわけではなく、毎月コツコツ積み立ててゆくだけなので、今すぐにでも始めることができます。やってみれば簡単なことだとすぐに分かりますが、やらなければ一生分かりません。

将来のために何かしなければと考えているならば、僕は米国株への長期投資を強く推奨します。

長文をご覧いただきありがとうございました。


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