配当再投資のメリット・デメリット

株式投資の魅力の一つに、企業から配当金を受け取れることが挙げられます。

また、配当を出さずに、企業がさらなる発展を遂げるための投資へ使うケースもあります。

なかには単なる業績不振で出せない…ということもありますけどね。

株価を一株あたり配当で割ると、配当利回りが算出できます。

仮に株価が1000円で、一株あたり配当が30円だとすると利回りは3%です。

配当金が変動しない場合、株価がどうなろうと33年間保有し、配当金を貰えば投資資金が回収できることです。

投資をしていても、一般的には配当はオマケ程度に捉えている人が多いそうです。

まぁ基本的に利回りが高いと言っても3~5%程度ですからね。

株価が短期間に2倍・3倍、それ以上に化ける可能性があることを考えると、物足りなく感じるのは仕方ないと思います。

しかし、そのような企業を見極めるのは簡単ではないですし、逆に大きな損失を出す可能性だってあります。

投資の初心者や、経済に疎い人には無理な話です。

そんな人には、米国企業へ投資し、受け取った配当金を再投資していくことをお勧めします。

米国株の配当再投資なら、投資経験がなくても、経済に詳しくなくても、本業が忙しい人でも関係なく、安全にお金持ちになれる可能性があるのです。

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配当の再投資

配当の再投資とは、企業から受け取った配当金を再び投資に回すことを言います。

もしあなたが株を保有する企業から、5,000円の配当金を受け取ったら何に使いますか?

贅沢な美味しいランチを食べる。

旅行代の足しにする。

競馬で一攫千金を夢見る。

宝くじで一攫千金を夢見る。

それも良いかも知れませんが、配当金を再投資することで、その配当金がさらにお金を生んでくれるようになります。

それを続けることで、お金を生む力がどんどん大きくなっていきます。

いわゆる、複利ですね。

複利の力を活かし、毎月受け取れる配当金が大きくなれば、将来的に経済的自由を手にすることも不可能ではありません。

経済的自由があれば、好きなときに好きなことをし、好きなときに働くなど、人生が豊かになることは間違いないです。

僕もプロフィールで言っているように、経済的自由・時間的自由・圧倒的自由を目指し、細々と再投資を続けています。

配当再投資のメリット

配当金再投資は具体的にどのようなメリットがあるのか。

多くの米国株ブログでも取り上げられる話題ですが、僕なりにまとめてみようと思います。

複利効果を最大限に活かせる

複利(ふくり)とは、複利法によって計算された利子のこと。

複利法とは、元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。

したがって、各期の利子が次第に増加していく。投資や借金などでは、雪だるま式に利子が増えていくことになる。重利(じゅうり)とも。

出典元:wikipedia

言葉で書くと難しいですね。

意外と周りに複利の意味を知らない人が多いことに驚きました。

まぁ僕も投資をしていなければ縁のないワードだったかも知れませんが…

ある友人に聞くと、福利(厚生)くらい知ってるよー、とのことでした。

世の中そんなもんですよね。

実は、複利という言葉を知らなくても、多くの人がすでに複利でお金を運用しています。

それが預貯金です。

今では金利が低すぎて、利息を受け取れている実感もないと思いますが、受け取った利息を元本に加え、数か月後に利息を受け取る、これが複利運用そのものです。

利息が少ないと分かりにくいですが、数%の配当金が貰える株式では大きな意味を持ちます。

例えば100万円を投資し、5%の配当金を受け取るとします。

1年目は5万円の配当金が貰えるので、それを元本に加えます。

2年目は105万円が元本となり、その5%=52,500円の配当金が貰えます。

1年目に比べ、配当金が2,500円増加しています。

3年目の元本は110万2500円で配当金が55,125円。

これを繰り返すことで元本が増え、その結果、受け取る配当金も増えていきます。

今の説明では僅かな増加にしかなりませんが、複利の効果は

元本
利回り
時間

この3つによって、将来的に大きな効果を発揮することになります。

シミュレーション

複利効果を知るためにシミュレーションしてみましょう。

配当再投資の条件は、

・月3万円の積立
・利回り3%
・30年間

とします。

ちなみに、3%というのは世界の経済成長率の平均程度らしいです。

つまり、世界に分散投資していれば得られる現実的な利回りです。

これと投資をせずに毎月3万円を貯蓄する場合を比べます。

投資をせずに貯蓄のみの場合(グレー線)、年間36万円×30年で約1,100万円です。

一方、配当再投資をした場合(青線)は約1,700万円となります。

オレンジ線は、再投資はせずに元本と受け取った配当金の合計になります。

元本は積み立てた約1,100万円、配当金の合計は約500万円となるので、合わせて約1,600万円。再投資とそこまで大きな差はついていません。

しかし、元本に差があるので、受け取れる配当金にも差がでます。

そうすると、今後は一気に差が広がっていくことになります。

また、利回り5%だった場合もシミュレーションしてみます。

積立では同じく約1,100万円

配当再投資は約2,500万円、再投資はしない場合は約1,900万円と、利回りが高くなれば明確に差が広がってきます。

あくまでもシミュレーションなので、この通りになるとは限りません。

しかし、ここから分かるのは配当を再投資するかどうかは別として、せめて投資だけはしておこう…ということではないでしょうか。

投資は元本が大きければそれだけ有利になります。

投資に回す資金なんてねぇ!!

という人は、今より収入を増やす+倹約に励んで生活を見直すことも重要だと思います。

え?

利回り5%なんか現実的じゃないって?

いやいや、米国のこれまでの成長率は年率6~7%と言われています。

今後同じだけ成長するとは限りませんが、5%なら十分現実的だからシミュレーションしたんですよ。

株価の下落リスクを抑える

配当再投資を行うには、それに適した企業を選ぶ必要があります。

利回りが高い方がいいとは言え、いつ潰れるか分からないような企業に投資するのは危険ですからね。

配当再投資に適している企業とは、

・生活に欠かせない商品を扱い
・確固たるブランド力を持つ
・超有名大型企業

などです。

例えば飲料大手のコカ・コーラ、ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン、日用品大手のプロクター&ギャンブルなど。

プロクター&ギャンブル?

聞いたことねぇし、ギャンブルとか企業名が怪しいやないか…

と思うかも知れませんが、これはCMでもおなじみのP&Gのことです。

みんな知ってるでしょ?

これらの企業は生活必需品を扱っているため、不況になっても売上が大きく落ち込むことはありません。

また、世界的ブランドとしてその地位を確立しているので、消費者は安心して購入できます。

炭酸飲料コカ・コーラとコカ・オーラ(中国産)が並んでいる場合、多くの人は安心感からコカ・コーラを手に取るでしょう。

僕は気にせず安い方を選ぶかも知れませんが…

売上が安定していると、不況で市場が混乱していても、株価の下落リスクは抑えられます。

株価の下落が抑えれれば、メンタル面でも余裕が保てますよね。

慣れれば株価の下落も気になりませが、大きく下げないことに越したことはないでしょう。

これらの企業なら、そういった面でもリスクを軽減してくれる可能性が高いです。

※ちなみに、コカ・オーラ(中国産)は架空の飲料水です。(分かってるって?)

配当再投資のデメリット

配当再投資も、いいことばかりではないです。

デメリットというほどでもないですが、これらが原因で多くの人は、配当再投資を断念してしまう可能性はあります。

複利効果を得るには時間が掛かる

先ほどのシミュレーションでも分かるように、10年程度では積立と配当再投資でも大きな差が出ません。

元本や利回りにもよりますが、大きな効果が出るのは15~20年を過ぎてからになります。

また、配当再投資に適した企業は不況時には強いものの、すでに成熟している企業とも言えるため、株価の大きな上昇には期待できません。

その間に株式市場が熱気に包まれ、多くの企業の株価がグングン上昇している状況なら、株価上昇の恩恵に取り残されてしまうことにもなるでしょう。

その間は市場平均を大きく下回る投資リターンとなります。

しかし、それらの企業は熱気が冷めると一転、大幅な下落をする可能性も高く、中には株が紙屑となる企業もあるでしょう。

そして、そのときイケイケの企業のうち、今後どこが生き残るのかを僕たちが事前に知ることはほぼ不可能です。

複利の効果が時間を掛けて発揮されることは、先ほどのグラフを見れば分かりますよね。

仮想通貨ブームに見られるように多くの人はすぐに結果を求めますが、将来の資産形成を目指すには短期間の結果は気にせず、黙々と配当再投資を続ける強い心が必要です。

投資元本がものを言う

現実は残酷で、配当再投資は元本が多いほど有利になります。

同じ利回りで運用しても、元本が多ければ受け取れる配当金は多くなり、元本が増えるスピードも早くなります。

これが、お金持ちはよりお金持ちになる要因でもあります。

また、投資をしない一般市民がいつまで経ってもお金の苦労から解放されない…ということにも繋がりますね。

だからと言って一般市民である僕たちは諦めるのではなく、なるべく元本を大きくすることで、少しでも有利な状況へ持っていくことが重要なのです。

よく配当再投資は雪だるまに例えられますが、雪だるまは最初小さい芯を転がして大きくするまでが大変ですが、芯が大きくなるほどその後大きくなるスピードが早まります。

若いうちから好きなことだけにお金を使って楽しむのか、雪だるまの芯を大きくするために投資をするのか、選ぶのはあなた次第です。

まとめ

仮想通貨・FX・株の短期売買などですぐにお金持ちになりたいと考える人には、米国株の配当再投資は向いていません。

配当再投資は結果が出るまでに多くの時間が必要になります。

短期間で結果を求めれば、一部の人はすぐにお金持ちになれる可能性がある反面、その他大勢は大きな損失を出して退場するのがオチです。

投機的な取引は、儲かった人がいる分、損した人が出る仕組みになっています。(ゼロサムゲーム)

しかし、株式の長期投資は参加者全員が利益を出せる可能性があるプラスサムゲームです。

どちらが人々にとって有益なのかは、一目瞭然ではないでしょうか。

配当再投資なら、基本的にほったらかしでいいです。

僕も最初こそあれこれ考えましたが、今では毎月購入すると決めた銘柄を月初めに購入するだけで、基本的には何もしていません。

日々の株価の値動きに一喜一憂することなく、仕事に支障をきたすこともないでしょう。

投資に適した企業へひたすら積み立てていくだけの、誰にでもできる簡単な投資法です。

おしまい。

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