米国株投資は購入するタイミングを考える必要はない!

米国株への長期投資は、市場全体へ投資ができるETFや投資信託を積み立て続けるだけなので、誰もが簡単にできるものです。

とはいえ、どのタイミングで投資をすれば良いか分からないですよね。株価が割高なときには手を出さないことが大事と言われることもありますから。

しかし、結論を先に言うと「タイミングを考える必要はない!」です。なぜなら…

考えても分からないから!

今の株価が高いのか安いのかなんて、しょせんは結果論でしかありません。投資のプロと呼ばれる人でも、見抜けないことは歴史が証明しているのです。

ただし、考えるのを放棄しているわけではありません。まぁ長期投資なら考えるのを放棄して、愚直に積立していくことが良い結果に繋がる可能性もありますが…

考えた結果、僕たちのような凡人はタイミングなど考えずに、定期的に積立を行うことがベターな戦略であるということです。

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今の株価が高いのか安いのかは分からない

米国のNYダウが史上最高値の更新を続けるなか、もはや米国株は割高で買うタイミングではないと考える人もいます。しかし、実際のところはどうなんでしょうか?

NYダウは、2013年に14,000ドルまで値上がりしたときにも「高すぎる!」と言われていたそうです。近いうち暴落すると考える人も多かったようですが…

実際には、その後も株価は上昇を続けてきました。

2018年には25,000ドルを突破していますし、今となれば当時の株価は安かった。むしろ、バーゲンセールとも言える価格だったことになります。

2014年に株価が割高だと投資をしなかった人は、その後上昇を続ける株価を見て何を思ったのでしょう。

彼らは、株価は近いうちに必ず暴落する!!

となったのではないでしょうか。来るべき投資のタイミングを見計らったまま、未だそのときを迎えずに過ごしているかもしれません。

仮に25,000ドルから40%の暴落が起きたとしても、ようやく2014年と同じ水準です。滅多に起こらないクラスの暴落が来ない限り、2014年の株価を下回ることはないのです。

もちろん、これも結果論なのでこれまでに暴落していた可能性もありました。しかし、結果的に投資ができなかった人の機会損失は相当なものになったのは間違いありません。

どちらにせよ結果論ですが、このことから分かるのは「僕たちが事前にそれ(株価の高低)を知ることはできない」という事実です。

大事なのは投資を継続すること

ドルコスト平均法」というものがあります。

ドル・コスト平均法(英:dollar cost averaging)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。

金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。

出典元:wikipedia

ざっくり言うと12万円を月に1万円ずつ、12ヶ月に分けて購入するということですね。ドルコスト平均法は、株価が高いときには買える株数は少なく、株価が安いときには多くの株数が買えます。

【毎月1万円購入する場合】

株価購入株数合計株数
1,000円10株10株
2,000円5株15株
500円20株35株

株価が1,000円のときに3万円分購入すると30株です。

しかし、株価が下がったときに多くの株数を購入することで、同じ3万円でも35株保有することができています。3万円で35株を購入したことになるので、平均取得単価は約860円となりますね。

逆に、株価が上がり続ける場面では最初にたくさん買っておくほうが多くの株数を保有できることになりますが、株価がどうなるかは分からないため、考えすぎても仕方ありません。

投資手法に正解はない

ドルコスト平均法は、途中で株価が大きく下がり、その後上昇していく場合には有効な手段となります。その後も下落が続いたり、ひたすら上昇する相場ではデメリットとなります。

ドルコスト平均法に限らず、どのような手法でも一長一短あると思いますし、メリットだけを謳い文句に投資の勧誘をしてくる人の話は、鵜呑みにしないほうが良いですね。

そもそも、未来は不確実である以上、投資そのものに正解があるわけではありません。そのなかでより良い選択=ベターな行動をすることが、投資家として重要になってきます。

ベターな行動=投資の継続

投資で重要なのは、それを継続することです。

そのために答えの分からない株価の高低を意識して疲弊するよりも、一定期間ごとに投資をしていくルールを作っておくと、精神的にも楽になるでしょう。

例えば、毎月1日に積立をする…とかです。

ドルコスト平均法は、一般的には同じ金額で買い付けることを指しますが、同額にこだわる必要はないと思います。

誰もが毎月同じ金額を投資に回せるとも限りませんし、自分のペースで金額は調整して、とにかく継続することが重要です。

米国株投資にタイミングは関係ない

米国株投資の有名な書籍に、ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資・第4版」があります。

この本によると、「過去100年において株価は8回のピークを付け、そのピークから10~30年に渡り、株式・長期債・短期債を保有したときに得られた実質利回りは、株式が最も高い」ということでした。

…ちょっと何言ってるか分かんない?

僕も投資をしていなければ意味が分からなかったでしょう。簡単に言うと、株価が高い時に投資をしても、長期的には株式のリターンが最も高くなるということです。

また、約20年の期間を取れば、米国株のリターンはマイナスになったことがないことも明らかになっています。

…ちょっと何言ってるか分かんない?

簡単に言うと、米国株は長期的に保有していれば、損をすることがなかったということです。

ここで言う米国株は、個別の株ではなく市場全体に投資をするインデックス投資です。ETFや投資信託で、分散投資をしていることが前提ですね。

つまり、その時期の株価が最も高いときに投資を始めても、長期的には株式のリターンが最も高くなり、そのリターンはマイナスにならない=損をすることがなかったのです。

そのため、いつ投資を始めても問題ない=タイミングを考える必要はないということになりますね。

リスクの意味

一般的に、リスクは「危険度」という意味で使われると思います。投資はリスクがあると考えられるのは、損をする危険があるから…という具合ですね。

しかし、投資で使われるリスクとは、「値動きの幅の大きさ」を指します。

株式投資は株価が上昇する幅も下落する幅も、元本保証の預貯金より大きくなります。そのため、預貯金より株式投資の方がリスクが大きいということは正しいです。

しかし、そのリスクには株価が上昇するという意味も含まれていますので、利益が出る可能性についてもリスクという言葉が使われることになります。

一般的に使われるリスク(危険度)の意味では、長期的にリターンがマイナスにならない株式は、リスクが低い…と言えますよね。

リスク(値動きの幅)は大きいけど、リスク(危険度)は低い。これが米国株の長期投資です。

リスクの意味については気にする必要はないかもしれませんが、知っておくことで役に立つ…ことがあるかもしれません。

機会損失を防ぐ

定期的に株を購入していくことは、機会損失を防ぐというメリットもあります。

先ほども言ったように、今が割高だと考えて投資をしていなかった場合、これまでの株価上昇の恩恵を一切授かることができませんからね。

もちろん、結果論なので違った形になっていた可能性もあります。

しかし、僕たちがそれを事前に知る術はないので、コツコツと投資を継続することがベターな選択でしょう。

最高のリターンを望まない

米国株はこれまで、そしてこれからも右肩上がりに成長を続けると思われます。そうすると、現在の株価が最も安いとも言えますね。

ということは、現時点で投資できる資金を全て投入するほうが、高いリターンが得られることのなります。

しかし、株価は長期的には右肩上がりでも、短期的には激しく上下するものです。延々と右肩上がりになることはありません。

数年程度では、現在の株価より下がっている可能性もありますし、しばらく上昇を続けるかもしれません。

やはりどうなるかは結果論ですから、一気に資金を投下した後、すぐに下げ相場に突入する可能性を避けるため、投資する時期も分散させるほうが望ましいと思います。

定期的ではなく、株価が安いときを見極めて資金を投下できれば最高のリターンを得られますが、問題はそんなこと簡単にできないということです。

株価を見極めているうちに投資をする機会を逃すと機会損失でしかありません。

僕は常々こう考えています。

そもそも投資で最高のリターンを求める必要があるのか?

そりゃ最高のリターンが得られるに越したことはないですが、実際にそれを求めようとすると、相応のリスクが発生します。機会損失もそうですよね。

今後もいずれ米国株が暴落する可能性は高いと思います。でも、もしかしたら僕たちが生きている間には暴落と呼べる暴落をすることはないかもしれません。

仮に、近いうちに暴落が訪れ、もうこれ以上下がることはないだろうとありったけの資金を投入したとします。が、さらにもう一段落の暴落に見舞われたら…

悔しいですねぇ、あれだけ安値で買うことにこだわっていたのに、その安値で

何もできない!!

なんて(大爆笑)。

「まさか」そんなことにはならないだろう、と思っているそこのアナタ。

2016年のEU離脱・トランプ大統領の誕生、2017年はビットコインの大躍進。これらが事前にどれだけ予測できたでしょうか?

今後も「まさか」そんなこと起こるわけがないと高をくくっていると、「またか…」と嘆くことになるかもしれませんよ。

最高を望むより、最悪を避ける

最高の結果を望むと、欲望が邪魔をして思うような行動ができなくなる可能性があります。

欲を出して最高のリターンを求めるのではなく、常に最悪の事態を避けられるような心構えでいることが重要です。投資における最悪の事態とは、株式市場から退場させられることです。

そうならないためにも、タイミングは深く考えず、時間も分散して投資を継続することがベターな選択になるのではないでしょうか。

まとめ

これから何十年と投資を続けていくのであれば、タイミングを見計らって投資をすることにほとんど意味はありません。それよりも、早く投資を始めて継続することのほうが、よっぽど重要です。

また、タイミングを気にせず定期的に投資をしていくことは、最高のリターンは期待できずとも、最悪の結果は避けられるでしょう。

投資で資産形成をしていくには、何よりも最悪の結果を避けることを重視する必要があると思います。

おしまい。


米国株投資をするなら一度は目を通しておきたい一冊。読書の習慣がない人には分厚くて取っ付きにくいですが、過去のデータなどを取り上げているため、投資をしたことがなくても理解しやすいと思います。

短期売買で、自分だけが他人を出し抜いて利益を上げることがどれだけ難しいのか、初心者こそインデックス投資をするべき理由が記されています。

日本一アンチが多い米国株ブロガー(?)であるバフェット太郎さんが手がけた一冊。初心者にも分かりやすい漫画形式なので、米国株投資を学ぶ最初の一冊には最適です。

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