米国株は買うタイミングを考える必要はない!

アイキャッチ株式投資

これから投資を始めよう、もしくは始めたばかりの方なら、株を買うタイミングってどうしたらいいのか迷うでしょう。

株式投資では安く買って高く売ることで利益を上げられることがありますが、熟練のトレーダーでも的確なタイミングを見計らって売買することはできません。しかし、米国株への長期投資なら、買うタイミングを考える必要がないと言っておきます。

なぜなら・・・

買うタイミングなんて考えても分かんねーし

冗談ではなく、これが真理です。

ただし、考えることを放棄しているわけではありません。あれこれ考えた結果、僕のような凡人はタイミングなど考えず、愚直に積立投資を行うことがベターな戦略になるということです。

スポンサーリンク

米国株は買うタイミングを考える必要がない理由

米国株は買うタイミングを考える必要がない理由は、考えたところで今の株価が高いか安いかは分からないからです。

2008年のリーマンショック後、米国株は目覚ましい成長を遂げてきました。

その結果、2013年にNYダウが14,000ドルの値をつけたとき、あちこちで「高すぎる!」と言われていたそう。

近いうちに必ず暴落すると考える人も多かったようですが、実際はその後も株価は上昇を続け、2020年2月には29,000ドルを越えるまでになりました。

もはや、今となれば当時の株価は安かった。むしろ、バーゲンセールとも言える価格だったことになりますね。2014年に株価が割高だと投資をしなかった人は、その後上昇を続ける株価を見て何を思ったでしょうか?

彼らは、「株価は近いうちに必ず暴落する!」(‘ω’)ドヤ!!

俺にもありました

となったのではないでしょうか?

来るべき投資のタイミングを見計らったまま、未だそのときを迎えずに過ごしているかもしれません。

仮に29,000ドルから50%弱の暴落が起きたとしても、ようやく2013年と同じ水準です。滅多に起こらないレベルの暴落が来ない限り、もはや2013年の株価を下回ることはないのです。

もちろん、これは結果論なので、これまでに暴落していた可能性もありました。しかし、結果的に投資ができなかった人の機会損失は相当なものになったのは間違いないでしょう。

上がるも下がるもどちらにせよ結果論ですが、このことから分かるのは、僕たちが事前にそれ(株価の高低)を知ることはできないという事実です。

真実はいつもひとつ!

米国株は長期的に高リターンを生む

米国株投資の有名な書籍に、ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資・第4版」があります。

この本によると、「過去100年において株価は8回のピークを付け、そのピークから10~30年に渡り、株式・長期債・短期債を保有したときに得られた実質利回りは、株式がもっとも高い」とのこと。

ちょっと何言ってる分かんないっす。

ですよね~。僕も投資をしていなければ意味が分からなかったでしょう。

カンタンに言うと、過去100年では株価が高いときに投資をしても、長期的には株式のリターンがもっとも高くなったということです。

また、約20年の期間を取れば、米国株のリターンはマイナスになったことがないことも明らかになっています。

ちょっと何言ってる分かんないっす。

ですよね~。カンタンに言うと、米国株は長期的に保有していれば、損をすることがなかったということ。この事実はとんでもないことだと思いませんか?

株は損をしそうで怖いから手を出せない人が多いのに、米国株は(長期的には)損をしなかったんです。古くは世界恐慌、最近ではリーマンショックなどの暴落が起きたにもかかわらずですよ。

なお、ここで言う米国株は、個別株ではなく市場全体に投資をするインデックス投資です。ETFや投資信託で、分散投資をしていることが前提となります。

【投資信託とは?】初心者でもわかるよう簡単に解説します
投資初心者が投資信託なんて買っても損をするだけ!なんて思っていませんか?もしそう思っているなら、それは大きな勘違いです。たしかに損をする商品が多いのは事実ですが、優良な投資信託なら資産形成に大いに役立ちます。ここでは投資信託の基本について解説していきます。

世界恐慌やリーマンショック前の株価が高かったときに投資を始めても、米国株への投資は長期的には報われてきました。

それが偶然なのか必然なのかによって意味合いが大きく変わりますが、米国株が成長を続けてきた理由を考えると、僕は必然だったと考えています。

そのため、今後も同じような展開になる可能性(再現性)は高く、僕たちはいつ投資を始めても問題ない=タイミングを考える必要はないということになるのです。

リスクの意味

一般的に、リスクは危険度という意味で使われます。投資はリスクがあると考えられるのは、損をする危険があるから…という感じですね。

しかし、投資で使われるリスクとは、値動きの幅の大きさを指します。

株式投資では、資産が上昇する幅も下落する幅も元本保証の預貯金より大きくなるので、預貯金より株式投資の方がリスクが大きいと言うのは正しい

しかし、そのリスクには株価が上昇するという意味も含まれているため、利益が出る可能性についてもリスクという言葉が使われることになります。

米国株は20年の期間ではリターンがマイナスにならなかったのだから、一般的な意味のリスク(危険度)で考えると、リターンがマイナスにならなかった株式はリスクが低いと言えます。

リスク(値動きの幅)は大きいけど、リスク(危険度)は低い。トンチのようですが、これが米国株の長期投資なんです。リスクの意味までは気にしなくてもいいですが、知っておくことで役に立つ…ことがあるかもしれません。

投資で重要なことは継続すること

ドルコスト平均法」というものがあります。

ドル・コスト平均法(英:dollar cost averaging)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。

金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。

出典元:wikipedia

ちょっと何言ってるか…

ですよね~。これは、ざっくり言うと12万円の資金を月に1万円ずつ、12ヶ月に分けて投資するということ。

ドルコスト平均法は、株価が高いときには買える株数は少なく、株価が安いときには多くの株数が買えます。

【毎月1万円購入する場合】

株価購入株数合計株数
1月1,000円10株10株
2月2,000円5株15株
3月500円20株35株

毎月1万円ずつ購入する場合、株価が1,000円のときは10株、2,000円なら5株、500円なら20株購入できますね。

株価が1,000円のときに30,000円分をまとめて購入すると30株を保有することになりますが、上図の場合だと合計35株保有しています。30,000円で35株なので、1株あたりの平均取得単価は約860円です。

平均取得単価が下がると、最初の株価(1,000円)に戻ったときには利益が出ることになります。この場合、1株あたり140円×35株なので、利益は約4,900円ということですね。

このように、ドルコスト平均法は株価が下がってもいずれ元の株価(かそれ以上)になれば利益が出ますが、株価が下がり続けると損失も増え続けます。

そのため、長期的に上昇するものへ投資することが重要ということです。株価が下がることなく上がり続けるときでも利益は出ますが、その場合は最初の時点で一括投資するほうが利益は大きくなります。

ただ、先ほども言ったように、僕たちが事前に今後の株価を予測することはできないため、それは机上の空論に過ぎません。

投資手法に正解はない

ドルコスト平均法は途中で株価が大きく下がり、その後上昇していく場合には有効な手段となります。その後も下落が続いたり、ひたすら上昇する相場ではデメリットです。

たまにドルコスト平均法を非難する声もありますが、どのような手法でも一長一短があるものです。そして、どれが正解・不正解ということはありません。

未来は不確実である以上、現時点で何が正しいかを確実に言い切ることはできないからです。そのため、自分ができるより良い選択=ベターな行動をすることが、投資家として重要なのではないでしょうか。

機会損失を防ぐ

ドルコスト平均法では定期的に投資をしていくことになり、それは機会損失を防ぐというメリットもあります。

結果論ですが、自分で割安か割高かを判断していると、2013年のように今後の資産を増やすチャンスを逃すことになりかねません。

ドルコスト平均法なら自分の感情を抜きにして、ルールに従い投資を継続していくことができるので、株価がいくらであろうが淡々と積み立てることができるです。

大切なルール

投資で最も重要なことは、株式市場から退場しない(損をしない)こと

世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットが定める投資のルール(格言)に、以下のようなものがあります。

  • ルール①…絶対に損をしないこと
  • ルール②…ルール①を絶対に忘れないこと

トンチが利いてるねぇ!

当たり前のように見えて難しいことですね。

投資の世界において絶対に損をしないとなると、手を出さないことしか方法はないので、これはあくまでも心構えです。

僕たちは、なるべく損をしないことを心掛けて投資を行い、それを忘れずにいることが重要ということです。

なので、なるべく損をしない方法を探るわけですが、それが米国株への長期投資ということになります。これまで長期で保有していればリターンはマイナスにならず、これからもそうなる可能性が高いからです。

そして、その(損をしない)ために必要なことが、投資を継続することであり、継続するにはドルコスト平均法で積み立てていくことがベターだと言えるでしょう。

最高のリターンを望むより最悪の結果を避ける

最悪の結果とは大損をして退場することです。最高のリターンとは、株価が安いときに大量に買い付け、株価が高いときに売却することですね。

しかし、そうすると株価が割高か割安かを常に考える必要があり、判断を誤れば投資をする機会を失う可能性もあります。最悪、高値掴みをした後に株価が下がると焦って損切り…なんて可能性も拭えません。

つまり、最高のリターンを望むと、最悪の結果に結びつく可能性が高くなると言えます。

米国株は、これからも上げ下げを繰り返しながら上昇していく可能性が高いです。

ならば、ドルコスト平均法で積み立てていき、下手に売却さえしなければ損をする可能性は低く、それは最悪の結果に繋がる可能性も低いということ。

ドルコスト平均法は、ベストな選択肢ではないかもしれません。ただ、投資に不要な個人の感情を抜きに投資ができることからも、ベターな選択肢であると考えています。

コロナショック到来で株価暴落

2020年、世界は未知のコロナウイルスによって大きな被害を被っています。もちろん、企業も大ダメージを受け、株式市場は暴落。

リーマンショックが100年に1度の金融危機と言われていましたが、それからわずか10年で同レベルのショックが発生しました。人の言うことはあてにならないことが良く分かりますね。

ここ数年、リーマンショックからの反動で米国株市場は歴史上、類を見ないほどの上昇相場で盛り上がっていました。

世界恐慌やITバブル・リーマンショックを経験してもなお、右肩上がりに上昇する米国株の情報がカンタンに得られるようになるにつれ、米国株投資を行う人が増えてきています。

さらに老後の2,000万円問題などが取りざたされ、貯蓄だけでは将来が不安になるから個人で投資を…という国の方針も相まって、最近になって投資を始めた方も増えてきたでしょう。

トランプ大統領が誕生した頃に投資を始めていれば、その後の株価上昇でウホウホしている人が多かったかと思いますが、ここ1~2年で始めた方はそこまで良い思いをすることなく、今回のコロナショックが直撃したことになります。

どちらにせよ、ほとんどの人がコロナショックによって含み益は吹き飛び、含み損を抱えることになったのではないでしょうか。

コロナショックの前に株を売却し、ほとぼりが冷めた頃に買い戻せれば最高の結果になりますが、果たしてどれだけの人が今回の出来事を予測することができたのか?

米国株は最高値を更新していたこともあり、そろそろ危ないと考える人もいたのは確かですが、その引き金を引くのが未知のウイルスというところまで予測できた人はいなかったはず。

つまり、そろそろ暴落するぞ!と警鐘を鳴らしていた人が正しかったわけではなく、今回の暴落はたまたまタイミングが重なっただけであり、あくまでも結果論に過ぎないのです。

今現在コロナショックによって大きな含み損を抱えることになっても、やることは変わりません。今後、どのタイミングで株価が上昇し、また暴落するかは誰にも分からないので、ただコツコツと積立投資を続けていくだけです。

20年後の株価を想像してみる

それでも今の状況だと投資するのが怖い…と考える人もいるでしょう。そんなときは、現在の株価は20年後に比べてどうかを考えてみましょう。

もちろん、20年後の株価なんて誰にも分かりませんが、米国株(NYダウ)の20年前の株価は約11,500ドル、2020年3月末の株価は約22,000ドルです。(ほんのひと月前には約29,000ドルでした)

いくら優良企業が数多くある米国企業といえど、今回のコロナショックから立ち直るには時間がかかる可能性はあります。それでも世界中に必要とされる商品を開発・生産し、たくさんの雇用を生み出す企業であれば、いずれコロナショックを乗り越えてゆくでしょう。

それがいつになるかは分かりませんが、少なくとも暴落前の約29,000ドルを超えていく可能性はほぼ間違いない。なぜなら、これまでの暴落でも同じように乗り越えてきたからです。

今回のコロナショックによって、これまでの歴史が覆り世界的大不況が延々と続く…と考えるほうがおかしいと思いませんか?

20年後には「20年前の株価は安かったなぁ」と言っている。それが、これまでの米国株の歴史なのです。

まとめ

当然ですが、株価が安いときに買えるに越したことはありません。

しかし、何度も言うように現時点での株価の高低は僕たちが判断できるものではない。下手に判断するよりも機械的にコツコツと投資を継続していくことが、僕たちにできるベターな選択であり、タイミングを考えずに投資ができる方法でもあるのです。

重要なのは、早く投資を始めて長く継続していくこと

投資を早く始めることで、配当金の積み重ねが大きな影響を与え、損をする可能性が下がります。さらに、複利効果によって資産も増えていく。実際、リーマンショック後から投資を始めていれば、コロナショックでも含み益のまま過ごせているんですよね。

最後に、ドルコスト平均法の最大のデメリットをお伝えしておきましょう。それは、退屈で面白味のない投資になるということです。

だが、投資に面白さは求めてねぇ!

と考えている方なら、米国株への長期投資が最適です。これから投資を始めるなら、つみたてNISAをおすすめします。

https://xn--n8jr8c3bz579cbda294h.xn--tckwe/tsumitatenisa/

コメント