【自転車保険】の基本を解説。義務化されても加入する必要がない人もいます!!

2017年12月に女性大生が自転車に乗りながらスマホを操作して、歩いている77歳の女性に気付かず衝突し、女性が死亡した事件は記憶に新しいと思います。

そもそも自転車に乗りながらスマホをいじったり、両耳にイヤホンをして音楽を聴くような行動を避けるべきですが、事故を起こした際には多額の賠償金が発生するケースも。

自転車だから…と軽く見ていてはいけません。これまでも自転車事故で9,500万円もの賠償責任が発生したこともあり、常に不測の事態には備える必要があります。

一部地域では義務化されるようになったものの、全国的にはまだまだ義務化が進んでいません。義務化されていなくても、自転車に乗る機会があるならいつ事故が起きてもおかしくはありませんから、対策はしておく必要があります。

ここでは自転車保険について、基本的な内容を解説していきます。

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自転車保険とは

自転車保険は、大きく分けて2つの補償で構成されています。

1つは事故を起こした際に、相手方への補償をしてくれる保険。この補償が自転車保険で最も重要なもので、ほとんどの契約で補償される保険金額が1億円~で設定されています。

これまでの事例から1億円の補償があれば十分だと思いますが、中には2億円まで補償する契約もあります。その分、保険料は少し高くなりますけどね。

もう1つは自分の怪我に対する補償です。

いわゆる医療保険のようなものですね。どのような状況の事故まで補償されるかは、保険によって違うため、保険の内容をよく読んでおく必要があります。

相手方への補償とは違い、自分の怪我の治療費に関しては高額になる可能性はそれほど高くないため、必ず必要なものかと言われると…個人的にはあまり要らないかなと思います。

自転車保険は主にこの2つの補償がセットになった保険です。

これに加え、事故が起きた時の示談交渉サービスなどがあったりしますが、自転車保険とは兎にも角にも、相手方への補償を確保することが最大の目的であることを覚えておきましょう。

自転車保険の一例

自転車保険の契約ができるところは様々ですが、ここでは一例として「au損保 Bycle」を取り上げます。

まず、Bycleで相手側への補償をしてくれる内容がこちら。

ブロンズコースで2億円、シルバー・ゴールドコースなら3億円まで補償されるため、多額の損害賠償が発生しても心配する必要はありません。また、示談代行サービスも付いています。

また、交通事故以外でも補償の対象になるケースがあります。

自転車保険とは言うものの、飼い犬が他人に噛みついて怪我をさせた場合などにも保険が適用されるケースもあり、非常に幅広いところまでカバーできるんです。

続いて自分の怪我に対する補償の内容はこのようになっています。

こちらも自転車事故以外でも保険金が受け取れる可能性があり、事故の原因が自転車だった場合は保険金が2倍になるという特殊なシステムで、保険金の金額はブロンズ・シルバー・ゴールドコースによって違います。

各コースの保険料はこちら。

この保険では補償金額によるコースの他に、本人のみを対象とするか、家族も含むかなどによって保険料が変わってきます。単純に家族の人数が多ければ、家族タイプに加入する方が割安になりますね。

最も安いブロンズコースの本人タイプで年間保険料は約4,000円と、金額的には大きな負担にはならないでしょう。

しかし、だからと言って必ずしも加入すれば良い…というわけでもないのです。

自転車保険に加入する必要がない人

自転車保険に加入する最大の目的は、相手方への補償を確保することです。

言い換えれば、相手方への補償を確保していれば自転車保険に加入する必要はありません。加入が義務化されている京都市のHPにも、以下のように書かれています。

自転車保険はその補償を確保する一つの手段だと言うことです。

自転車保険以外の手段としては、以下のようなものがあります。

個人賠償責任保険

この個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険などの特約で加入している人も少なくありません。しかし、中にはそのことを知らずに契約している人もいるでしょう。

また、自転車保険では本人タイプだと補償の対象は本人に限定されますが、個人賠償責任保険では本人以外にも、以下の人まで補償の対象範囲となります。

・本人
・配偶者
・同居の親族
・別居の未婚の子

対象の範囲が広いため、実は補償の対象になっているにもかかわらず別で加入してしまっている…というケースがあるんですね。

また、補償の内容も自転車保険の時と同様に、飼い犬が他人に噛みついて怪我をさせた場合などにも適用されます。つまり、補償が本人以外にも適用される以外は、自転車保険の内容と変わりません。

個人賠償責任保険の保険料自体は非常に安いので大した損失にはなりませんが、重複加入する意味はないので確認しておくことが重要です。

TSマーク付帯保険

TSマークとは、自転車安全整備士が点検・整備をした自転車に貼付されるもので、それに付帯して保険が付くようになります。

自転車にこのマークが貼られていれば、相手への補償と自身の怪我に対する補償が受けられる保険に加入していることになります。

ただし、左の第一種だと補償金額が不十分なので、青色のシールが貼ってある場合は自転車保険か個人賠償責任保険に加入しておく方が良いです。

第二種なら1億円の補償があるので、金額的には十分。ただ、これらは人ではなく自転車に掛かる保険となるので、点検してもらえる利点はありますが保険としては使い勝手はそれほど良くないかな…という感じですね。

まとめ

個人賠償責任保険やTSマーク付帯保険に加入していれば、自転車保険の加入が義務化がされている地域でも必要な補償は確保されます。

ただ、個人賠償責任保険には自分の怪我に対する補償はありません。(TSマークは多少の補償があります)

そこは医療保険に加入してカバーするか、そもそも医療費がそこまで高額になる可能性は高くないので医療保険には加入しないという選択もあります。

どのような選択をするかは個人の判断になりますが、何も知らないまま重複加入して無駄な保険料を支払うことは避けたいですね。

おしまい。

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