米国株投資におすすめの投資信託・ETF

僕は初心者でも経験者であっても、資産形成には米国株への長期投資が最適だと考えています。

米国株投資は基本的に積み立てをしていくだけで、ほとんどほったらかしで資産形成ができるからです。

経済や金融に興味はないけど資産形成がしたいという方にとっては、ほったらかしでも大丈夫という点はとても魅力ではないでしょうか?

正直、僕も経済には興味がない側の人間です。

投資自体を楽しんでいるわけではありませんが、投資の必要性は感じているのでほったらかしで良い米国株投資はうってつけでした。

ただし、米国株なら何でも大丈夫というわけではありませんので、ここでは長期投資に最適なETF・投資信託を紹介していきます。

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投資信託とETFの違い

まず、ETFと投資信託の違いについて説明しておきます。そのくらい知ってるよという方は、おすすめの商品へ進んでください。

どちらも幅広い分散投資ができる商品ですが、大きな違いは株式市場に上場しているかどうかです。

ETFは正式には「上場投資信託」と呼び、その名の通り株式市場に上場しています。そのため、市場の取引時間中に売買をすることができます。

一方、投資信託は株式市場に上場しているわけではないため、取引時間中に売買することはできません。

ETFは自分の買いたいと思う価格で購入することができますが、投資信託は注文を出したときにはいくらで約定(取引)できるか分からないのです。

ただ、長期投資であれば気にする必要はありません。価格を気にするよりも、投資を継続していくことのほうが重要です。

信託報酬

ETFと投資信託では、お金を預けてファンドマネージャーに運用してもらうことになります。そのための経費を「信託報酬」と言います。

信託報酬が高ければ優秀な人が運用している…というわけではありません。信託報酬はリターンに直接影響してくるので、安いに越したことはないです。

信託報酬は一般的に投資信託のほうが高めで、ETFは年率0.05%前後まで抑えられている商品もあります。

ただ、投資信託は売買の手数料が無料(ノーロード)ですが、ETFはやや割高な手数料が必要になるため、一概にどちらが良いとは言い切れないですね。

また、投資信託には記載されている信託報酬以外にも「隠れコスト」と呼ばれる経費が発生します。

実際に掛かる費用(実質コスト)はもう少し高くなると考えておきましょう。

配当金と分配金

株式を保有していれば配当金が貰えます。投資信託もETFも、運用先が株式を保有していることには違いないので、企業から配当金を受け取っています。

それを投資家に還元する際には「分配金」と呼び、ETFでは配当金のみを分配し、投資信託ではそこに売買益も含めて分配することもあります。

投資信託によっては、分配金を出さない商品もあります。その場合、配当金を自動的に再投資しているため、決して損をするわけではありません。

むしろ、分配金を受け取ると税金が発生しますが、投資信託内で再投資される分には税金が掛からないので有利とも言えます(複利効果が活きる)。

ETFでは分配金が出るたびに、米国で10%・日本で約20%が課税されるので、実際に受け取れるのは約72%まで減ってしまうんですね。

米国で課税された分は「外国税額控除」によって所得税や住民税から差し引くこともできますが、確定申告が必要になります。

ETFと投資信託はどちらが良いのか

ETFと投資信託は一長一短なので、どちらが良いと言い切ることはできません。

ただ、ETFの売買手数料は取引額が少ないほど割高になるため、一度に10万円以下の取引しかできない方は投資信託のほうが向いているかもしれません。

※ 2019年7月8日から、マネックス証券で手数料が大幅に引き下げられました。これにより、ETFも少額から買付できるようになります

運用額が大きくなってくると信託報酬に大きな差が出てくることも確かです。

投資信託では年率0.2%前後の信託報酬も、ETFなら年率0.04%という商品もありますからね。

将来的に運用額が3,000万円にもなれば、0.2%で年間60,000円、0.04%で年間12,000円と結構な差が出てきます。

3,000万円なんて自分には関係ないと思うかもしれませんが、毎月30,000円を年率6.8%(米国株の過去平均リターン)で30年運用すれば、3,000万円を超えてきます。

運用額が少ないうちは投資信託、運用額が大きくなってきたらETFへ移しかえるという方法もアリかもしれません。

将来的にどちらが高いリターンを生むかは誰にも分かりません。

しかし、どちらを選んでも十分なリターンを得られる可能性は高いので、あまり深く考えすぎなくても良い問題かな…と思いますね。

ということで、ここからようやくお勧めの商品を紹介していきます。

お勧めのETF

VTI

米国企業のほぼ全てを対象に投資ができるETFで、信託報酬は年率0.04%という破格の安さ。

分配金の利回りは記事作成時点で約1.8%となっていて、税引き後では約1.3%になります。ただし、NISA口座なら米国での10%分しか課税されずに済みます。

目を引くような利回りではありませんが、米国企業は株価の上昇に加え、配当の増加にも期待ができるため、長期で保有しているだけで十分なリターンが期待できることでしょう。

これ一本だけで問題ないと言われるくらい、非の打ちどころがない商品です。

VT

こちらは全世界を対象に投資ができるETFで、信託報酬は年率0.10%です。

究極の分散投資とも言えますが、分散させすぎることで低成長の国までカバーすることになり、米国一本よりリターンが劣る可能性はあります。分配金利回りは約2.3%、税引き後で約1.6%となります。

米国だけで十分か、世界全体へ投資をしておくほうが良いのか、人によって意見が分かれるところですね。個人的には米国一本に魅力を感じます。

世界全体と言っても、その内訳は50%以上が米国への投資となっています。

VDC

こちらは米国の生活必需品セクターに投資ができるETFで、信託報酬は年率0.10%です。

生活必需品は不景気でも売上が落ち込まずに安定しているため、株価の下落相場に強いとされています(下がるときは下がる)。分配金利回りは約2.5%、税引き後で約1.8%です。

組入銘柄の上位にはP&G、コカ・コーラ、ペプシコ、ウォルマート、フィリップモリスなど、世界的大企業が名を連ねています。

生活必需品セクターは、これまで投資家に大きなリターンをもたらしてきました。今後もそうなることに期待したいですね。

VYM・HDV

こちらは米国の高配当銘柄に投資ができるETFで、信託報酬はどちらも年率0.8%です。

VYMは399銘柄、HNDは75銘柄で構成されており、VYMのほうが広く分散されていることになります。分配金利回りはVYMが約3%、HDVが約3.4%で、税引き後では約2.1%・2.4%となります。

配当はリターンに大きく貢献すると証明されており、優良高配当銘柄で構成されるこれらのETFは魅力的ですね。

ただし、高配当銘柄には成熟企業が多く、株価の上昇にはあまり期待できないことは覚えておきましょう。

VYMとHDV、どちらが良いかは正直わかりません。そのため、僕はどちらも保有することにしました。

SPY・IVV・VOO

いずれもS&P500に採用されている米国を代表する優良企業へ投資ができるETFで、信託報酬はSPYが年率0.09%、IVVとVOOが年率0.04%です。

それぞれ販売している会社が違うだけで、今後のリターンには大きな差はないでしょう。

世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットが自分の死後、妻に資産の90%をS&P500で運用するようにと伝えているほど、S&P500は有望なのです。

ちなみに、SPYが設定されたのが1993年で、それ以降の価格推移がこちら。

・1993年 株価45ドル 分配金0.2132ドル
・2016年 株価213ドル 分配金1.08ドル
・2018年 株価264ドル 分配金1.322ドル

株価とともに、分配金も上昇していることが分かります。短期的な値動きは気にせず、長期で保有していれば今後も株価・分配金ともに上昇してくれるでしょう。

お勧めの投資信託

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

S&P500への投資ができる投資信託で、信託報酬は年率0.162%です。

運用報告書が交付され隠れコストも判明し、それを合わせた実質コストは約0.24%となり、米国株式へ投資ができる商品としては最安です。

S&P500への投資が優れていることは先ほども説明した通りですので、投資信託で運用するならこの商品が最有力と言えるでしょう。

おすすめなのにこれ以上言うことがない…ブロガー泣かせの商品ですね。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式(日本除く)

日本を除いた全世界を対象に投資をする投資信託で、信託報酬は年率0.15336%です。隠れコストを含めた実質コストは、約0.27%となっています。

上記のS&P500が米国の500社に絞っているのに対し、こちらは全世界(日本を除く)を対象に、約2,000社以上に分散して投資を行います。

ETFでいえばVTのような商品ですね。

米国一本で納得できるか、世界全体まで対象を広げたいのか、どちらが正解かはわかりません。

この商品は投資先に日本を除いていますが、日本はこれから少子化・高齢化社会へとなっていくため長期的に投資をする価値はなく、投資先は日本を除いても…と個人的には考えています(素人意見)。

楽天・全米株式インデックスファンド

米国のほぼ全ての企業を対象に投資をする投資信託で、信託報酬は0.1696%です。初年度の運用報告書で、実質コストが0.3112%と判明しました。

米国株投資家からは、思いのほか高かった…という印象を受ける方が多かった気がします。

ただ、隠れコストは今後も同じ数値になるとは限らず、もう少し安くなる可能性もあるでしょう(逆もまた然り)。

これはVTIを楽天が投資信託として運用している商品になります。

楽天を通すことで信託報酬がVTIより高くなりますが、売買手数料が無料なので少額で投資するならこちらがお勧め。

分配金を課税されずに再投資できるのも有利ですし、S&P500より分散された全米株式のほうが良いと思うなら最適な商品ですね。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim新興国株式インデックス

これからの成長に期待できる新興国に投資をする投資信託で、信託報酬は0.20412%、実質コストは0.36%です。

この投資信託では、アジアに約74%・中南米に約12%・中東・アフリカに約9%・欧州に約5%の計24か国・837銘柄に分散投資ができます。

新興国は目覚ましい発展を遂げる可能性もありますが、逆に伸びずに衰退することもあり、集中投資をするのはリスクが高いと思います。

企業の成長がそのまま株主の利益になるとは言い切れず、利益がしっかりと還元されてこそ株主の利益になります。

新興国よりも米国のほうが株主還元に積極的である可能性は高く、それが米国株が株主に利益をもたらす一つの理由でもあるでしょう。

また、新興国株式関連は、先進国や米国株に比べて信託報酬がやや高めに設定されています。

投資のメインではなく、サブ要素として投資をしておくくらいが丁度良いかな…と思いますね。

まとめ

サクッと紹介するつもりでしたが、気付けば長くなってしまいましたので、簡単にまとめておきます。

【お勧めのETF】

  • VTI
  • VT
  • VDC
  • VYM・HDV
  • SPY・IVV・VOO

【お勧めの投資信託】

  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全米株式(S&P500)
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式(日本除く)
  • 楽天・全米株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド

ご覧いただいても分かるように、どちらにせよ投資の対象としているのはほとんど同じということです。

とくに、新興国以外の3商品であれば、どれをメインに運用しても十分なリターンを得られる可能性が高いので、どれを選んでも良いでしょう。

つみたてNISAやiDeCoは投資信託で運用することになるので、これらの商品をメインにすることをおすすめします。

投資は自己責任とは言いますが、情報を発信している身としては、その一言で片付けるのは少し無責任な気もします。

これらの商品を保有し続けて、30年後に損をしていたらそのときは僕を責めてください。その代わり、利益が出ていたら1割ください。

おしまい。


米国株投資に関する記事を一覧にまとめています。知っておくと人生の役に立つことは間違いないので、ぜひご覧ください。

米国株投資のすすめ

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