穴馬の探し方を実例付きで解説

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馬券を的中するには人気馬から買うことが近道ですが、競馬で勝つためには人気馬ばかり買っていては難しくなります。なぜなら、的中率が高い予想は回収率が伸びづらいからですね。

【当たるのに勝てない?】競馬の的中率と回収率の関係性
世の中にはよく馬券は当たるのに勝てない人もいます。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?それは、的中率と回収率は相反するものであり、当てにくい人気薄を買うほうが勝ちやすいという複雑な仕組みなっているからです。

もちろん、馬券が的中すれば大きく負けることも避けられるので、楽しむ分には悪くないかもしれません。しかし、競馬で勝とうと思えば穴馬を探すことが重要。

穴馬といっても、ただ人気のない馬のことではありません。ここでいう穴馬とは、人気はないが好走する力のある馬のことです。

とはいえ、穴馬を見付けるのは簡単ではないですよね。人気がないのは凡走している馬が多く、ただ弱いだけの可能性が高いからです。

ここでは穴党の僕が普段の予想で意識していることをもとに、穴馬の探し方について紹介していきます。

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血統は秘めた才能を予想するツール

私が予想する際、軸としているのは血統です。

きっかけは、ディープインパクトが敗れた凱旋門賞で、亀谷敬正という人がディープは99%負けると宣言し、その理由が血統によるものだったから。

実際にディープは敗れ、亀谷氏が推奨するレイルリンクが優勝した衝撃は忘れられません。まさにカメタニインパクト!

それ以来、私は亀谷氏のコラムや書籍を読み、血統を予想に取り入れるようになりました。あれから10年以上が経過しましたが、血統は時代とともに変化していくので、まだまだわからないことはたくさんあります。

血統の重要性

血統は、未知の才能を予測するのに最も適したツールです。

毎年のようにディープインパクト産駒が高額で取引されるのも、血統が将来走る可能性を予測させるからに他なりません。2017年には、ディープインパクト産駒が5億8,000万円の超高額で落札されたことが話題になりましたね。

実際に、良血馬は大レースでも多数活躍しています。

JRAで2017~2019年の3年間に行われた芝のG1は全部で65レース。そのうち、約半数の30勝を、ディープインパクト・ハーツクライ・ロードカナロアの産駒で占めています。

もはや、これらの良血馬には降参するしかないのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。

むしろ、ディープインパクトは優秀すぎるがゆえに、馬券的には美味しい思いをすることだってできるのです。

血統で適性を見極める

ディープインパクト産駒は芝のG1レースでは猛威を奮う一方で、ダートのG1レースでは2018年にようやくアンジュデジールがJBCレディスクラシックを制したくらい。

そもそも、ダートG1に出走できるディープインパクト産駒が少ないのです。なぜ、あれだけ芝で強いディープインパクト産駒が、ダートではこのような成績になるのか?

それは、ディープインパクト産駒は芝の主流レースで走る才能に溢れる一方、非主流のダートを走る才能がほとんどないからです。

同じことは、海外競馬でも言えます。

日本のトップクラスが凱旋門賞で勝てないのは、基本能力の差ではなく、海外のレースに対する才能が劣っているから。逆に欧州の一流馬がジャパンカップであっさりと負けるのも同じく、東京の芝を走る才能が劣っているからですね。

ほとんどの競走馬は、どこかに秀でた才能がある分、どこかの才能は欠如しているのです。稀に、才能に満ち溢れたスーパーホースも誕生しますが、それは例外と考えましょう。

既に実績のある舞台に適性があるのは素人でも分かります。しかし、血統は初ダートや距離変更、前走との条件変化で激走する可能性がある馬を探すときに、非常に有効なツールになります。

デビューから芝で3戦連続2着に好走し、初めてダートに出走してきた馬は、間違いなく人気になるでしょう。

しかし、血統を見ればダートの才能がある馬なのかどうかを判断することができます。

父ディープインパクト・母父トニービンという血統なら、その馬は父・母父ともにバリバリの芝血統。ダートの才能があるとは思えず、実際に凡走する可能性は高いです。

血統だけで100%見抜くことはできませんが、少なくとも成績だけで飛びつくことはありません。

穴馬の探し方

それでは、実際に穴馬の探し方をみていきます。

血統は穴馬を見付けるのに有効なツールですが、血統だけで全てを判断するのは難しいのが正直なところ。

いろんな要因を加味して穴馬を探すわけですが、穴馬と人気馬では基本的に評価の仕方を変える必要があります。

穴馬はプラス材料を探す

穴馬を選ぶときに最も重要なのが、穴馬はプラス材料を探すことです。

人気のない馬は、近走の成績が悪い・調教が良くないなどの悪材料が多いから人気がないわけで、そんな馬のマイナス材料なんて、探せばいくらでも出てくるでしょう。

そんなことはやるだけ無駄でなので、それよりも穴馬はプラス材料に目を向けます。

プラス材料の全くない人気薄は、ただの弱い馬である可能性が高いです。しかし、プラス材料と言ってもどうやって見付ければいいのか?

それは経験がものをいいますので、たくさんの予想を繰り返し、たくさんのレースを見て学んでいくことが必要です。

一例として、以下のようなことが挙げられます。

  • 過去に好走実績のあるコースへの条件替わり
  • 得意なローテーション(短縮・延長など)
  • 今回有利な枠・脚質
  • 前走10着でも高レベルレースで着差は0.5秒程度
  • 好凡走のリズムが一定で、今回好走のリズム

どれだけ考えても、毎回好走してくれることはありえません。しかし、トータルの回収率が100%を超えれば馬券収支はプラスになるのです。

穴馬を狙っていれば、3着以内に好走する確率はせいぜい20~30%がいいところでしょう。勝率では10%あるかないかというレベルになると思います。

勝率が10%なら、平均して単勝10倍以上の馬をピックアップできればプラスになりますね。僕の場合、2017年~2019年10月までの本命馬は、勝率がわずか6.7%…

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低すぎて笑えない!

しかし、単勝回収率は99%と、わずかにプラスには及びませんでしたが、平均を大幅に上回る回収率を記録しています。この勝率でですよ。

まだまだ精進しなければなりませんが、ある程度は穴馬のプラス材料を見付けることができていると言えるのではないでしょうか。

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THE・自画自賛!

人気馬は疑え

人気馬の場合は、逆にマイナス材料を探します

人気馬は成績が良かったり、実績のある馬が多いので素人でも強いことはわかります。そんな馬のプラス材料なんて、探せばいくらでも出てくるでしょう。

しかし、競馬はさまざまなアクシデントが起こるものです。

競走馬は、いつでも100%の力を発揮するわけではありません。出遅れ・落馬・故障など、こういったリスクは人気馬・人気薄に関係なく持っています。

むしろ、人気馬はマークがきつくなる分、人気薄よりプレッシャーを受けるというリスクが高くなりますね。

本命党が勝ちにくい原因には、こういったリスクは同様に発生することが考えられます。そのわりに人気馬のリターンは少ないので、オッズとのバランスが釣り合わないことが多いんですね。

とはいえ、1~3番人気のいずれかが3着以内に入る確率は約90%あるので、全ての人気馬を切り捨てては、当たるものも当たらなくなります。

最もリターンが大きくなるのは、1番人気が消えるレースです。

まずは1番人気になりそうな馬をチェックし、その馬の不安材料を探してみましょう。

スマート出馬表というツールを使えば、前日の夜からどの馬が何番人気になるのかある程度判断できます。無料で使えるのでおすすめですよ。

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1番人気の不安材料を探し出し、そのリスクに見合わないオッズだと思えば、他の馬から勝負するだけで、これまでより良い結果になる可能性だって十分ありえます。

穴馬の探し方・実例

実際に僕が買ったレースで、穴馬をどうやって探したか、人気馬をどうやって消したかを紹介します。

なお、ここで取り上げるのは何百レースと予想したなかで上手くいった一例に過ぎないので、同じように予想しても大半ははずれるのが普通ですよ。

【2020年3月29日】高松宮記念・芝1200m

このレースで僕が本命にしたのは、9番人気のモズスーパーフレア。

快速馬であることは周知されていますが、前年の高松宮記念で大敗していること、近2走では8着・4着と馬券外だったこと、メンバーレベルが高かったことなどから、一気に人気落ちしていました。

高松宮記念で好走しやすい血統は米国型の血を持つ馬で、モズスーパーフレアの父は米国型ミスプロ系。母父もスプリント適性の高いダンチヒ系と、血統面では文句なし。

近走は敗れているとはいえ、ともに差しが決まる馬場でした。そのなかでも大きく負けることはなく、力が衰えているわけではありません。

であれば、展開次第ではスプリンターズSで2着だったこの馬が上位に入ることは十分に考えれらます。

結果、好スタートを決めて楽逃げできたことで、降着騒ぎがありましたが見事G1制覇を達成しています。

【2020年1月6日】京都12R・ダート1200m

このレースで僕が本命にしたのは、7番人気のアユツリオヤジ。

2走前に500万下を勝ち上がり、昇級の前走は2.1秒差の14着と大敗しており、このクラスでは通用しないのではと思われていることがうかがえます。

しかし、この馬が力を発揮できるのは先行したときということが戦績からわかり、大敗した前走は3角で10番手とチグハグな競馬。

父サウスヴィグラスの産駒には、気分が乗らないと走ることをやめてしまうタイプが多く、アユツリオヤジの前走も力を出し切って負けたとは限りません。

であれば、外目の枠に入った今回、すんなり先行できれば通用する可能性はあると予想するのは難しくありません。

結果、2番手から低評価を覆す走りで見事1着。2着にも人気薄が入り、馬連は3万馬券の大荒れでした。

もちろん、通用しない可能性だって十分あるので、これは人気がない馬だからこそ狙う価値があったことになります。

【2019年8月25日】新潟10R・芝1400m

このレースで僕が本命にしたのは、9番人気のツーエムマイスター。

前走は13着と大敗も、G3の中京記念で差し馬が上位独占する流れを逃げてのものですから、情状酌量の余地はある。

2走前は前残りを逃げて2着、3走前は差し決着を逃げて6着、その前は出遅れて12着、その前は差し決着を逃げて7着と、凡走しているのは展開不向きの流ればかりです。

また、父メイショウボーラーの産駒は前走から短縮ローテが得意で、前走は展開不向きに加えて延長ローテの二重苦。今回は短縮ローテとなり、展開ひとつで上位争いしてもなんら不思議はない状況です。

結果、差し馬が上位を占めたなかで唯一3着に残ったのがツーエムマイスターでした。展開は向きませんでしたが、延長ローテからの短縮ローテが効いたと思い込んでいます。

【2019年3月24日】中京5R・芝1400m

このレースで僕が本命にしたのは、8番人気のバルトフォンテン。

前走は初めてダートに出走して13着と大敗していますが、父アンライバルド・母父サクラバクシンオーという血統と、戦績から芝が向いていることが明らかで、前走は度外視できます。

それ以前は現級で0.2秒差4着、0.4秒差7着と善戦しており、いつ好走しても不思議はない能力は持っています。さらに、前走ダートで嫌な経験をした後の芝戻り。

馬としては前走より遥かに気分よく走れる条件になっているため、低評価ながら3着に健闘してくれました。この後は、2戦続けて2着と好走しています。

穴馬の探し方まとめ

実例で紹介した穴馬は、いずれもマイナスポイントを探せばいくらでも見つかるような馬です。

しかし、人気がない馬はマイナスポイントよりもプラスポイントに目を向け、人気との兼ね合いで勝負するかどうかを考えることが重要。

逆に、人気馬の場合はマイナスポイントに目を向けて、凡走する理由を考えるようにしましょう。

競馬は参加者同士でお金を奪い合うゲームです。

他の人が買えないような馬はそれだけ見返りが大きくなるため、人気薄を買う判断材料は、他人の批判を気にする必要はありません。むしろ、ナニイッテンダコイツ?…と思われるくらいで丁度いいかもしれません。

自分で納得できる理由を見付け、それを信じて予想するだけです。

あまりにも結果が伴わないときは予想の仕方を変える必要がありますが、簡単に穴馬が選別できるようにはなりません。

失敗と反省を繰り返し、それを活かして努力できる人だけが、競馬で儲ける資格があるのではないでしょうか。

【危険!】人気馬に潜むリスクを理解しよう
「人気と実力は必ずしも比例しない」競馬を長く見てこられた方なら、嫌というほど痛感していることではないでしょうか。実際に人気馬は強いことも多いですが、強ければ馬券になる…というものでもないのです。

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