選挙に行かないヤツは政治に文句を言う権利はない!と考える人は多いですね。
個人的にはなぜこのような考えになるのか意味がわからず、ネットで色々な意見を調べてはみたものの、納得できる答えがありません。
納得できる答えがない以上は、僕は選挙に行かなくても文句を言うくらいええやんって考えは変わらないです。
選挙権の行使は義務ではなく権利
選挙で投票するかどうかは、あくまでも権利です。
権利は必ず行使しなければならないわけではないですし、必ず投票しなければならないなら法的にそう記すべきでしょう。
でも、現実は権利なので投票をしない選択をするのも自由。行使したい権利なら行使するし、行使する気にならない権利なら行使しない。それだけのことですよね。
それが、なぜか選挙に関することになると、普段は政治になんの興味も持っていないような人まで「選挙に行かないヤツは~」と言い出すのが不思議で仕方ないです。
無関心な投票に意味はあるのか?
選挙に行かないヤツは~の言い分だと、選挙にさえ行けば文句を言う権利はあるということですね。
では、こういったケースではどうなのか?
政治にまったく関心はないけど、周囲の目が気になるからとりあえず投票だけ行きました…というAさん。
政治に確固たる信念があり、今の候補者には自分の期待する政治を実現できる人がいないので投票には行かない!というBさん。
難しいことはわからないAさんは、消費税は撤廃して議員の数を半分以下にし、最低賃金を2,000円に上げろボケー!と、無理難題な文句ばかり。
一方、Bさんは今の日本を救える可能性のある的確な批判を発信し続けています。
このような場合でも、Aさんの意見は尊重され、Bさんの意見には一切耳を傾けないということですかね?
大勢の人は選挙に行くか行かないかで判断するわけですから、Bさんの意見は蚊帳の外になるのが、日本の現状ということです。
Bさんはとにかく投票するべきなのか?
この場合、Bさんは投票したい人がいないなら、せめて当選してほしくない人以外に投票するか、白票でも良いから投票するべきなのか?
僕はまったくそうは思いません。
選挙はとても大事だと考える人がほとんどだと思いますが、それは一票にはとても重みがあると言い換えられます。
そんな大事な一票を、支持したいと思わないけど仕方なく…で投票することは、それはそれで無責任じゃないですかね。
民主主義なんてそんなもんだと言ってしまえばそれまでですが、考えた結果「投票しない」というのも、ひとつの選択肢であるべきだと思います。
白票についても、投票に行かないよりマシだとする声が多いですが、それこそ時間の無駄としか思えませんね。
白票が多くなれば政治家が危機感を持つかもしれない?んなわけねーだろ!!
政治に対する意思表示は自由だ!
政治に対して国民ができる意思表示は、選挙だけではないですよね。日本では少ないですが、デモなんかも政治に対する意思表示のひとつです。
デモを起こすような人は、とりあえず投票に行くだけの人よりもよっぽど政治に関心がある可能性が高い。ただの暇人という可能性もありますが。
そのような人でも、投票するに値しないと感じた選挙で投票に行かなければ、デモをすることも許されないのでしょうか?
多くの人は、「あいつは投票もしないのにデモをするとか頭おかしいのか?」と思うわけですよね。
いやいや、政党の意見に賛同できないから投票をしないのであって、賛同できないから批判しているわけですよ。
投票の有無にかかわらず、国に対する発言をするのも立派な政治活動。どうも日本では政治参加=選挙のみと思っている人が多いように感じるし、選挙に重きを置きすぎている気がします。
極端な言い分は幼稚に思える
とあるサイトでは、「選挙に行かないヤツは戦争が起きて徴兵されても文句を言う権利はない」、「スーパーインフレが起きても何も言えない」など、何かと極端な言い分をしていました。
いつも奥さんにご飯を作ってもらっている旦那が、そのご飯に対して味付けがどうだ、量がどうだの文句を言うなと指摘するのは納得できます。でも、もし奥さんがご飯に毒を盛っていたら、さすがに何か言いますよね?
いつも作ってもらっているとはいえ、命の危機にまで何ひとつ口出しできないのはおかしい。「いくらなんでも毒を盛るのはやりすぎやろッ!」と言うのは当然でしょう。
選挙に行かないと、何に対しても発言する権利がなくなるというのは、あまりにも横暴で幼稚な言い分にしか思えません。
文句と批判の違い
こんなことを書いている僕は、基本的に選挙には行きません。でも、政治に文句を言うわけではありませんが、批判したいことは色々とあります。
「文句」と「批判」は別物で、文句はただの不満・愚痴のようなものですが、批判は相手の言動に対する自分の意思表示になります。
政治で言えば、批判のなかには国を良くするためには自分はこう思う!といった意思表示があり、それは投票の有無に関係なく尊重される意見でなければいけません。
一方、文句はただ政治に対する不満をぶちまけているだけで、投票の有無に関係なく何の生産性もないので、右から左へ受け流す。
記事を書きながらこの違いに気付いたのですが、記事を見直すと無意識のうちに、無知なAさんでは「文句」を、賢明なBさんには「批判」という言葉を使っていました。
選挙・政治にかかわらず、文句を言うことは愚かな行為であり、批判はしっかり向き合うべきもの…なのか?
自分で言ってて意味がわからなくなってきましたが、「選挙に行かないヤツは政治を批判する権利はない!」となると、さらなる意見を求める必要がありそうです。
まとめ
まとまらん!
こういった問題は答えがないので難しいですね。
とりあえず、誰でもあっても政治に対して「文句」を言うのは愚かであり、発言するなら芯の通った「批判」をしよう!ということです。
オラァ!コロナで国民に自粛させといて議員はしっかりボーナス貰うとか、てめぇらの血は何色だぁ!

コメント
世の中に正確な答えはない!それだけ!
その通り!
自分の好きなことを好きなようにやるのが一番です。(ただし犯罪はダメ)