ファイナンシャルアカデミーとは、お金の教養を身に付けるために誕生した日本唯一のマネースクールです。東京・大阪・横浜・名古屋などに教室があり、受講生にはスポーツ選手などもいます。
ファイナンシャルアカデミーでは以下の7つの要素についてバランス良く身に付け、豊かで不安のないライフスタイルを実現できるよう、各講師が授業をしています。
- お金の考え方
- お金の貯め方
- お金の使い方
- お金の稼ぎ方
- お金の増やし方
- お金の維持管理
- 社会還元
そんなファイナンシャルアカデミーが主催するセミナー「お金の教養講座」は無料で受けられるとのことで、今でも多くの方が受講されているようです。
しかし、お金のセミナーって怪しいですよね?とくに受講しようと考えている人は、自分でお金の知識が足りていないと自覚していることが多いでしょうから、騙されたりしないだろうか…と不安になるかと思います。
結論から言うと、セミナーは無料でしつこい勧誘もありません。実際に自分で受講して確認してきました。
ですから、ただ無料のお金の教養講座を受けるだけなら安心して行っていただいても大丈夫です。ただ、受講したことで感じたのは、無料でもわざわざ受ける必要はないかなぁということです。
むむ…お前誰やねん?お前の言うことを信用してええんか!?という声が聞こえてきますので、簡単に僕の紹介を。
僕はお金の教養講座を受ける前から米国株の長期投資をしており、難しい税金の話などはわかりませんが、お金の知識という点ではそれなりにあると自負しています。保険や通信費についても、無駄な支払いはしなくて済むよう勉強しました。
無駄な支払いをなくし、必要だと思うものにお金を使う。そうすれば大した収入がなくても十分な生活を送ることができますし、実際送れています。
そんな僕の言うことが信用できるかどうかは、この記事をご覧になってあなた自身で判断してください。真面目に書いたのでかなりの文章量となりますが、最後までご覧いただけると幸いです。
ファイナンシャルアカデミー・お金の教養講座とは
ファイナンシャルアカデミーの公式HPでは、お金の教養講座についてこのように書かれています。
お金のプロから「お金を増やす方法」が学べる講座です。
ファイナンシャルアカデミー公式HP
前半は、今の収入から無理なくお金を貯めるための”家計管理法”を学び、後半は、将来のお金を大きく増やす具体的な”資産運用の方法”を学びます。3つの堅実な投資方法と失敗しないポイントを4時間で体系的に学ぶことで、お金の教養が高まります。
前半はお金の教養編・後半は資産運用編になっていて、合計3~4時間ほどの講座となります。公式サイトでは受講生の口コミが掲載されていますが、まぁ鵜呑みにしないよう気を付けてください。
僕がお金の教養講座を受けた理由には、セミナーってどんな話をするのか興味があったこと、自分が行っている投資とは違うやり方で資産形成ができるのか確認したかったことがあります。
僕が実践しているのは、長期的な成長が期待できる米国株への長期・分散・積立投資という、誰にでもできるシンプルかつ結果が出る可能性が高い方法です。反面、短期的に大きく儲かるようなチャンスはありません。
では、投資の経験者としてお金の教養講座を受講し、そこで感じたことをそのまま噓偽りなく赤裸々に綴り、わざわざ受講する必要がない理由を述べていきます。
お金の教養編
お金の教養編で講義されていた内容を一言でまとめると、「当たり前やん」と思うようなことばかりでした。すでに家計簿を付けて家計管理ができている人であれば、ほとんど参考になる話ではありません。
じゃあお金の管理が苦手な人には参考になるのか?と言われると、ネットで調べれば得られるレベルでしかないので、やはり大した意味はないでしょう。
時間をかけて話を聞きに行ったことで真剣みが出る可能性もありますが、おそらくそういった方は何か劇的に変わるという可能性は低い。
お金の管理をできるようになって、しっかりと貯められるようになりたいと思っても、その大前提を理解しなければ意味がないからです。
とはいえ、それは何も難しい話ではなく、支出を収入の範囲内に収めるというだけの話です。しかし、お金を貯められない人はそれができないんですね。
お金の知識を学べる書籍に「バビロンの大富豪」があります。無料で見聞きする情報では自分の尻に火が付かない可能性が高く、かと言って本講義を受講するために大金を支払っては本末転倒。
その点、本はせいぜい1,500円程度です。1,500円でも身銭を切れば、せめて元を取るくらいの行動をする可能性は上がるので、僕は本を読むことをおすすめします。
こちらは漫画版となっているので、本が苦手な方でもスラスラと読めるようになっています。ここに書かれている内容を実践するだけで、お金の管理については問題なくできるようになると思いますよ。
資産運用編
お金の教養講座に興味がある人の多くは、資産運用について話を聞きたいのではないでしょうか?
しかし、資産運用についてもファイナンシャルアカデミーにお金を支払って受講する必要はありません。お金の教養講座について調べている方は、僕のブログ以外の体験談もご覧になられているかと思いますが、ほとんどはゴリ押しするわけでもないけど否定することもないスタンスが多いですよね。
その理由は、あなたにお金の教養講座を受講する申込をしてもらいたいから。なぜなら、申込をしてもらえば報酬が貰える仕組みになっているからです。
そのためにセミナーの価値云々は関係なく、別に行っても損はないし行ってみれば?という記事を頑張って書かれています。中には絶賛する人もいますけどね。
有料の講座はもちろんのこと、基本的には無料でもお金の教養講座を受講する必要はないかなというのが僕の意見です。
その理由は、ファイナンシャルアカデミーで学ぶ株式投資やFXは、ただの投機に過ぎないから。投機とは、簡単に言えばギャンブルのことです。
株式投資はギャンブルやろ?と思っている方は多いですが、実際は違います。しっかりと長期・積立・分散投資をしていれば、それはギャンブルではない立派な資産運用・資産形成となります。
ただ、長期・分散・積立投資は一朝一夕でお金持ちになることはできません。その点、ギャンブルである投機的なやり方であれば、運が良ければすぐにお金持ちになれる可能性があります。
2017年ごろにビットコインがブームになったのは記憶に新しいですが、あれも資産運用ではなく投機の典型です。
ビットコインは短期間で数倍~数十倍と価格が上昇し、今なら簡単に儲かると聞いた投資をしたことがないような人まで巻き込み、あちこちでビットコインの話題が出るようになった途端、あっという間に暴落しました。いわゆる、バブルです。
ビットコインとは少し違いますが、ファイナンシャルアカデミーで学ぶ資産運用の根本は投機的なものですから、僕はおすすめしません。もちろん、それを理解したうえで受講し、株式投資やFXをするというなら構いませんけどね。
投機では多くの人が勝てない
僕が投機的な方法で株式投資などをおすすめしない理由は、多くの人はそれで勝つこと(儲けること)ができないからです。
2016年の日経平均株価は年間で約14%上昇したにもかかわらず、個人投資家の約60%は運用成績がマイナスだったそうです。年間で株価が上昇したときに儲けずして、いつ儲けることができるのでしょうか?
半数以上がマイナスになった理由のひとつに、2016年は8月にチャイナショックというちょっとした暴落が起こったことが関係しています。多くの人は、これ以上株価が下がって損失が拡大するのを避けるため、そのタイミングで売却してしまうのです。
その結果、その後に株価が回復したにもかかわらず、安いときに株を売却したために多くの方が損をしてしまいました。
僕はただ積立を継続していただけですが、一時的に資産は減少したものの、2ヶ月ほどで株価が回復すると同時に資産も増えていきました。
たいしたことはしていないのに、プラスの40%側になれたのです。いや、たいしたことをしていないことがプラス側になる最大の要因と言えるでしょう。
ある資産運用会社が顧客の運用成績を調べたところ、最も成績がいいのは「すでに亡くなっている人」だったそうです。何もせず運用を続けることが、好成績に繋がっているということですね。
また、損をする原因はチャイナショックだけではありません。そもそも、株価が安いときに買って高くなれば売るというやり方が、多くの人が勝てない原因なんです。
多くの人が勝てない理由
多くの人が行っている株式投資・FXでは、一方が儲かれば一方が損をする仕組みになっています。ここで発生する損益は、参加者の資金が移動しているだけに過ぎないのです。A君は株で儲かった!B君は株で損した!
このとき、A君の利益はB君が損をしたお金から得られます。このような仕組みを「ゼロサムゲーム」と言いますが、株式投資・FXでは売買手数料が発生するため、実際には「マイナスサムゲーム」となります。
簡単に言うと、100円を賭けたときの平均的なリターンが100円以下になるギャンブルをしているということ。つまり、損をするのです。
もちろん、全体的にはそうであるだけで、なかには勝てる人もいます。しかし、勝ち続けている人というのは限りなく少ないでしょう。
短期間でひと財産を築きメディアに取り上げられたような人が、その後も勝ち続けているのかどうか?それ以降、音沙汰がないのはそういうことではないでしょうか。
ファイナンシャルアカデミーで学ぶことによって、その勝率が上がるのでは?と考えられますが、そんな簡単に勝てるようになるなら、今ごろ日本には大富豪がうじゃうじゃと誕生していもおかしくないでしょう。
講師は投資のプロではない
もしファイナンシャルアカデミーで学ぶことで勝率が上がり、多くの人が利益を上げることができるのであれば、そこで教える講師陣はみな億万長者ではないでしょうか?
しかし、実際の講師は投資のプロでもなんでもない、ただの講師、教えるプロに過ぎません。株やFXについて素人より詳しいだけで、それが投資で勝てる理由にはなりません。
むしろ、そんなこと知っている個人投資家はごまんといます。そして、その多くが株式市場やFXで負けているのが現実です。
他人に教える理由を考える
上手い話には裏があると言いますが、ほとんどの場合でそれは正しいです。必ず儲かるという話はとくにそうですね。
必ず儲かるなら、身内ならまだしも赤の他人に教える理由がありません。ゼロサム・マイナスサムゲームはそれによって自分の利益が減ってしまうんですから。
世間の常識からすると、講義で儲けるための方法を教えるのは必ず儲かるものではないからだと言えます。
必ず儲かるなら、人に教えず自分で儲けるほうが良いに決まってますよ。それを講師に言ったところで、みんなにも豊かになってもらいたい云々を仰るでしょう。
もし本当にそう考えているなら、授業は無償で行い、自分たちは資産運用で生活費を賄えばええやん?って思いませんか?多くの人が株やFXで儲け、生活が豊かになるなら万々歳。誰も困ることはないはずです。
しかし、実際には授業料は安くはありません。なぜ、授業を無償もしくは格安で行わないのでしょうか?それができない理由はただひとつ。
自分たちが教えている資産運用のやり方では、確実に生活費を稼ぐことができないからです。
彼(彼女)たちは知っています。
知識があっても損をする可能性があり、自分でリスクを取って運用するよりも、授業料をとって初心者に教えるほうが遥かに楽で安全に稼げるということを。
なぜなら、彼(彼女)たちはお金の知識が豊富だから。
そして、お金の知識がない人は高額な授業料を納め、役に立つかどうかわからない知識を身に付けようと頑張ります。
ここでも情報弱者は情報強者に搾取される仕組みが成り立っているのです。
資産運用に夢を見すぎない
僕が貰ったパンフレットには、以下のことが書かれていました。
- 1年で資産を2倍に増やしたい人
- 5年で老後資金を貯めたい人
お金の有識者(と謳っている人)が、このようなことを言っている時点で危険です。
1年で資産を2倍ということは100万円なら200万円に、年率で100%を目指すということです。短期的には不可能ではありませんが、長期的には不可能と断言できます。また、その場合は同じだけ損をする可能性も覚悟しなければなりません。
米国に投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットという人がいます。そのバフェットの平均投資リターンが、年率22%くらい。実際は、22%でもとんでもない数字であり、ほとんどの人は真似できるものではありません。
バフェットは短期的な売買をするのではなく、永久に保有したいと思える優良企業を買いなさいと言います。そうした企業へ投資をすれば、いずれ株価が上昇して資産が増えていくからです。
そんなバフェットですら年率22%なのに、1年で年率100%や5年で老後資金(いくらよ?)を貯めようとする投資を教えるなんて、どれだけのリスクを負わせようとしているのでしょうか。
月に5万円くらい稼げれば…と考える人も多いと思いますが、運用資金が2,000万円ほどあれば、何もせず簡単に毎月それくらいは稼ぐことはできます。
株は保有しているだけで配当金が貰えるので、配当利回り3%くらいの株を保有するだけで年間60万円が入ってきます。(配当金は毎月は貰えませんが)
月5万円程度を低リスクで得ようとするなら2,000万円ほど必要になり、裏を返すと、数万~数十万の元手で月に5万円を稼ぐには、それ相応のリスクを取る必要があるということです。
あなたの大事なお金を、そんなリスクに晒すことができますか?老後資金のためにと思ってお金がなくなれば、シャレにならないですよ。そんなやり方をあたかも簡単にできそうに思わせるファイナンシャルアカデミー…怖いなぁ怖いなぁ。
短期売買は相場の影響が大きい
資産運用編では、実際の授業で推奨した銘柄の株価が上昇し、大きな利益を得られたという話をされていました。
しかし、見せられた株価のチャートは僕が受講した時期より1年ほど前の時点で区切られており、その後の株価はどうなっていたかというと…
紹介されていた銘柄は軒並み下がっていることが多く、株価の上昇した時点で売り抜けられた人しか儲けられなかったということです。
株価のピークがわかるのは、しょせん後になってからです。株価が上昇している場面では「まだ上がるだろう」と思うのが人の心理。
自分はしっかりルールを決めて取引するから大丈夫!と思っている人でも、実際にこのような投資をすると考えていたようにできないと僕は思います。
実際に勝てない人が多いのが証拠であり、人間の欲とはそういうものだからです。
また、企業の分析能力よりも相場の影響が大きい理由として、僕が投資を始めたときに自分で分析して購入した銘柄がその後ほとんど値上がりしており、なかには3倍近くになっているものもあったことも付け加えておきましょう。
株式投資の書籍をかじった程度の男が分析して簡単に儲けられるなら、もっと稼いでいる人が大勢いてもおかしくないはずです。
僕が選んだ銘柄のほとんどが値上がりしたのは、決して分析能力に優れていたわけではなく、たまたま外的要因によって株価が全体的に上昇する少し前に投資を始めただけ…ということですね。
また、短期売買だと企業分析や売買のタイミングなど、考えなければならない時間がたくさん必要になります。
日々の仕事に疲れ、家に帰ってもやることがあるような状況で、そんなことに時間を費やすことができるでしょうか?
それでもひと儲けするために頑張るんやと意気込むなら、僕も講師も止めることはできません。最終的に投資は自己責任となります。
裏を返せば、高い授業料を払ってくれたあなたがどれだけ損失を被ったとしても、講師は何も責任を取ってくれないということです。
FXの講義
資産運用編では、FXについても簡単に説明をしてもらえます。講義では高金利通貨の豪(オーストラリア)ドルをサンプルに取り上げていました。
これは過去20年分ほどの豪ドルチャートです。
講義では1豪ドル80円くらいの話だったので、おそらく青矢印(2004年)付近から10年分くらいのチャートを使用していたと思われます。
講義内容をざっくりとまとめると…
しかし、豪ドルはこの10年間で平均4.2%の金利が付いています。つまり、1年で33,600円の利息が付きます。
そうすると、1年の金利だけで336,000円も貰えるんです。すごく良いと思いませんか?
こんな感じでしたが、これを聞いた投資未経験者はどう感じるでしょうか?
おそらく、超低金利の日本でお金を預けておくより遥かに魅力的で、ちょっと勉強してやってみたいと考えるでしょう。
実際、参加者のひとりは講師が言うことに大きく頷きながら懸命に話を聞かれていました。あ、このおばちゃん絶対に入学するな…と思ったのは内緒です。
そんな甘い話はありません
しかし、そうは問屋が卸しません。
FXには「強制決済(ロスカット)」という仕組みがあり、レバレッジをかけて一定以上値下がりした場合には、多額の借金を抱えないようにするため、強制的にマイナスの状況で決済されてしまいます。
80万円で10倍のレバレッジをかけると800万円分で取引を行うのと同じことになりますが、先ほどのチャートをもう一度ご覧ください。
青矢印(1豪ドル80円)で保有してから数年で、1豪ドル105円程度まで上昇しています。レバレッジなしなら80万円が105万円となり、10倍なら800万が1,050万円と大きく資産が増えています。
しかし、利益が確定するのはここで決済した場合の話です。
講義では金利を受けとる前提で話をしていましたので、この時点で決済していないことになります。そして、105円を付けた後は急転直下、約60円まで大暴落。2008年…あのリーマンショックが起こったときですね。
レバレッジなしなら20万円の損失ですが、レバレッジ10倍なら損失は200万円という恐ろしい額に。そこまで損失を出さないための措置として、強制決済が行われます。
つまり、10年間保有し続けることはできず、この講義は現実的にはできなかった仮想話にすぎず、高金利なら持っているだけで簡単に儲けられるものとミスリードしていたことになります。
金利が高いことにはそれなりに理由があります。非常に金利の高いトルコリラが未だに人気があるようですが、ノーリスクで高い金利が得られるなど、そんな甘い話はありません。
追記・コロナショック到来!
2020年、世界は新型コロナウイルスによって震撼しています。
株式市場は世界的に暴落し、トルコリラや豪ドルなどの高金利通貨も暴落。このような突発的な出来事は誰にも予測できませんから、多くの短期(自称)投資家が莫大な損失を被ったのではないでしょうか。
もちろん、これだけの暴落では長期投資といえど株価が大きく下がって資産も目減りしてしまいます。ただ、短期投資家との違いは、長期投資なら暴落時でもいつもと変わらず積立投資を続けるだけでいいということです。
リーマンショックの大暴落でも、そのまま投資を続けていた場合はしっかりと資産を殖やすことができています(米国株の場合)。これが短期投資で目先の株価しか追わない場合は、これ以上の損失を避けるために損切りしなくてはなりません。
レバレッジをかけない現物取引なら株価が戻るまで待ち続けることもできますが、保有し続ける価値のある企業でない場合は、さらに損失を増大されるだけになる可能性もあります。
「期間限定!授業料割引」の意味がわからない
お金の教養講座を受講すると、本スクールの授業料が大幅に割引されるという特典があります。が、割引が適用されるのは無料講座を受けてから数日間限定。期間を過ぎると通常の授業料でしか申し込めません。
…意味がわからなくないですか?
種を明かせば、TVショッピングなどでも利用される手法と同じです。限定という言葉を使い、今ならお得だと思わせる。これは行動経済学という学問でもよく取り上げられる手法です。
ファイナンシャルアカデミーでは割引額も高額なので、後から申し込むととても損した気になってしまうのが容易に想像できます。結果、受講するかどうかを冷静に判断する時間を奪われ、一部の人は損をしたくないという気持ちから契約してしまう可能性が上がるのです。
企業としては商品を売り込むための手法でしかありませんが、お金の教養を学ぶための学校が騙し討ちのような手法を取っているのはいかがなものでしょうか?
また、お金の教養講座にはこのような特典があることで、無料講座への受講を促しやすくしています。しかし、それもすべては商品を売るための作戦ということですね。
実際のところ、限定割引後の価格は出血大サービスではなく、それが企業の考える適正価格である可能性が高いことも覚えておきましょう。
スーパーなどで冷凍食品が特定日だけ4割引きとかになるのも、本来はその値段で売れれば十分だと考えている価格です。
投資は始めたほうがいい
ここまでの内容から、僕は株式投資を否定しているように思われそうですが、実際には積極的にやったほうが良いと考えています。
しかし、資産運用=長期的という意識を持つことが重要であり、短期間で儲けようとするやり方は資産運用とも思っていませんし、おすすめもしません。
長期的な視点を持っていれば、わざわざファイナンシャルアカデミーで受講する必要もなく、多くの人が利益を上げられるとも考えています。
そんな僕が推奨しているのが「米国株への長期投資」であり、知識がなくても時間がなくても誰でもできる投資法です。

米国株への長期投資は参加者全員が利益を出せる可能性がある「プラスサムゲーム」なので、他人に教えても自分の利益が減るものではありません。
その利益はどこから出ているの?って話ですが、その源泉は企業の利益です。企業の利益は一般消費者のお金ですから、投資家と非投資家はそれだけで大きな差が生まれると言っても過言ではないですね。
結論!
ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」は受講する必要なし!
ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」は無料で、しつこい勧誘もありません。だからといって僕は受講するのを勧めたいとも思いません。
講師の話術は素晴らしいですから、ついつい自分でも株やFXで大儲けできるかも…と勘違いしてしまいそうになります。知識がない人ならなおさら。
もちろん、リスクを覚悟のうえでやってみたいなら自己責任ですから問題ありません。ただ、受講したところで儲かるかどうかについては、運が良ければ一時的には儲かるんじゃない?としか言えませんね。
総評として、無料でもお金の教養講座は受講する必要はないと思いますが、この記事をご覧になったうえで受講してみると、それはそれで面白く話が聞けるかもしれません。
ただ、僕は基本的に受講する必要はないというスタンスなので、受講したい方はファイナンシャルアカデミーの公式サイトから申し込みをしてください。
正直、これまでは僕もお金欲しさに広告を載せ、いくらか報酬を頂いていました。しかし、どこかにモヤモヤした気持ちがあったのも事実なので、やっぱり紹介したくないものは載せないようにしようと決め、ファイナンシャルアカデミーの広告は削除しました。
受けるも受けずに自分で勉強するもあなた次第。ひとつ言えるのは、お金の勉強なんてたいそうなことはせずとも、収入の範囲内で生活することを1番に考えれば十分です!
よければ最後に簡単なアンケートをお願いします。
ネット上にあるファイナンシャルアカデミーの口コミ・体験談について、個人的な意見を述べています。

株式投資とギャンブルは違いますよ。

コメント
私も本日無料セミナーに参加して来ました。
この方のおっしゃる通り、最初は「給料からいくら貯める」「支出を見える化する」など資産運用と言える話でしたが、後半からは完全に投機的な内容でした。
特に不動産投資に関しては、中古物件を探して、価格交渉して、管理会社を見つけて、頭金数百万円用意して、空室・修繕対応して、、など、普通のサラリーマンが働きながらできるわけがありません。
働いている時間に良い物件は不動産投資だけで生活している人や、不動産業者に購入されてしまいますから。
それと、シミュレーションで物件価格3000万円、月々の家賃が25万円、10年間滞りなく入居者が付くという計算をしていましたが、そんなスーパー物件どこにあるんですか。
最終的には、私は家賃収入のみで生活している。こんな生活良くないですか?と。最初の、給料からコツコツ貯めていく話はどこへいったのやら。
もちろん不動産投資で年に何千万と稼げる人は少なくないでしょうが、それができるような人はここに何十万も払わなくても自分で勉強して達成できますよ。
不動産業者から物件を買うなと言っていましたが、そもそも彼らとは目的が違います。
会社辞めて不労所得で生活したいなら業者から買うなというのは当然です。彼らはそういうニーズの人をターゲットにはしていません。
長文失礼致しました。
コメントありがとうございます。
そして、僕が話を聞いていなかった不動産関連のお話を詳しくしていただき、ありがとうございます。笑
正直、後半の投資に関する内容は、多少知識のある人からすれば無知な初心者を囲い込もうとするものとしか思えませんね。
不動産投資も、基本的には先行者利益の大きいものだと思います。
フャイナンシャルアカデミーですが、無料講座を重複受講してしまいまして、禁止処分を受けました。お詫びのメールを送り、機会があれば有料講座を受講したいと、謝ったのにも拘らず、規約を破ったので、今後の講座は、一切、受講はご遠慮願います。早い話が、有料講座を受講したいと言っても、完全禁止の返事を受けました。こんなところですから、行かない方が良かったかもしれません。こう言う結果になったのも、神仏の思し召しでしょうね。ここには、行ってはいけませんと言う神仏からのご返事ですよね。他の、本当に、きちんとしたところに行きなさいと言う、神仏の回答だと、思えば良いですよね。
コメントありがとうございます。
無料講座を重複して受講するというのがどういった状況なのかよく分かりませんが、それだけで以後受講出来ないというのもよく分からない話ですね。
神仏うんぬんは正直関係ないと思いますが、個人的にも有料講座の受講はあまりお勧め出来ないですし、結果的にはそれで良かったかも知れませんね。
投資に関しては、有料のセミナーなど行かなくてもネットから得られる情報で十分勉強が出来ます。
ネット社会の昨今、そこにお金を払うこと自体が無意味とも言えますね。
ファイナンシャルアカデミーですが、無料のお金の教養講座Plusを二度受講してしまいまして、今後の講座受講は、ご遠慮願いますというメールをもらいました。
要するに、受講は、有料講座でも禁止と言う事です。
私自身は、きちんとお詫びのメールを送りまして、機会がありましたら、有料講座を、正式に受講したいのでお願い致しますと、謝ったにも関わらず、ルール違反、マナー違反と言う事で、今後の講座は、受講はご遠慮願います。と言う返事がきました。有料講座を受講したいと言っても、受講禁止という事です。うっかりミスは、誰にでもあります。うっかりミスを犯してしまいましたのに、それだけの理由で、ご遠慮願います、受講禁止とは、あんまりだと思いました。でも、ここの評判の書き込みを見ると、受講料が高すぎて、払えなくて断念した。勉強する量が多すぎて、無理になって断念した、所詮は、クレジットカード会社のリボ払いが、儲かるだけなどの、評判でした。コメントもサクラが書いているとのことでした。了見の狭い会社だと思った一方で、そういううっかりミスを犯しただけで、受講禁止とは、何か、ファイナンシャルアカデミーその物がやましい事でも、しているのかと思いました。普通だったら、重複受講しても、これからは、気を付けて下さい。
有料講座なら、受講してもいいですよと言うはずです。それを、許さないなんて、何か得体のしれない事でもしているのでしょうか?本当に、訳がわかりません。一体、このファイナンシャルアカデミーて、どうなっているのでしょうか?
無料講座を2度受講することが、なぜマナー違反でありルール違反と規定されているのかは不思議ですね。
おっしゃる通り、ミスは誰にでもあります。
無料講座の範囲内でもう一度話を聞きたいという人も一定数いることは想像できるのに、理由に関係なく重複受講した人を切り捨てるのは何か理由があるのかも知れません。
一度、ファイナンシャルアカデミーに問い合わせてみようと思います。
無料講座を受講して参りました。
今日から三日間なら料金割引等、受講生を増やしたい気持ちは分かりますが、正直じっくりと考える時間が欲しかったです。
無料講座は一回のみという書き込みを見ましたが、自信のある講義内容だったら何度でも受けさせてそれで決めさせてもいいのでは?と思いました。
自己投資の一つですが、一度自分で不動産投資・株式投資・FXを勉強してみてその上でこの無料講座を受ける。
それでさらに知識が必要と感じたら受講をしたらいいかなと思いました。さすがにこれを聞いてから3日以内に数十万の授業料を払う決断は難しいかと思われます。手元に100万円位余剰金がある方ならいきなり行って、いいかと思えば受講を決めてはいかがでしょうか?
コメントありがとうございます。
そのような割引設定の裏には、この機会を逃せば割引分がなくなって損をしてしまうかも知れないという心理的な隙を突く、行動経済学的な手法が使われています。
実際には、割引価格で購入してもらえれば十分という価格設定がされているのに、その価格があたかもお得だと思わせる一つのテクニックですね。
冷凍食品が頻繁に半額セールをやっているのも、同様の仕組みと言えます。冷凍食品は実際には半額の価格で売れれば十分利益が出せるそうですよ。
おっしゃる通りで、自分たちの講義内容に自信があるのなら、何度でも無料講座の受講は認めるべきですし、すぐに入学を決めないと損をしてしまうような手口を使う必要はないでしょう。
裏を返すと、有料講座にはそこまでの価値は無い…と言えるかも知れませんね。
お金の教養教養Plusの不動産投資の講師、見るからに、胡散臭そうでした。他の講師の方々も外面は、善人そうですが、内面は、胡散臭い感じがしました。恐らくは、体のいいことを言って、カモにする気ではないかと思いました。無料講座が、1回きりなのも、何度も聴かれると、化けの皮の中身を知られて、受講しなくなるからではないかと思いました。随分邪な考えだ、うがち過ぎだと思われますが、そういう感じがしてなりません。私が、受講禁止になったのも、後で、講座を受講したけれども、全然違うではないですかと、クレームを付けれられる危険があるから、そういう処分になったのではないのかなと思いました。カモにされなくて、良かったです。本当にきちんとした処は、他にあるのですから。そういう点では、命拾いをしたかもしれません。
先日、ファイナンシャルアカデミーに問い合わせたところ、基本的に無料講座は出来るだけ多くの方に受講していただけるよう、年に1回の受講をお願いされているそうです。
翌年であれば再受講も可能で、仮に2度受講されても受講禁止の措置を取られることは有り得ないとの回答をいただきました。
受講禁止となると、何か利用規約に違反されることがあったのではないかということですが、こちらでは詳細までは分かりかねます。
Cedric様がどのような理由で受講禁止になったのか、理由を問い合わせてみてはいかがでしょうか?
翌年であれば再受講可能という情報ありがとうございます。
現在の自分は余剰資金もないので、不動産投資はできない(勉強せずに手を出して不良物件を購入してもお金が払えなくなる可能性がある)です。
株式・FXだとそんなに大きなお金もかからないと思うので書籍で十分勉強をした上で実践してみた上でチャレンジしてみます。
余計なお世話かも知れませんが、株式投資・FXともにレバレッジをかけると危険なので、自己資金のみでやられることをお勧めします。(FX自体はお勧めしませんが…)
株式投資もすぐに結果を求めると、相応のリスクを背負うことにもなります。
このブログでは、ゆっくりと時間をかけて資産形成をしていくやり方を推奨していますし、そのために必要な知識を記事にしていますので、それらの記事もご覧になっていただければと思います。
https://xn--n8jr8c3bz579cbda294h.xn--tckwe/americakabu-merit-demerit/
近日中にファイナンシャルアカデミーの別の無料講座に参加予定なのですが不安になり(笑)、こちらのブログ記事にたどり着きました
とても参考になりました
ありがとうございます
私も少々株式投資はしておりますがまだまだ初心者ですので、またこちらのブログを拝読させていただきますね
コメントありがとうございます。
無料講座はしつこい勧誘はされないと思うので心配されなくても大丈夫だと思います。
それよりも、資産運用の甘い話に乗せられないように気を付けていただきたいですね。
資産形成としての運用なら、長期投資が良いと思いますよ。
今後ともよろしくお願いいたします。