ファイナンシャルプランナーのすすめる投資が素晴らしいとは限らない

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、金融・税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金制度などのお金に纏わる知識を備え、相談者(顧客)のライフプランニングを共に行ってくれる専門家です。

いわゆる、「お金のプロ」と呼ばれる人達ですね。

しかし、お金に纏わる制度は非常に複雑怪奇なものが多く、正直一人で全てのことを完全に把握するのは相当に困難だと思います。

そのため、FPの中でも特定の分野に力を入れており、それを専門として活動されている方が多いです。

そんなFPですから、投資についても多くの相談を受けすることもあるでしょうし、最近ではネットでも様々なFPの方の投資に関する意見を取り上げた記事も見かけます。

今回は、最近ふと目にした記事で紹介されていたFPの意見が、僕には考えられないような内容だった…という話です。

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つみたてNISAは今始めるべきではない?

その内容を簡単にまとめます。

まず最初に、つみたてNISAの制度とはどのようなものかを紹介し、次にドルコスト平均法についての解説があります。

ドルコスト平均法は株価が高いときには購入数が少なく、安いときには購入数が多くなることで、平均取得単価を下げることができるというメリットも指摘しています。

ここまでは普通の内容ですが、気になるのはここから。

ドルコスト平均法のメリットを紹介した後に、注意点も指摘されています。

その注意点とは、「上げ相場で投資を始めたときには、ドルコスト平均法だと平均取得単価が高くなっていき、つみたてNISAのように少額を積み立てていく場合には、数年後にまとまった金額になったときに下げ相場が訪れていれば、損をするリスクがある」ということです。

そして、現在の日経平均株価はバブル時の最高値には及ばないものの、2000年以降では最高値を記録し、上げ相場で株価が高い可能性があるとも指摘されています。

そのため、現在のような株価が高い状況でつみたてNISAを始めるのは考えものと、最後の締めくくりとしてこのように仰っています。

下がり始めた時や、大きく下がった時に、つみたてNISAを検討してもいいと思います

ふぅ…

何言ってんだコイツ?

”ここが変だよ”FP

一見、的を射たような発言かと思うかも知れませんが、僕にはFPがこんなこと言うのか…と思ったのが正直なところです。

しかも、この方はFPの中でも難易度の高い「CFP」という資格もお持ちになられているのに…です。

おかしいと感じるのは、なぜつみたてNISAを日経平均でのみ運用する前提で話をしているのかということですね。

ドルコスト平均法のメリット・デメリットは概ね賛同します。他のデメリットとして、長期的に右肩下がりの相場では損をするということも挙げられますね。

このFPの考え方では、基本的に株価は右肩上がりではないことが前提になります。

確かに、今後上がったり下がったりを繰り返し、最終的に今の株価程度にしかならないというなら現時点で投資を始めるのはタイミングが悪いかもしれません。

そして、日本株のみを対象とした投信なら、そのような可能性もあるでしょう。

しかし、つみたてNISAは日本株にしか投資ができないなんてことはありません。長期投資として最適な米国株への投資も可能です。

その米国株はこれまで右肩上がりに成長してきました。これからも短期的な上下動はあっても長期的には右肩上がりに成長する可能性は高いです。

日本株にしか投資ができないことが前提なら、このFPの言っていることはあながち間違っていないかもしれませんが、実際はそんなことはないので的外れな意見だと思うのです。

逆に、米国株への投資なら、投資をしないことで機会損失になってしまう可能性もあります。事実、数年前にはNYダウが約14,000ドルで割高だと言われていましたが、現在では倍近い約25,000ドルまで成長しています。

数年前に暴落を待って投資をしなかった人は、その間に成長した市場の恩恵に授かれなかったのです。もちろん、だからと言って今後も同じようになるとは限りませんけどね。

また、下がり始めた時や、大きく下がった時に投資を検討してみては?と仰っていますが…

それっていくらになったらの話よ?

紹介した記事では、つみたてNISAの仕組みやドルコスト平均法について解説していることから、ある程度初心者を対象として書かれたものだと推測できます。

プロの投資家ですら短期的な株価の高低は確実に読むことはできないのに、初心者や初心者に毛が生えたような人がどうやってそれを判断しろと?

仮に、今を基準にして20%ほど下がった時に買おうとしても、それだけ下がっていればまだ下がり続ける可能性もあるし、そんな中で初心者が投資を始められるのでしょうか。

株価が安くなれば、ドルコスト平均法で平均取得単価は下がります。

しかし、その後株価が上昇しなければ損失(含み損)が拡大するだけ。果たして、日本株でその後しっかり回復すると確信できる要素があるのか。

…なんてことを数年間投資をしてきた今なら考えられますが、初心者がそこまで考えられるとは思いません。

もし一向に株価が回復しなければ、ただ損をするだけで非課税のメリットもクソもありません。

そうして「やっぱりFPの言うことは…」とか「投資なんてやるもんじゃない」という考えが、世間一般に広まっていってしまうような気がします。

いや、既に広まっていますけどね…

まとめ

FPの方たちは、確かにお金の知識は豊富でしょう。

とはいえ、その方たちが言うことが必ず正しいとは限りません。まぁ今回の件も絶対に間違いである…とは言い切れませんが。

ただ、言われたことに従うのではなく、自分で知識を付けることが重要ではないでしょうか。

投資の知識がない某経済評論家の意見は酷いものがあります。

「投資なんか、おやめなさい」を真に受けるのはおやめなさい

投資に関しては、難しいことを考えようとすると難しいですが、このブログで推奨している米国株への長期投資は非常に簡単で、投資初心者向きと言えます。

なぜ米国株への長期投資なのかを理解すれば、他に難しいことなんて覚える必要もないのがメリットのひとつでもあります。

僕はこのFPとは違う意見で、すぐにでもつみたてNISAを始めるべきだと思っています。

つみたてNISAとは?

もちろん、最低限の貯蓄があったほうが良いことが前提ですよ。

投資はすぐに始めるべきか?

おしまい。


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コメント

  1. オニオン より:

    そんな選りすぐりのFPですら
    パチスロやらせたら養分なんですよね。
    ぶっちゃけスロプロの方がお金のプロが多いと感じる(笑)

    • hide より:

      コメントありがとうございます。
      FPでもスロットに対しては無知な方が多いでしょうし、勝てる方法があるとは知らないでしょうね。
      でも、他の人に比べると期待値を理解するのは早いんじゃないかと思います。