保険の無料相談のからくり~あなたはカモになりたいですか?~

アイキャッチお金

CMでもお馴染みの保険の無料相談。

保険は複雑やし、専門家に聞けば自分に合った保険を教えてくれそう。しかも相談料は無料?

ヤホホホーイッ!

そう考えて相談に行く人は多いかもしれません。あなたもこれから保険の無料相談に行こうと考えていませんでしたか?

しかし、保険のことを少しでも知っていると、保険の無料相談なんて行く意味がないことがわかりますよ。

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保険の無料相談のからくり

なぜ保険の無料相談所で働く人は、無料で相談に乗ってくれるのでしょうか?

ぼ、ボランティアだろ?

んなわけないですよね。

彼・彼女らが無料で相談に乗ってくれるのは、あなたが保険の知識がないド素人だからです。そして、知識のない人は保険業界では最高のカモとなります。

無料相談の収入源

無料で相談にのってくれる方たちは、ボランティアでやっているわけではないので、毎月の収入が必要です。では、その収入はどこから得ているのか?

なんか有料のサービスでもやってるんじゃないの?

いやいや、保険の無料相談ではどれだけ相談しても無料ですし、有料での業務は行っていません。

そんな彼・彼女らの収入源は、ほかならぬあなたの財布です。

無料で相談を受け、そこですすめられた保険に加入することで、保険会社から販売手数料を受け取っています。その手数料の原資は、あなたが支払う保険料ですよね。

某無料相談の会社では、新卒の初任給が23万円となっています。当然、相談に来る人すべてが保険に加入するわけではありません。

定かではないですが、成約率はおよそ50%ほどと言われています。

無料相談を経営する会社は、その成約した保険料のなかから得られる手数料で給料を支払い、利益を出さなければ事業が成り立ちません

となると、手数料が少ない保険より多い保険を売ろうとするのが営業マンとしての基本であり、それが自分の収入にも直結してきます。

多くの手数料が得らえる保険とは、保険会社が販売してもらいたい保険=保険会社が儲かる保険ということはわかりますよね。

つまり、無料相談は相談者にとって最適な保険を紹介するよりも、会社が儲かる保険を紹介される可能性が高いということです。

さすがにね、まったくニーズに合っていない保険を紹介するとは思いませんが、担当者によっては可能性がないとは言えません。そんなことが行われても、大問題に発展する可能性は低いですからね。

だって、相談している側は保険の知識がないから、騙されていることにすら気付くことができないんですからッ!残念!!

知らないほうが幸せなことだってある、斬りぃ…(?)

無料にするのは来店させるため

行動経済学という学問があります。本来、人は合理的な行動をするはずが、お金が絡むとなぜか不合理な選択をしてしまうことに着目して生まれた学問です。

例えば、1個200円の商品が2個なら350円になります!と書かれていると、1個しかいらないのについ2個買ってしまう…なんて経験があるかと思います。

必要なのは1個だけで、支払う金額的にも1個だけのほうが少ないのに、お得感につられてより多くのお金を支払ってしまう。

保険の相談を無料にしているのも、「無料だからとりあえず…」と来店させる動機を作るためです。

もし、「当店の相談は激安!1時間500円ぽっきりです!」なんて書かれていたら、多くの客足が遠のくでしょう。相談料がそれ以上になればなおさらですね。

そんなちっぽけな相談料で収入を得るより、無料で釣って来店を促し、どうにか言いくるめて保険の契約を取り付ける。

そうして保険会社から手数料を貰うほうがよっぽど儲けやすいからこそ、相談を無料で行っているのです。

本当に最適な保険をすすめてくれる?

保険の無料相談は数多くの保険を取り扱っていて、中立的な立場で保険をすすめてくれると考えている人も多いようですが、本当にそうでしょうか?

例えば、某保険の無料相談を運営する会社では、上位株主に住友生命の名前があります。また、日本生命が子会社の株を取得し、自身の子会社としています。

さて、テレビなどでもスポンサーに対立するような意見を言えば一瞬で干されてもおかしくない時代、株主を一切無視して本当に中立的なアドバイスができるのでしょうか?

実際に窓口で営業している人はそこまで知らないかもしれませんが、教育の時点で刷り込まれていても不思議ではありませんね。

まぁこの点に関しては僕の完全な憶測なので、何を言っとるんだコイツは?と気にしないでください。

忍法!気にするなと言われるほうが気になるの術。

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保険は難しくない!だから自分で考えよう

保険は決して難しいものではありません。難しそうに感じるのは、複雑な商品を作って契約者に考えることを放棄させるための保険会社の策略です。

自分に必要な保険とはシンプルで、今の自分には用意できないお金が必要になるとき、それに備えられるようにする保険です。

逆に言うと、備えられるものに対しては保険に入る必要はないということ。

1億円あれば保険に入りますか?

極端な話、あなたに1億円の貯蓄があるなら、入院しても医療費の心配はないですよね。ならば、あなたに医療保険はいりません。

ついでに、それだけ貯蓄があればあなたが死亡したときでも、残された家族は貯蓄と公的保障で生活していける可能性は高いです。よって、生命保険もいらない。

ただ、実際にはそこまで貯蓄のある人はほとんどいません。だから、その足りない分だけを保険で備えておくんですね。

公的保障を知ろう

そのためには、公的な保障がどれだけあるかを知っておくことが重要です。

医療費なら高額療養費制度傷病手当金(会社員に限る)によって、それほど多くの備えは必要ないと考えられます。

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生命保険は遺族(厚生)年金がどれだけ貰えるのかを考慮したうえで、残された家族が生活していけるだけの金額を大まかに考えればいいだけ。不安なら、少しくらい多めに見積もっておけばいいです。

自動車保険は相手方への賠償責任が数千万~億単位になる可能性があるので、任意保険で対人・対物は基本的に無制限となっていますね。それ以外はオマケなので、まずは任意保険に加入しておくことが最重要

最近では自転車保険への加入も義務化されている地域が増えてきましたが、やはり対人事故なら多額の賠償責任が発生する可能性があるので、義務化されていなくても対策しておく必要があります

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あれもこれも保険で備えようとしないこと

「この特約があれば、こういったときに助かりますよ」とすすめられても、それが自分では賄えないことに対する備えかどうかを考えてください。

例えば、病気にならなければお祝い金として10万円が受けとれます!なんてものは、その分だけ保険料を多く払って、その払った分を返してもらうだけで、まったく必要性のないものだとわかります。

しかも、保険を使うことがあれば返ってきませんからね。完全に、保険会社が儲けるためだけの粗悪なプランです。

保険を考えるうえで重要なことは、あれもこれも保険で備えようとしないことです。

そもそも、保険は支払った保険料以上の保険金を受け取れる人のほうが少ないもの。そうでなければ、保険会社は事業が成立しませんから。

入院1日目から保険金が受けとれます!といった「保険金が受けとりやすい契約」でも、保険会社は損をしないように保険料をその分だけ上げるため、やはり加入者の多くは損をします。

てか、入院1日目から保険金を受け取る必要があるんかい?

って思いませんか?入院するような怪我・病気をすることなんて、そうそうないのに。

保険はシンプルに、滅多に起こらないけど起こったときに自分では賄えないお金が必要になる状況に対してのみ、備えておけば十分なんですよ。

頻繁に起こるようなことにかかる費用は、自分で賄える程度であることがほとんど。そんなものに対して保険で備えるのは、大切なお金をドブに捨てているようなものだと気付いてください。

無料相談を紹介するサイトに注意

ネットで保険の無料相談について調べていると、よく保険の無料相談を紹介しているサイトを見かけるかと思います。

ここまで言ってきたように、無料相談はあなたにとってメリットはほとんどありません。にもかかわらず、なぜそのようなサイトは無料相談をすすめるか?

それは、その広告を通じて無料相談へ申し込み、保険の契約が成立すればサイトの運営者は報酬が貰えるからです。もちろん、その報酬の源泉はあなたの財布から出る保険料ですよ。

そのようなサイトの運営者は、あなたが保険でどれだけ無意味な契約をしようが知ったこっちゃありません。後で無駄だと気付いたところで、何の責任も取ってくれないのです。

それを避けるためには、自分で保険について理解を深め、相手の言っていることを鵜呑みにしない知識を付けることが重要です。

まとめ

保険の無料相談で一番得をするのは保険会社です。次に得をするのは相談に乗ってくれる人です。つまり、あなたは一番損をする可能性が高いということ。

もちろん、ここで述べたことはあくまでも一般論にすぎないので、担当してくれる人によっては素晴らしい提案をしてくれる可能性はあります。

ただ、そう都合よくそのような人に出会えるとは限りませんし、自分で保険について理解を深めることが、無駄のない保険に加入する一番の近道です。

知識があれば、今後さまざまなタイプの保険が登場したとしても、いちいち惑わされずに済むことも大きなメリットですよ。

自分にとって必要な保険・無駄な保険を考えてみましょう。

無駄な保険には入らない!それを見極めるために必要なこと
保険は無駄だ!いやいや、保険は安心のために必要よ!と世の中ではさまざまな意見がありますが、実際のところはどうなんでしょうか。保険に入ろうかと思っているけど、どんな保険にすればいいかわからない…なんて人も、この記事をご覧になれば答えが見えてくるはずです。

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