【行動経済学】印象に惑わされるな!!危険なハロー効果

行動経済学とは、なぜ人は最も合理的な判断ができずに、不合理な判断をしてしまうのかという点に着目した学問です。

心理学にも通じるものがあり、周りから見れば不合理な行動でも、本人はなぜかそのように行動しています。

これらは日常のあらゆるところで起こり得り、知らない間に損をしているかも知れませんよ。

スポンサーリンク

ハロー効果とは

ハローとは「後光」のことを指し、後光によって本来の姿と違って見えることを、ハロー効果と呼びます。

ハロー効果によって人は本来の価値を誤って判断してしまうことがあります。

高いものは美味しいのか?

例えば高級食材を使った料理。

多くの人はフカヒレをその値段からか、非常に美味しいモノと感じます。

しかし、実はフカヒレそのものにはほとんど味はありません。

フカヒレが美味しいのではなく、スープの味が美味しいのです。

目隠しをしてフカヒレに似た食感のモノを食べさせたら、ほとんどの人は分からないんじゃないでしょうか。

フカヒレは希少な部位ゆえに、値段も高くなります。

スープにも高級食材をふんだんに使用して作るレストランもあるでしょうから、フカヒレスープの値段はそれはそれは結構なものになりますね。

そして、人は希少な食材に高級食材を使用したスープというハローによって、フカヒレスープは美味しいに決まっていると考えるのです。

高い値段を支払っているのだから、美味しいと思いこむようにしている…のかも。

確かに美味しいと思いますよ。

中華スープに醤油を入れて卵を溶き入れれば、それだけでとても美味しい卵スープが出来るんですから。色んな旨みが合わさったスープとくれば、不味いわけがありません。

しかし、それは本当に値段に見合ったものなのでしょうか?

少なくとも、僕は5,000円もするようなフカヒレスープなら、自分で味覇を買ってきて卵スープを作って飲む方が満足です。

どれだけフカヒレスープが美味しかろうと、スープに5,000円を支払う価値は見出せません。

実際はもっと安くて提供されていることもあると思いますが、どちらにせよ「フカヒレ」というだけで美味しいモノと思うのは考えものですね。

断っておきますが、フカヒレを批判しているわけではありません。あの食感が好きだと言う人もいるでしょうし、それを否定はしません。

他にも高いだけでそれほど美味しいとは思えないモノはたくさんあります。

しかし、人はその値段が高ければ本来の価値以上に美味しいと錯覚し、中途半端な見栄を張って失敗してしまうこともあるでしょう。

芸能人の格付けチェックを見ていたら、如何に高級食材が必要以上に評価されているかが分かるのではないでしょうか。

金融・保険のCMには気をつけろ

ハロー効果は人気のある芸能人にも大きな影響を受けます。

綺麗な女優が出演する化粧品の品質は良いんだろうな、と無意識に感じてしまう人は多いと思います。

また、金融系のCMには女性芸能人が起用されやすいです。

これも女性の方が柔らかいイメージがあることで、お金を借りるというハードルを下げさせるための心理要素が含まれています。

保険のCMに関しても同様です。

保険は金融ほど悪いイメージがないでしょうから、男性芸能人も多く出演しています。

それでも出演しているのは超が付く人気芸能人が多く、パッと思いつく限りでは西島秀俊・指原莉乃・亀梨和也などですね。あ、西島秀俊の妻役で渡辺直美も出ていますね。

西島秀俊・渡辺直美のCMは和やかな家族を演出し、何かあったときにお金はどうするのよと誰にでも起こり得ることを想像させて不安を駆り立てています。

例えば給与サポート保険なんてものは、自営業者には考える余地はありますが、サラリーマンにはほとんど必要性を感じない保険です。

でも、保険に関しては無知な人が多いので、そのCMを見て加入しなければと思う人は一定数いるのは間違いありません。

だからこそ、あれだけの大物芸能人を起用してまでCMを打つんですからね。

そのCMのギャラを負担するのは企業ですが、もちろんその原資は保険に加入している

あなたたち

ですよ。

保〇の窓口に出演しているのは指原莉乃ですね。

AKBの中心人物と言える存在で、今では影響力もかなり大きくなっているのではないでしょうか。今はAKBじゃないのか?

指原莉乃を起用する目的は、おそらく若い世代へのアピールでしょう。ただ、正直CM内で発言している内容と保険の関連性が全く感じられません。

このCMを見て保険を考えなきゃって思う人は、ちょっと危険なレベルだと思いますね。

最近初めて見たのが、亀梨和也が出演していた保険見直〇本舗のCMです。

いつからかネタっぽいこともするようになった亀梨和也ですが、このCMでも「ポウッ!!」と言うばかりで何のCMなのかと思っていました。

このCMで保険はこの会社にしようと思う人はいるのでしょうか…

金融系も保険もCMに出演している人は、その実態を詳しく知らないと思います。詳しく知っていて出演しているなら、それはそれで少し怖いですね。

僕がこれらのCMのオファーを頂いても、出演しますとはとても言えません。まぁいつまで経ってもそんなオファーは来ませんから関係ないですけど。

CMはそもそもハロー効果を狙っているものですが、それによって自分にとって不利益になることだって多くあるということは覚えておきたいですね。

まとめ

なんだかんだ言って、実際僕もハロー効果に騙されていることはあります。

4月末に少し遠出をして、以前から食べてみたかった海鮮丼を求めてバイクで小旅行をしました。そのときに食べた海鮮丼も、そこそこの値段がするものです。

市場のすぐ近くなので、原価的にはそこまで高くはならないとは思いますがその値段でも支払えたのは、旅先で食べるというシチュエーションによるところが大きいでしょう。

僕は多少料理もできるので、自分で買ってきて作る方が断然安く付きますが、付加価値に対価を支払ったと思っています。言い聞かせています。

ハロー効果と分かっていても支払う価値があるのか、そうでないのかをしっかりと見極めることが出来れば、無駄な支出が抑えられてより良い生活ができるかも知れませんね。

ちなみに、もちろんブログ記事などの信憑性にもハロー効果は効いてきます。

この記事をどこの誰だか分からない僕が書いても「何言うとんねん」となる人が大半だと思いますが、同じ記事を新垣結衣が書いたら今年の流行語大賞はハロー効果になるでしょう。

おしまい。

保険は人生で2番目に高い買い物と言われるもの、知らなければ大損する可能性もあります。

無駄な保険料を払わないためにも、保険について考えよう
保険は人生で二番目に高い買い物と言われます。 世界的に見ても、日本人は保険加入率が高...

節約の天敵は行動経済学で解明できる?

これからの時代、投資について考える必要があります。

「株式投資」とギャンブルが決定的に違う理由
株式投資なんてギャンブルだからやるもんじゃない!!と思っているそこのアナタ。 投資と...