ヘニーヒューズ産駒の特徴と狙い方

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2017年の新種牡馬には、三冠馬オルフェーブルや世界の短距離王ロードカナロアなど、現役時代に大活躍した馬がいます。

そんな期待の新種牡馬のなかでも、馬券で勝つためにおすすめの種牡馬がヘニーヒューズです!

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ヘニーヒューズとはどんな馬?

ヘニーヒューズはアメリカで2003年に産まれ、現役時代は10戦6勝と数字上は平凡でした。しかし、その競走能力は世代最高レベルと言われたそうです。

3歳で早々と引退し、繁殖成績にも期待されましたが思うような結果は出ず、2012年にはオーストラリアにトレードされます。

その後、アメリカで残った産駒の1頭がBCを制したことで、2013年にはシャトル種牡馬として再びアメリカで供用されることに。

その頃日本では、ヘニーヒューズ産駒の持ち込み馬9頭のうち、ヘニーハウンドとケイアイレオーネの2頭が重賞を制するなどの活躍を見せていました。

その活躍をうけ、2013年10月に日本で輸入されることが決定。ヘニーヒューズは日本の種牡馬としては今年デビューとなりますが、実はこれまでも外国産馬として産駒は日本で走っていたのです。

外国産馬として日本で走ったのはわずか15頭(1頭は今年デビュー)ですが、前述の2頭に加えてアジアエクスプレス・モーニンがG1を制覇。今後の活躍を期待せずにはいられないですね。

ヘニーヒューズの血統

ヘニーヒューズの血統

ヘニーヒューズは父ヘネシー・母父Meadowlake(メドウレイク)という血統。大系統ノーザンダンサー系・小系統ストームバード系に分類されます。

母父Meadowlakeはセントサイモン系で、安田記念などを制したリアルインパクトの母父でもあり、この血を持つ馬は短距離適性が高くなる傾向があります。

同父のHennessy産駒には、ヨハネスブルグが種牡馬として日本で活躍。

代表産駒にはネロやホウライアキコ、エイシンバッケンなどがおり、基本的には短距離向きの産駒が多く、ヘニーヒューズ産駒も短距離向きが多いですね。

ヘニーヒューズ産駒の特徴

これまで外国産馬として日本で走った産駒は、すべてのレースで買い続けても単勝回収率179%・複勝回収率90%と平均を大きく上回ります。

全29勝のうち、ダートでの勝ち鞍が22勝でダートシェアは75%。ダートならベタ買いで単複回収率が100%を超えるほどの活躍ぶりでした。

そのため、日本へ輸入されて産駒が活躍することは明らかですね。

出走数も増えてサンプルも多くなってきましたので、改めて最新のデータをもとにヘニーヒューズの狙い目を考察していきます。

データはデビューから2020年3月末までの時点のものです。※今後の成績を保証するものではありません。

狙うなら芝かダートか?

まずはヘニーヒューズ産駒を狙うのは芝かダートかどちらがいいのか。

トラック出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
3274.3%10.1%16.5%30%59%
ダート160711.0%20.7%30.1%100%89%

アジアエクスプレスなどの活躍から芝でも走ると思いましたが、明らかにダート向きだということがわかりますね。ベタ買いで単勝回収率が100%は異常です。

芝で狙えるとしたら2歳戦の短距離。もちろん、個別では芝もこなす馬はいますが、全体として狙うのはダートで間違いありません。

得意距離は?

ここからはダートに絞って検証していきます。

距離出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1400m以下99911.6%20.3%29.1%107%85%
1600m11712.8%23.9%35.0%61%100%
1700m以上3409.4%20.6%30.8%96%94%

短距離に出走することが多いですが、どの距離でも堅実に走っていますね。

とくに、1800mでは短距離馬のイメージによって人気になりづらいのか、非常に優秀な成績を収めています。

早熟傾向がある

年齢出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
2歳38816.8%29.6%40.2%176%112%
3歳9299.5%18.4%28.0%85%83%
4歳2568.6%17.2%24.6%48%78%
5歳345.9%5.9%11.8%45%40%

ご覧のように、あからさまに早熟傾向が見て取れます。

ヘニーヒューズ産駒は使えば使うほど消耗し、キャリア10戦以下と10戦以上で大きく好走率に差が出てきます。これを覚えておくだけでも、ヘニーヒューズ産駒の買い方は十分と言えるレベルですね。

得意・不得意な競馬場

競馬場出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
札幌4912.2%20.4%30.6%55%51%
函館4610.9%32.6%39.1%155%96%
福島816.2%23.5%28.4%14%97%
新潟8310.8%20.5%27.7%159%113%
東京27313.9%23.1%30.8%107%97%
中山22713.2%21.1%30.8%186%112%
中京1539.8%16.3%26.1%58%63%
京都33112.4%21.1%31.7%80%73%
阪神2828.5%17.4%29.8%104%96%
小倉824.9%19.5%25.6%14%64%

ローカルは出走数が少なめで、今後の成績が大きく変わる可能性もありますが、中央4場の成績は京都を除いて抜群ですね。

東京・中山・阪神と京都で違う点は、直線に坂があるかどうか。ただ、それが原因だとすれば、坂のある中京で成績が悪いのがしっくりきませんが、一応覚えておきたいポイントです。

相性のいい母父

母父出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
サンデー系4519.5%18.6%27.1%53%75%
ミスプロ系23012.6%21.3%30.4%189%117%
Nダンサー系(欧)13115.3%22.1%31.3%91%67%
Nダンサー系(米)9811.2%20.4%32.7%427%151%
エーピーインディ系1010.0%50.0%70.0%21%168%
ロベルト系12715.0%27.6%41.7%85%84%
ヘイロー系8013.8%21.3%27.5%105%100%

ヘニーヒューズ産駒は母父によっても成績が大きく変わります。

相性がいい母父は総じて米国型の血統。ミスプロ系・米国型ノーザンダンサー系・エーピーインディ系・ヘイロー系は圧倒的な回収率ですね。

逆に、サンデー系や欧州型ノーザンダンサー系は低調。ロベルト系が平均程度に走っているのは不思議です。

休み明けが得意

間隔出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
連闘417.3%19.5%26.8%31%100%
2週21911.9%24.2%36.1%47%82%
3週32513.2%23.7%34.5%124%89%
4週17913.4%24.6%35.8%100%79%
5~11週40210.2%17.9%24.1%91%85%
12~23週2077.7%13.5%20.3%119%62%
24週以上365.6%19.4%30.6%83%211%
初出走19811.1%21.7%33.8%139%114%

ヘニーヒューズ産駒は新馬戦や休み明けのフレッシュな状態で走ります。休み明けは人気が落ちやすいですが、気にせず狙っていけばいいでしょう。

巻き返し力が高い

前走着順出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1~4着55018.0%31.1%43.6%68%74%
5~18着8476.3%13.5%20.3%113%93%

ヘニーヒューズ産駒はフレッシュな状態が得意=反動が出やすいとも言えるので、前走で好走した馬の期待値は低いです。そのため、昇級戦も狙いづらいですね。

狙うなら前走5着以下に敗れた馬がいいですが、やはりキャリアの浅い馬のほうが巻き返す可能性は高く、10戦以上使っている馬の巻き返しにはあまり期待できません

距離変更で一変する

前走距離出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
同距離65112.0%22.3%31.8%88%75%
今回延長3979.3%18.1%26.2%110%93%
今回短縮36011.1%20.0%29.2%93%96%

米国型血統は距離延長ローテを苦手とする馬が多いですが、ヘニーヒューズ産駒はそこまで延長を苦にしていません。好走率が若干低いので、決して得意とは言えない可能性はありますね。

力のいる馬場が得意

馬場状態出走数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
90212.0%20.6%30.2%120%91%
稍重39810.6%20.6%30.4%90%84%
2049.3%24.0%30.4%48%79%
不良1037.8%14.6%27.2%72%103%

ダートは良馬場のほうがパサパサで体力を要求されますが、ヘニーヒューズ産駒はそういった馬場のほうが強いです。

雨が降って馬場が渋れば、スピードが出やすくサンデー系などの成績がやや上がるため、重馬場では穴馬の出番が減っています。※ただし、人気馬はそれなりに走る。

不良馬場までいくと逆に差しづらくなったりするので、スピードタイプの優位性がなくなるんじゃないかなーと思いますね。あくまでも予想ですが。

ヘニーヒューズ産駒の特徴と狙い方のまとめ

ヘニーヒューズ産駒が走る条件はかなり偏っているため、馬券に活かしやすい種牡馬であると言えます。それでいて穴馬券も多いので素晴らしいですね。

ヘニーヒューズ産駒の狙い方をまとめておきます。

  • ダート戦
  • 2歳戦もしくはキャリア10戦以下の馬
  • 坂のある競馬場(なぜか中京は不振)
  • 母父が米国型
  • フレッシュな状態
  • 反動が出やすく、巻き返し力が高い
  • 距離の変更ショック
  • 力のいる良馬場

赤文字はとくに注目しておきたい項目。

これまでダート界ではサウスヴィグラス産駒が無類の強さを発揮していましたが、徐々に産駒数も減ってきており、世代交代の波が押し寄せています。

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ヘニーヒューズは間違いなくこれからのダート界を牽引する一頭になるので、特徴を覚えておきたいですね。

あ、牽引するという意味は、G1で活躍するということではなく馬券的な意味ですよ。G1で活躍するのは、おそらくゴールドアリュールの血を引く馬たちでしょう。

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