導入時は今後のスロット界を担う可能性を秘めていた北斗宿命ですが、現状は期待外れと感じている方のほうが多いかと思います。少なくとも、僕はそう感じましたね。
その理由は、やはり設定6がエクストラ過ぎて簡単に判別できそうなこと。それに、低設定は吸い込みが早いのに出玉に上限があるということです。たしかに低設定でもポンポン当たることもありますが、ハマって単発(100枚以下)を喰らうと萎えますよね。
5号機でも天井単発なんてザラでしたが、青天井の一撃性があったからこそハマり&ショボ出玉も受け入れられたのではないかと。こればかりは規制によってどうしようもないので、文句を言っても仕方ないですが。規制の文句は俺に…言うな。
それより、いつの間にかとある解析サイトに伝承BBの詳しい抽選の仕組みが掲載されていました。他の解析サイトには一切出ていないのが不思議でもあり闇を感じる部分でもありますが、それを見る限り設定6は強制的に出玉を抑える仕様になっている気がしますね。
いわゆるデキレですが、リゼロなどの高ベース高純増機ほど露骨ではなく半デキレといったところでしょうか。
伝承BBの仕組み
簡単に説明すると、小役ごとにポイントを貯め、ポイントが貯まるとジャッジレベルが上がり、バトル発展時のジャッジレベルによる継続抽選を行うという流れです。
ジャッジレベルは1~4段階まであり、Lv4に到達すると激闘ステージへ移行。Lv4での継続率は80%なので、激闘=80%に期待と書かれていたわけですね。
小役によるポイントは最大255ptで、255ptに到達すると闘神ステージへ移行=継続確定となります。
闘神ステージに移行後はポイントは一度リセットされ、ジャッジレベルもLv1へ移行。その後、一定のポイントが貯まればストックを獲得。ポイントが貯まらずともジャッジレベルによる抽選を突破すると、ストックを獲得できるようです
激闘ステージ以下と闘神ステージでは、ジャッジレベルによる継続率が違います。
ジャッジレベル | 移行までに必要な ダメージポイント | 継続率※ (闘神以外) | ストック当選率 (闘神) |
Lv1 | ー | 80.0% | 0.4% |
Lv2 | 16~96pt | 5.0% | 0.4% |
Lv3 | 64~96pt | 33.3% | 0.4% |
Lv4 | 64~128pt | 80.0% | 55.0% |
※闘神ステージ以外でストックを保有して発展した場合、抽選に突破すればストックを獲得
小役ごとのポイント加算抽選などの詳細は省きますが、ざっくり言えば「いかにLv4に上げるか」もしくは「Lv1のまま」バトルに発展して継続させるか。炸裂目&レア役の連打でストックを獲得するかがロング継続のポイントです。
ちなみに、バトル中のレア役は2トキ・チャンス目だと33.3%で書き換えorストックとなるそうです。
対戦相手がジャギの場合は継続濃厚となっていますが、これは内部的にストックがあるときに選ばれているのでしょうか。それにしては、ストックまでのハードルが高そうな割に出てきやすい気もしますが…
設定6はレベルを上げるポイント振分が冷遇?
初当たり確率と機械割を見ても分かるように、設定6は間違いなくATの期待枚数は少ないです。その理由が、ジャッジレベルを上げるまでに必要なダメージポイントの振分が冷遇されているということではないでしょうか。
ジャッジレベルが上がるダメージポイントは一定ではなく、Lv2は16~96ptとかなりばらつきがありますね。そしてLv2の継続率はわずか5%…設定6は出玉を調整するために、すぐにLv2に上がるけどそれ以上は上がらないという仕組みでしょう(Lv3・Lv4への移行は規定ptの上限が選ばれやすい?)。
逆に、他の設定で激闘に行かないのにやたら継続するというケースは、Lv2に上がるまでの規定ポイントが多く、結果としてLv1(80%)のまま発展、もしくはLv4の規定ポイントが少なく激闘に行きやすく高継続にしていると思われますね。設定6でも初回はLv2までの規定ポイントが多く継続しやすい、○セット目以降は冷遇…といった形かもしれません。
また、AT中はA~Fまでのモードがあり、セット開始ごとに抽選され、G数や継続のしさすさに影響します。
モード | G数 | 特徴 |
A | 15G+α | 通常 |
B | 15G+α | 次回CorDに移行しやすい |
C | 15G+α | 激闘に移行しやすい |
D | 30G+α | 30Gスタート |
E | 30G+α | 次回もEの可能性が高い |
F | 30G+α | 次回以降もFを維持(TURBO専用モード) |
モードによって、セット開始時に初期ダメージポイントの抽選をしています。
モード | 32pt | 64pt | 128pt |
C以外 | ー | 8.30% | 4.20% |
C | 43.80% | ー | 12.50% |
モードCの激闘に移行しやすいという特徴は、初期ポイント優遇の他にLv4へ上げる規定ポイントが少ないところが選ばれやすいのかな。リュウガは激闘に移行しやすい=モードCで選ばれやすいということでしょう。
また、たまに激闘スタートがあるのは、初期128ptが選ばれたということですね。
まとめ
北斗宿命はジャッジレベル移行に必要な規定ダメージポイント、モード選択率によって設定ごとの出玉性能を調整していそうですが、解析が出たとしてもそれを打ちながら判別するのは難しそう。
とりあえず、設定6は別格に当たりやすいので、初当たり確率だけでも2時間ほどであれば分かる可能性は高そうですね。
おそらく、2トキやチャンス目B?での当選率が低確・通常でもかなり優遇、七星チャンスからの当選率も別格でしょう。打ったことないからどれくらいかは知りませんけど。
店側としてはアピールしやすいかもしれませんが、分かり易さも度が過ぎれば他の設定が動かないので使いづらいでしょうね。
これ、設定4(偶数)の初当たり確率も上げて連チャンはしにくい仕様にしておけば、それなりに稼働させられたんじゃないかなーと素人なりに思います。
終わり。

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