【競馬初心者向け】競馬の超基礎講座③~馬券編~

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3部に分けてお届けする競馬初心者のための競馬の超基礎講座。最終回では馬券についての基本を解説していきます。

競馬を始めたての頃は馬券の種類が多すぎて、どれがどんな意味なのかわかりませんよね。僕の知り合いでも、いつもこの馬券ってなんやっけ?となっています。

券種によっては複雑な買い方をすることもあるので、しっかり勉強しておきましょう!

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枠番と馬番

まず、馬券で使う番号には、枠番と馬番があるので間違えないように。

  • 枠番…1~8枠まで。ひとつの枠に2頭入ることもあり、枠によって帽子の色が違う
  • 馬番…1~18番まで。馬番は1頭ずつ異なる

出走馬が16頭の場合は1つの枠に2頭ずつ入ることになります。

しかし、出走馬が少ない場合は内枠には1頭のみ、出走馬が18頭だと7・8枠が3頭ずつなど、頭数によってひとつの枠に入る頭数は変わってきます。

枠によって帽子の色が決まっているので、レースでは馬番と帽子を色をセットで覚えておくと、自分が応援している馬が見つけやすいでしょう。

1枠5枠
2枠6枠
3枠7枠
4枠8枠ピンク

馬券の種類と特徴

では、現在JRAで発売されている馬券の種類とその特徴を解説していきます。

馬券には1頭だけ選ぶものと2~3頭選ぶものがあるので、初心者にはまずは1頭だけ選ぶ馬券で買うのをおススメします。

それに慣れてきたら、2頭選ぶ馬券にもチャレンジしてみてはどうでしょうか。

単勝

単勝は1着になる馬を当てる馬券です。

単勝で買った馬が1着になれば馬券は的中、その平均配当は約1,045円です。なお、もっとも勝率の高い1番人気が勝つ確率は、おおよそ30%くらいとなっています。

1頭だけ選び、レースではその馬だけ見ていれば当たったかわかりやすいですし、一番シンプルで基本的な馬券と言えるでしょう。

もちろん1レースで数頭の単勝を買うのもアリです。18頭立てで単勝1点買いなら当たる確率は1/18ですが、3点買いをすれば1/6まで確率が上がりますからね。まぁ馬にも能力差があるので単純にそんな確率にはなりませんけど。

ただし、多点買いをすれば購入金額も増えるので、財布と相談して考えましょう。

単勝2倍を1点買いで的中するのと、単勝6倍を3点で的中するのは結果的には同じことになります。多点買いの方が的中率は高くなりやすいですが、オッズとのバランスを見て買い過ぎには注意が必要です。

複勝

複勝は3着以内のいずれかの馬を当てる馬券です。

単勝に比べて当たる確率は3倍になりますが、その分配当は低く、平均配当は約365円。1番人気が3着以内に来る確率はおおよそ60%となっています。

馬券のなかで最も的中率が高いので、初心者が馬券を当てたいのであれば、まずは複勝がいいでしょうね。

複勝のオッズは「1.5~2.8」のように表示され、左を下限オッズ・右を上限オッズと言います。

複勝の場合、3着以内に入った馬の人気によって配当が変化し、人気馬が多いほど下限オッズに近いオッズになります。つまり、配当が低いということ。

3着のうち2頭が1・2番人気なら、ほぼ下限オッズでの払戻となるでしょう。逆に、すべて人気薄で決まれば上限オッズに近い払戻となるので、人気馬が来ないことを祈りましょう!

的中する可能性が3頭いるわけなので、3点買いをしてすべて当たるなんてことも有り得ます。そんな買い方してる人は見たことがないですが。

注意点として、出走頭数が7頭以下の場合、複勝の的中は2着までとなるので覚えておきましょう。

枠連

枠連は1-2着馬の枠番を当てる馬券です。

2頭とも当てる必要があるので、単勝・複勝に比べると的中率が下がりますが、平均配当は約2,110円と大幅にアップ。

枠連は1-2着馬の順番はどちらでも関係ありません

昔は枠連が馬券のメインとして買われていたようですが、馬券の種類が増えたことで、現在ではあまりメジャーな馬券ではなくなっています。

枠連のポイントは、ひとつの枠には2頭(3頭)入ることが多いので、その枠を買っていればどちらの馬が来てもいいことですね。

馬連

馬連は1-2着馬の馬番を当てる馬券です。

枠連が理解できれば馬連も難しくはないでしょう。馬番は各馬に決められているので、枠連より的中率は下がりますが、平均配当は約5,875円と枠連の倍以上に。

馬連が登場したことで、馬券のメインが枠連から馬連へ移行したと言えます。馬連も1-2着馬の順番はどちらでも関係ありません

ちなみに、そのレースでもっとも強いと思われている1番人気と2番人気の馬連の的中率は、毎年15%ほど。

1・2番人気の平均配当が約550円なので、たいして当たる訳でもなく、当たってもたいした払戻がない。つまり、人気の組み合わせを買うのは得策ではないということですね。

基本的に、枠連より馬連のほうが高配当になりますが、稀に枠連のほうが高配当になるケースもあります。

そのケースとは、枠連ぞろ目決着のときや、ひとつの枠に1頭しか入っていない馬同士で決まったとき。少頭数のときに起こりやすいです。

例えば、10頭立てのレースで8枠9番と8枠10番で決まったとき、馬連9-10よりも、枠連8-8のほうが高配当になったり、1枠1番と2枠2番できまったとき、馬連1-2より枠連1-2のほうが高配当になったり。

なぜこのようなことが起こるかと言うと、馬券はユーザーがその組み合わせを多く買うほどオッズが下がる(人気になる)仕組みだからです。

現在は馬連のほうが売れやすいので、枠連と馬連が同じ馬の組み合わせになる場合、馬連で買う人が多くなります。

その結果、枠連とのオッズに歪みが生じ、枠連のほうが高配当になる可能性があるんですね。多くの人が、枠連より馬連のほうが高配当になりやすいと直感的に思っているからこそ起こる現象です。

全てのレースでそうなるとは限りませんが、馬連を買う前に枠連のオッズも確認するクセをつけておくと、的中したときの利益が増えるかもしれませんよ。

馬単

馬単は1-2着馬の馬番を着順通りに当てる馬券です。

着順まで当てる必要があるので、馬連よりも的中は下がりますが、平均配当は約11,948円と万馬券が当たり前のように出ます。

馬単のポイントは、人気のない馬が1着に来たときの配当が大きくなることです。

馬券は同じ組み合わせが買われるほどオッズが下がると言いましたが、馬単では人気馬を1着にして買う人が増える傾向にあるので、その組み合わせのオッズが下がります。

逆に、人気薄が勝つと思う人は少ないので、人気薄が1着になる馬券は買われづらく、高配当に期待できるんですね。

2016年の皐月賞、勝ったのは8番人気のディーマジェスティ、2着は3番人気のマカヒキで、この2頭の馬連は62.2倍でした。

しかし、馬単の1着マカヒキ・2着ディーマジェスティの組み合わせは84.7倍。1着ディーマジェスティ・2着マカヒキの組み合わせは、なんと176.8倍と馬連の3倍近いオッズになっていました。

たしかに人気馬のほうが勝つ確率は高いのですが、人気馬が勝ったところで馬単は馬連より少し配当が上がる程度にしかなりません。

ただ、レース中は人気に関係なく落馬や故障などのアクシデントが起こるので、リスクとリターンを考えると、人気馬を1着にして買うのは賢くない買い方です。

実際、2016年の皐月賞はディーマジェスティが勝利し、マカヒキは2着でした。マカヒキを1着にした馬単を買っていた人は、啞然としたでしょうね。

馬単とは、「人気薄が1着になったときもっともメリットを享受できる馬券」ということです。人気馬を1着にするくらいなら、馬連を買っておくことをおすすめします。

ワイド

ワイドは3着以内のうち2頭を当てる馬券です。

的中する馬券は、1-2着・1-3着・2-3着の3通りがあります。馬連の幅が広くなったと考えればいいでしょう。馬連より的中率は上がり、平均配当は約1,928円と低くなります。

配当は低いですが、馬連より当たりやすいし、複勝より配当は高いので、初心者にも買いやすい馬券だと思いますね。

ワイドも複勝と同じように、3着以内に入った馬の人気によってオッズが変動します。

馬連に比べて的中率は3倍になりますが、必ずしも配当が1/3になるとは限りません。とくに、人気薄同士のワイドの場合、馬連の1/5ほどしか配当がつかないことも。

その理由は、人気薄は3着までが精一杯と思う人が多く、馬連よりワイドで買うことが増えるからです。ワイドで買う人が増えれば、配当が下がりますからね。

逆に、人気馬同士の場合は1-2着で決まると考える人が多く、ワイドだと配当が低すぎることもあり、ワイドより馬連で買われることが多くなります。

そのため、人気馬同士のワイドは、馬連の1/2くらいの配当がつくこともあり、意外と割のいい馬券のような気もしますね。

三連複

三連複は3着以内のすべての馬を当てる馬券です。

これまでの馬券より的中の難易度は上がり、そのぶん平均配当も約23,827円と高配当に期待できます。三連複は3着以内に入る馬の着順は関係ありません

1点や2点買いだとほぼ当たらないので、買い目を増やして買うことが基本です。

ただ、増やしすぎても的中したときの利益が少なくなったり、はずれが続いたときのダメージも大きいので、バランスが難しいですね。理想は10点前後に絞ることですが、多くても30点以内に抑えたいところです。

点数を増やしても、的中する買い目はひとつしかありません。30点買った時点で29点ははずれ馬券になると考えると、やはり買いすぎは非効率ですね。

三連単

三連単は3着以内のすべての馬を、着順通りに当てる馬券です。

三連複より遥かに難しい馬券となり、平均配当は驚異の約143,186円。これまでの最高配当額は、なんと2,983万円です。100円が、2,983万円になったのです。

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イッツジャパニーズドゥリームッ!

三連単も、馬単と同じく人気のない馬が上位に来るほど配当が跳ね上がる馬券です。しかし、相当の点数を購入しないと、1年で1回も当たらない可能性もあります。

ぶっちゃけ、三連単はお金持ちが買う馬券であり、初心者や軍資金の少ない人は手を出さないほうが賢明な馬券ですね。

WIN5

WIN5は指定された5レースの1着馬をすべて当てる馬券です。

現在発売されている馬券のなかで最も難しく、最も高額配当が期待できる馬券。夢はありますが、ほぼ当たらないのでおすすめしません。

特殊な買い方

1頭だけを選ぶ単勝や複勝には関係ないですが、2頭以上を選ぶ馬券では特殊な買い方があります。

  • 流し
  • ボックス
  • フォーメーション
  • マルチ

これら馬券の種類ではなく、馬券の買い方のこと。初心者には難しそうに思えますが、実はとても単純なことなんです。

それぞれの買い方について、説明していきましょう。

流し

流しとは、軸馬を1頭と相手馬を数頭選び、軸馬から相手馬への馬券を買う方法です。

例えば、1番の馬が2着までに来る確率が高いと判断し、軸馬とします。相手には2~6番までの馬(相手5頭)を選び、馬連を買うとしましょう。このとき、1番が軸の相手5頭流しとなります。

この馬券が的中するには、軸馬(1番)が2着以内に来ることが絶対条件で、なおかつ2~6番のいずれかが2着以内に来る必要があります。

複雑そうに言っていますが、ことは単純で、以下の5通りの馬連を買っているだけ。

  • 1-2
  • 1-3
  • 1-4
  • 1-5
  • 1-6

馬券を買うときに、通常のマークシートでそれぞれの買い目を記入するのは面倒なので、流し専用のマークシートで記入すれば、手間が省けるだけのことです。

通常のマークシート

これが通常のマークシートですが、塗りつぶす箇所が多くて面倒ですね。これを流し専用のマークシートを使うと…

流し専用マークシート

このように、軸と相手を塗りつぶすだけで同様の馬券が買えるようになります。

ただし、このマークシートでは同額でしか買えません。もし1-2の買い目だけ金額を増やしたいなら、通常のマークシートで買い足す必要があります。

出走馬すべてを相手馬として買う場合、一般的に総流しと呼びます。

また、三連複と三連単の場合は、軸馬を2頭にする2頭軸という買い方もできます。1・2番の2頭軸で相手に3~5番を選んだ場合、買い目は1-2-3・1-2-4・1-2-5の三点です。

なので、1-3-4や2-3-5で決着しても、馬券は不的中となります。

例えば三連複で1・2番の2頭軸で相手を3~5の3頭選んだ場合、買い目は(1.2)-(3.4.5)の三点となり、1番と2番が3着以内に入ることが前提で、残りの1頭に選んだ馬が来れば的中です。

これから説明する買い方も、すべてそれぞれの買い目をまとめて買う方法ということに変わりはありません。

ボックス

ボックスとは、複数の馬を選び、選んだ馬同士でできる買い目をすべて購入する方法です。

例えば、1~4番までの馬を馬連のボックスで買う場合、買い目は以下の6点。

  • 1-2・1-3・1-4
  • 2-3・2-4
  • 3-4

これも通常のマークシートに記入するのは面倒なので、手間を省くために使うものです。意味さえわかれば難しくないですね。

ボックスは選ぶ馬が増えれば一気に買い目が増えることになるので、どの券種で何頭選ぶと何点買いになるのかを知っておくといいでしょう。

ボックスの点数表(JRA)

フォーメーション

フォーメーションは説明が難しいですが、基本は流し馬券と同じです。

基本的に三連複・三連単で使う買い方で、一列目・二列目・三列目という概念があり、それぞれの列に買う馬を選びます。

例えば、三連複のフォーメーションで以下のように買った場合。

  • 一列目…1番
  • 二列目…2番・3番
  • 三列目…3番・4番・5番・6番

この場合、馬券の中心は1番になり、三着以内に来ることが的中の最低条件です。

フォーメーションはここから買い目を分解していくと、まず1-2-3の三連複が買い目になります。同様に、1-2-4・1-2-5・1-2-6も買い目になります。

二列目に3番も買っているため、他に1-3-4・1-3-5・1-3-6も買い目になり、合計で7点を購入するということです。

このフォーメーションでは、1番と2番の2頭軸で相手3~6番への流し1番と3番の2頭軸で相手4~6番への流しをまとめて買っているにすぎません。

一列目から順に矢印を引いていけば、どの組み合わせを買うかわかりやすいですね。

各列に何頭買うかは自由ですが、上の列に買う馬を増やすほど、買い目は一気に増えるので気を付けましょう。

慣れればなんてことないですが、初心者はあまり三連系に手を出さないほうがいいと思うので、気にしなくもいいですかね。

マルチ

マルチとは、着順まで当てる必要がある馬単と三連単で使用する方法です。

馬単では1着に1番、2着に2番を買っていても、着順が逆ならはずれです。これを、着順が逆になっても的中するよう、2番を1着、1番を2着にした馬単も買うようにするのがマルチとなります。

やはり、これも買い目の入力を省くだけのもので、難しく考える必要はありません。

馬単では1着2着の順番を裏表と表現することもあり、馬単の裏表を買うと言う人もいますね。お気づきかもしれませんが、裏表を買うのは馬連を買うのと同じです。

じゃあ何のために馬単の裏表で買うの?と思いますよね。

裏表で買う人の多くは、深く考えずに買っている可能性があります。ぶっちゃけ、馬単の裏表を買うメリットはありません。

おそらく、人気薄が1着に来たときに配当が跳ねることを楽しみに買っているのだと思いますが、たいていは配当の低い人気馬のほうが1着になるでしょう。

馬単の裏表を買うには最低でも200円必要なので、それなら馬連を200円買っているほうがトータルでは得する可能性が高いです。

馬単を活かすには、裏表ではなく着順をどちらかに固定して買うことが重要です。

これが三連単になると、マルチでは買い目が爆発的に増えます。

ちょっと説明するのも面倒なので(おい!)、初心者は三連単に手を出さないことで〆させていただきます。

まとめ

3部に渡ってお届した競馬初心者向けの基礎講座は、以上で終了です。

競馬は馬券が的中することも楽しいですが、サラブレッドがターフを駆ける姿を見るのも楽しみのひとつ。

知識が増えればそれだけ楽しみ方も幅が広がるので、ぜひ当ブログの競馬記事もご覧になっていただければと思います。

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