競馬は勝てるのか?勝てる人と勝てない人の違い

競馬って勝てるの?と聞かれると、僕は「勝てる可能性はあるけど難しい」と答えます。

競馬は約95%の人が負けていると言われるように、圧倒的に勝てない人が多いのが現実。しかし、約5%の人は勝っているということです。

勝てる人と勝てない人の違いは、一体どこにあるのでしょうか?競馬の知識?馬を見る目?

いいえ、競馬で勝つ人のなかには、どちらも素人レベルの人だっています。

競馬で勝てる人と勝てない人の違いは、競馬の仕組みをしっかりと理解しているかどうかです。

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勝てる人が知っている競馬の仕組み

競馬で適当に馬券を買っていても勝てないことはわかると思いますが、なぜ勝てないのか、その仕組みをご存知ですか?

競馬では、購入された馬券の金額のうち、20~25%※をJRAが徴収するようになっています。そして、残りの75~80%を馬券的中者に払い戻します。

JRAが徴収する分を「控除率」といい、この控除率があることによって、ほとんどの人が競馬で勝てないようになるのです。

※ 馬券の種類によって控除率が違います

ちなみに、馬券を購入した金額に対して払戻された金額の割合を「回収率」といいます。回収率が100%を超えていると、馬券収支はプラスということです。

馬券を100%的中させることはできる

あなたが馬券を買う目的は、馬券を当てるためですか?それとも馬券で儲けるためですか?

馬券を当てるために買っているのなら、すべてのレースで100%馬券を的中させることは可能です。

当然ですが、すべての馬の単勝を買えば、必ず馬券は当たりますよね。でも、そんな買い方をする人はいません。

ほとんどの人は、それで勝てるほど競馬は簡単ではないことを、本能的に理解しているのでしょう。

そして、実際に競馬はそれで勝てるほど甘いものではありません。

全通り買うと理論上は控除率の分だけ負ける

しかし、これから行われるレースだけにかぎれば、全通り買いでも勝てる可能性はあります。

10頭立てのレースで単勝を100円ずつ買っていたら、10倍以上の馬が勝てばそのレースではプラス収支です。

ですが、そのまま他のレースも単勝をすべて買うと、理論上はいずれ控除率の分だけ負けるようになります。

次の画像は、2018年に行われた全レースで単勝を全通り買ったときの結果です。

レース的中率は当然100%、しかし回収率は71.4%にしかならず、馬券収支はマイナスになっていることがわかります。

年単位では多少の違いはあれど、毎年ほぼこれに近い結果になります。

また、単勝の控除率は20%なので、理論上は回収率が80%前後にならないとおかしいはずですが、実際にはそれよりも低い回収率になっています。

その理由については次の項目で解説しますが、とりあえず全通り買っていると、実際には「控除率以上に負ける」ということです。

競馬で勝つために必要な知識

競馬で勝つためには、回収率が100%を超えなければなりません。しかし、適当に買っているだけでは控除率の影響で100%を超えるのは難しい。

では、どうすれば控除率の壁を超えて回収率100%以上を目指すことができるのか?

そのためのヒントが、先ほどの単勝全通りで控除率以上に負ける事実です。

なぜ控除率以上に負けるのか?

本来なら回収率は単勝の控除率を除いた80%前後になるはずですが、そうならない理由は、オッズごとの成績を見ればわかります。

右から3番目の「単回値」が回収率のことです。

これを見ると、単勝オッズが50倍を超える馬の回収率が、平均(80%)を大きく下回っていますね。

50倍以上はいわゆる大穴、当たればその日の負けを取り返せる可能性もある倍率です。

しかし、それほどオッズの付く馬は基本的に成績が良くない馬が多い = 能力の低い馬が多いのは間違いありません。

要は、大穴ゾーンのオッズだと、その馬が勝つ確率に対してオッズが低すぎるのです。言い換えると、過剰評価されている馬だということ。

逆に、単勝5~9.9倍の馬たちは回収率が84~85%なので、勝つ確率に対して高いオッズが付いている過小評価された馬となります。

※ 必ずしも5~9.9倍が過小評価されているとは限りません

ちなみに、一番右の「単適回値」とは、オッズの低い馬には金額を多く、オッズの高い馬には金額を少なくして、払戻金額を同額になるよう調整したときの回収率です。

2倍の馬には5000円、100倍の馬には100円という感じですね。このように買うと、回収率は控除率を除いた分とほぼ同じになります。

過小評価された馬を探す

すべてのレースではありませんが、過剰評価されている馬たちに資金が入る分、どこかに過小評価された馬が出現します。

単勝5~9.9倍の馬をすべて買うだけでも平均より4~5%高い回収率になるなら、そこからさらに好走できる馬を絞ることで、より高い回収率が目指せます。

そして、過小評価された馬を探すための方法が、世の中に多数ある予想理論です。

予想理論に正解・不正解はない

予想理論はたくさんありますが、どれが正解・不正解ということはありません。

オッズはその馬を買う人が多くなれば下がり、買わなければ上がります。

例えば、Aという理論が勝てると話題になり、多くの人がその理論を元に同じ馬を買うようになれば、その馬のオッズが下がります。

みんなが買えば馬が強くなるわけではないので、その馬が好走する確率は変わりません。

なのに、みんなが買う分だけオッズが下がるので、以前より的中しても払戻が少なくなる(回収率が低くなる)現象が起こります。

そうすると、A理論は勝てない理論となってしまいますね。つまり、競馬では同じ方法で勝ち続けられる保証はないということです。

そして、それが競馬で勝つことをさらに難しくする要因にもなっています。

競馬で勝てる人は過小評価される馬を狙っている

競馬で勝っている人はこのようなことを知っているので、競馬で勝つために過小評価されている馬を探すことに注力しています。

簡単にいえば、他の人が注目していない実力馬を見抜く力があるということです。

例えば、競馬の初心者は近走の成績が良い馬を買いたくなりますが、競馬で勝つ人は前走で凡走している馬に注目します。

その凡走している理由が、スタートで大きく出遅れていたり、直線で前が詰まっていたりなど、実力を発揮できなかった場合なら、今回のメンバーでも実力上位である可能性も十分に有りえます。

実力があるのに前走の凡走で人気がなくなれば、その馬は過小評価されていることになり、狙い目になるのです。

競馬は強い馬が勝つとは限らない

これは競馬で勝つためにとても重要なことです。

もちろん、競馬では強い馬のほうが勝つ確率は高いことには間違いありません。しかし、どのレースでも強い馬が勝つとは限らないのです。

どれだけ強い馬でも、体調が悪ければ走れませんし、ストレスに弱い生き物なので、ちょっとしたことで走る気を失うこともあります。

レース後に「敗因がわからない」というコメントが多く出ることも、馬が生き物であり、何が原因で力を発揮できなくなるかがわからないことを示しています。

また、馬は絶対に勝ってやるぞ!と思って走っているわけでもないですからね。

単勝オッズが1.4倍以下の圧倒的人気でも、3回に1回は負けるのです。

そう考えると、どれだけ強いと思っていても、リターンの少ない馬に大金を賭けるのはリスクでしかないことがわかるでしょう。

知識がないと勝てないわけではない

冒頭でも言ったように、競馬の知識がなくても馬を見る目がなくても、競馬で勝っている人はいます。

そういった人は、レース振りなどから実力が過小評価されている馬を探すなんてことはできません。

では、どうやって勝っているのかというと、データを駆使しているのです。

過去の膨大なデータから回収率が100%を超えるパターンを分析し、それに該当する馬を自動的に抽出するやり方です。

馬を見るのかデータを見るのかの違いだけで、どちらもやっていることは過小評価された馬を探すという作業。

ただ、データを分析して自動的に抽出する仕組みを考えられるのは、ただの天才だと思います。

まとめ

競馬で勝てる人は、ほんの一握りだけです。

それくらい、過小評価された馬を探すのは簡単ではなく、控除率が20~25%の壁は想像以上に高いのです。

しかし、50倍を超えるような馬は大穴党に必要以上に買われている傾向があるため、もう少し低いオッズを中心に買うようにすれば、それだけでも回収率は多少改善されるでしょう。

おしまい。


競馬初心者におすすめの馬券の買い方を紹介しています。

競馬初心者におすすめの馬券の買い方~的中率と回収率のバランス~

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