競馬が勝てない残酷な仕組み~控除率が高すぎる問題~

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この記事をご覧になっている9割以上は、競馬で勝てない人だと思います。なぜなら、競馬は9割以上の人が負けると言われているから。また、競馬で勝っている人はわざわざこのような記事を検索することはないでしょう。

さっそく答えを言っていますが、競馬は9割以上の人が負けると言われるように、ほぼ勝てない仕組みになっています。それは、あなたの運が悪いからではありません。いや、多少は運が悪いこともあるかもしれませんが。

なぜ競馬は勝てないのか。その仕組みを理解すれば、もしかしたら競馬に興味がなくなってしまうかもしれません。まぁ馬券に興味がなくなっても、競馬を観るのが楽しいと思えるのが一番健全ですよね。

ここでは競馬が勝てない仕組みについて解説していきます。

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競馬が勝てない仕組み

あなたが競馬が勝てないのは、まず競馬の仕組みがそもそも勝てないようになっているからです。さらに予想の仕方・馬券の買い方・資金的な問題など様々な要素が複合し、ただでさえ勝てないものに拍車をかけています。

最も大きな問題である「なぜ競馬が勝てないのか」という理由は、競馬は控除率があるマイナスサムゲームだからということです。

競馬は控除率があるマイナスサムゲーム

控除率とは、胴元であるJRAが馬券代から徴収する「手数料」のようなものです。この手数料からJRAは利益を得ることで、競馬の運営をすることができます。

控除率は馬券の種類によって少し違いますが、単勝・複勝で20%、その他の馬券は22.5%~30%となっており、当たりにくい馬券(三連単やWIN5)ほど控除率が高いです。

競馬では馬券代から控除率を差し引き、残った金額を馬券的中者に払い戻すようになっています。例えば、単勝の売上が100万円のとき、20万円を手数料として徴収し、80万円を的中者で山分けするという感じですね。

控除率が高いということは、的中時の払戻率(還元率・回収率)が低いことを意味します。現状もっとも控除率が高いのはWIN5で、それに次ぐのが三連単。どちらも的中すれば一攫千金も狙える夢の馬券です。

しかし、実際の払戻率は低い。にもかかわらず超高額配当が出るということは、それだけ売上が多いからですね。夢を見たいがために、当たりにくいWIN5や三連単ばかり買うんですよ。

ところが、どちらも控除率が高い馬券なので、買う人が増えれば増えるほどJRAは儲かる。まぁ一発どデカい馬券を当てれば大逆転の可能性があるため、全くノーチャンスではないことから、一概に悪いとは思いませんけどね。

ただ、そうなるのはごく少数で、ほとんどの人は大逆転をする前に競馬をやめるか、当たらないまま負け続けるかになるのが現実です。

このように、胴元が手数料を徴収する仕組みを「マイナスサムゲーム」と呼びます。払戻金はJRAが支払うわけではなく、馬券を買って外した人のお金が原資です。その還元される金額が投資分(馬券を購入した総額)より少ないため、基本的には勝てません。

一部では勝っている人がいるのも事実です。控除率は全体の平均なので、回収率が100%を超える人がいれば80%を下回る人もいます。つまり、単勝の控除率が20%と言っても、世の中には単勝だけ買って回収率が50%くらいしかならない人がいる可能性があるということです。

単勝は適当に買っていてもある程度は当たりますが、これがWIN5や三連単となるとそうはいきません。そのため、回収率が極端に低い人と高い人の二極化になりやすいとも言えそうです。

過大評価される馬を買う

多くの人は、過大評価されている馬を買う傾向にあります。こちらは勝てない仕組みというよりも、勝てない行動ですね。

過大評価されている馬を買うとはどういうことか。例えば、3回に1回しか勝てない馬がいるとして、その馬のオッズが単勝2倍なら買いたいと思いますか?

的中率33%でオッズが2倍なら、間違いないく負けるので僕は買いたくありません。実際には何回に1回勝てるかなんてわかりませんが、ざっくり言うとこういうことなのです。

競馬新聞にグリグリの◎が並ぶ馬がいると、無条件で強い馬と錯覚して馬券の対象にしてしまう人が多いんですね。また、近走の着順がいい馬についても、同じように買われやすくなります。

とくに競馬を始めて間もない人や、一発勝負で大金を賭けるような人がそうなりやすいのではないでしょうか。しかし、競馬には出遅れや落馬、道中の不利など様々なアクシデントが起こるため、人気馬は力があったとしても好走するかわかりません。

もちろん、人気のある馬ほど好走しやすいのは間違いありませんが、人気馬はなんとなくで買う人が多くなり、好走する確率とオッズのバランスが崩れてしまうのです。それが過剰人気という意味です。

また、あまりにも人気のない馬は根本的に競走能力で劣る可能性が高いですが、総流しをしたり大穴狙いで一発逆転を狙う人たちが買うことによって、こちらも好走確率とオッズのバランスが崩れやすくなっています。

人気と超人気薄に投票が集まる分、ほどほどのオッズになっている馬のなかには、本来の実力が正しく評価されていない可能性が高まります。とはいえ、やみくもに中穴を狙って勝てるほど競馬は甘くありません。

人気馬であろうと、実力ほど評価されていない可能性だってあります。最近では女傑アーモンドアイが桜花賞では単勝3.9倍の評価でした。

当時はシンザン記念から直行のローテーションや、ラッキーライラックという2歳女王がいたことが原因ではありますが、これまでの走りからその実力を見抜いていた人からすると、美味しすぎる配当と言えるでしょう。

相手関係によっては大して強くない馬でも圧勝することもあるので、正しい実力を評価するのは非常に難しいです。こればかりは経験を積み、自分なりの評価軸を作るしかありません。

また、近走の着順が悪い馬はオッズも悪くなりやすいですが、展開に恵まれずに負けていただけの場合、展開が向いたときには好走できる馬もたくさんいます。今ではレース映像を無料で見ることができるので、展開不利で負けた馬をチェックしやすいです。

こういった小さな積み重ねは確実に予想力の上昇に繋がるので、コツコツと見る目を養うことが重要だと思います。

馬券が外れるとアツくなってしまう

不当な評価をされている馬をしっかり選べても、競馬は何頭もの馬が一緒に走るわけですから、ほとんどのレースで大なり小なり不利を受ける馬がいます。連勝する馬は少ないことからわかるように、実は好走するのはとても難しいことなんです。

言い換えると、目の前のレースで馬券を的中させることはとても難しく、馬券は外れるのが当たり前ということ。しかし、外れるのが当たり前の馬券が外れてすぐにカッとなってしまう人がいます。

とくに自信満々のレースで明らかな不利を受けて外れたときなんかはイラっとしてしまうでしょうね。朝から馬券が外れまくり、イライラしてしまう人もいるでしょう。

すると、自制心が保てなくなって適当な馬券を買う頻度が増えます。その馬券の結果はどうなるでしょうか?馬券は外れるのが当たり前なので、もちろん外れて負債を増やすことになります。

そもそも競馬は不利を受けるのが日常茶飯事で、馬券は外れるのが当たり前。何回かに一度当たったときにしっかりと回収できるかどうかが重要なポイントになります。

要は、目の前の結果に一喜一憂してはいけないということ。短期的な結果で見るのではなく、長期的な結果で見なければ、競馬は泥沼にはまってしまう可能性が高くなります。競馬に限らず、ギャンブル全般に言えることですけどね。

もちろん、馬券が当たったときは素直に喜べばいいですよ。心のないマシーンになって競馬に向き合えと言っているわけではありません。

軍資金が少ない

競馬は軍資金が多い人が有利、それも圧倒的に。

例えば、1レースに1,000円しか使えない俺氏と、10,000円使える君氏が同じレースで◎○▲△☆と同じ馬に印を打ったとしましょう。

買い目馬連ワイド
◎ー○20倍6倍
◎ー▲25倍8倍
◎ー△30倍9倍
◎ー☆130倍35倍

1,000円しか使えない俺氏は、馬連とワイドを購入しようとするとほぼ100円ずつしか買えません。そのため、馬連に絞って馬券を買います。

買い目馬連金額想定払戻額
◎ー○20倍600円12,000円
◎ー▲25倍200円5,000円
◎ー△30倍100円3,000円
◎ー☆130倍100円13,000円

おやおや、評価順では最も低いはずの☆が、最も高いはずの○より想定払戻額が多いですね。☆はそこまで自信はないけど好走してもおかしくはないし…ということで抑えておきたいのです。

一方、10,000円を使える君氏は馬連とワイドでバランス良く配分することができます。

買い目馬連金額想定払戻額
◎ー○20倍3,000円60,000円
◎ー▲25倍1,500円37,500円
◎ー△30倍1,000円30,000円
◎ー☆130倍200円26,000円
買い目ワイド金額想定払戻額
◎ー○6倍2,500円15,000円
◎ー▲8倍1,500円12,500円

自信のある○▲が来たら大儲け、仮に1-3着でもプラスになります。2.3着なんてちょっとした展開のあやでズレますからね。しかし、軍資金が少ないとちょっとしたズレで馬券は台無し。

三連複や三連単を買う場合でも、資金が少ないと相手を増やすにも限度があるし、手を拡げるとどの買い目も100円しか買えないようになります。そうなると、とにかく紐荒れで変な馬が突っ込んでくることがない限り、あまり儲けることができません。

資金があれば三連系でも相手ごとに資金の調整ができますし、思いがけない紐荒れが起こればそれはそれで結果オーライです。

もちろん、投資額が多ければ外れたときのリスクも大きいですが、金額を使える人は一発で取り返すチャンスも増えますし、それなりに自信があるからこそ金額を張れるのでしょう。

資金が少ないなら少ないなりに楽しめば良いだけですが、資金があったほうが勝ちやすく有利に働くことは間違いありません。

競馬が勝てない仕組みの壁は高い

競馬で勝てる人は、ほんの一握りだけです。それくらい過小評価された馬を探すのは簡単ではなく、控除率が20~25%の壁は想像以上に高いのです。

控除率に加えて、ついつい人気馬は来そうだからと買い目に入れると、他の人も同じようにしているのでオッズがどんどん下がっていきます。

すると、馬券が当たったのに思ったより配当が付いてない…むしろマイナスやん( ゚Д゚)となりがちなんですね。

競馬で勝つためには相応の努力と忍耐力が求められます。予想の仕方や馬券の買い方に確実な正解・不正解はありませんが、少しでも回収率を上げるためには何か軸となる予想理論で予想をしていくことをおすすめします。

それがパドックなのか調教なのか、血統なのかは人それぞれ。まずはある程度の期間で実践してみて、結果がふるわないようなら違う視点で考えるのも検討しましょう。間違っても、数レースだけの結果でこれはダメだ!と決めつけないようにしていただきたいですね。

ちなみに、僕は競馬も毎週買いますが、予想の軸は亀谷敬正さんの血統・双馬毅さんのローテーションを参考にしています。亀谷氏が師と仰ぐ今井雅宏さんが考案した「Mの法則」も参考にしていますが、難しすぎて全く使いこなせません(‘ω’)

年間を通して勝つのは簡単ではありませんが、平均を超える回収率は残せるようになっているので、いずれ毎年勝ち越せるように精進あるのみです。

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