無駄な保険には入らない!それを見極めるために必要なこと

アイキャッチお金

日本は世界的にみても民間保険への加入率が高く、保険に加入するのが当たり前のような風潮すらあります。

保険は人生で2番目に高い買い物と言われることもありますが、はっきり言って多くの人はそんな高い保険料を支払う必要はありません。にもかかわらず、多くの人が高額な保険料の支払いをしているのはなぜなのか?

それは、保険とは何かを考えず(知らず)に契約しているからです。

最近になってかんぽ生命の悪質な営業が明るみになり、すべての保険が悪質というわけではありませんが、親身になって相談してくれるから安心とはなりません。

一部の心ない人たちは、お客さんのためにではなく、会社(自分)の利益のために営業していますから。

そういった悪質な営業によって無駄な保険料を支払わないためにも、僕たちは保険とはどういったものなのかについて考えることが必要です。

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保険とは?

そもそも、保険とは何なのか?

ドイツの保険学者マーネス(誰やねん)は言いました。

one for all!all for one!!

マーネス(誰やねん)は、保険とは「一人は万人のために!万人は一人のために!!」と言っています。

つまり、保険とは自分のためではなく、誰かのために加入するものなんです。

自分が支払った保険料は、どこかで保険を必要としている人のために支払われ、もし自分がお金を必要としたときは、誰かが支払ってくれた分を頂く。

そういった「相互扶助」が保険の本質ということです。

保険は必要なのか?

保険が必要かどうかについて、結論は「人それぞれ」となります。

人によって生活環境も違えば置かれている状況も違う。同じ人でも、年齢や家族構成などによって、保険が必要かどうかは変わってきます。

そのため、第三者があなたにとって本当に最適な保険を判断するのはとても難しく、自分で考えらえるようになることが重要なんです。

自分に最適な保険がわからんから困っとるんや!

と思う人は、もっと保険をシンプルに考えるようにしましょう。

自分に必要な保険とは、保険で備えなければならないものですから、何に対して備えればいいかを知ればいいだけです。

保険で備える必要があるものとは?

保険に加入する目的は、いざというときに必要なお金を用意するためですよね。

では、もしあなたに1,000万円の貯蓄があるとして、普段の生活は毎月の給料で賄え、貯金もしっかり続けられているとします。

そんなときに怪我で入院し、治療費が10万円かかったとしましょう。

このとき、入院1日あたり5,000円の保険金が受けとれる医療保険はあなたに必要だろうか?

どう贔屓目に見ても、この場合は医療保険に入る必要がないですよね。

医療保険で備えるいざというときは、主に「入院したとき」ですが、そのときに自分でその費用を賄えるのであれば、保険で備える必要はないのです。

しかも、入院することがなければ保険料はすべて無駄になるだけ。

統計学的に、支払った保険料より多くの保険金を受け取ることはできないように保険料は設定されているので、ほとんどの人は損をするのが保険です。

ほとんどの人が得をするなら、保険会社なんて事業は成立しません。保険の契約を取れば高いインセンティブが得られるのは、それだけ保険が儲かるからという裏返し。

自分で備えられる費用に対して、損をする可能性が高い保険に加入する理由はありません。

保険はあくまでも保険会社の「商品」です。

普段の生活では自分に必要のない商品を買うのは無駄とわかるのに、なぜか保険に関してはそう感じない人が多い。それは、保険会社の思惑にまんまと引っ掛かっているからですよ。

保険という商品で備えるのは、自分で賄うことができない費用に対してのみでいいのです。

自分で賄えない費用とは?

先ほどは貯蓄が1,000万円もあるケースでしたが、そこまで余裕のある方は多くはないでしょう。とくに、働き始めて間もない場合だと、お金を貯める時間もないですからね。

それらの貯蓄が少ない人は、医療費が家計の負担となる可能性は高いです。また、結婚して小さな子供がいる家庭なら、自分に不幸があったとき、残された家族は生活するお金に困るでしょう。

車で事故を起こし、数千万単位の損害賠償を請求される可能性もあります。自転車事故ですら、億に近い賠償請求事例がありましたからね。

生命保険や損害賠償は自分で賄いきれない費用になる可能性が高く、医療費も人によっては賄えないこともあります。

ただ、独身であれば基本的に生命保険に加入したところで、何に対して備えるのか?という話になりますよね。自分に不幸があったとき、独身なら生活に困る人はいないわけですから。

自分では賄えない金額でも、そのお金を必要としないなら保険に加入する意味はありません

保険はお金を用意する手段の1つ

保険とは、お金を用意するための手段の1に過ぎません。

普段から収入に見合った生活を心がけ、貯蓄をしたり、今より稼ぎを増やすことでお金を用意しておくことはできます。それでも用意できるお金には限りがあるし、用意するまでには時間がかかります。

そのため、現時点では用意できない分だけを、保険で備えるようにするのです。

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無駄な保険かどうかの基準

これらのことから、無駄な保険とそうでない保険の基準とは、万が一のときに自分で備えられるものかどうかに加え、それが自分に必要かどうかとなります。

例えば、僕は独身で貯蓄もそれなりにあるので、今のところ民間の保険は何も加入していません。だって、加入する必要がないんですから。

生命保険?僕が死んでも金銭的に困る人いないっす。

だから加入する必要がありません。

医療保険?入院するかどうかもわからんし、治療費は貯蓄で対応できるっす。

だから加入する必要がありません。

自動車保険?車持ってないっす。

バイクには乗りますが、父親の自動車保険でファミリーバイク特約に加入しているので、個人名義で加入する必要はありません。

ファミリーバイク特約は同居していなくても未婚の子であれば対象となるので、なかなか重宝できますね。個人賠償責任保険も同様です。

火災保険?火事で部屋がボロボロになったら困るので加入してます。

部屋の修繕には数百万単位が必要になる可能性があるので、年間1,500円ほどの火災保険で備えています。

最近よくある少額保険?全部いらねーよ!

このようにして、それぞれの保険について自分には必要なのかどうかを考えると、無駄な保険とそうでない保険の区別ができるはずです。

必要な保険がわかれば、あとはどれくらいの補償金額が必要かを考えますが…正直、こればかりは家庭の事情によって異なるので、なんとも言えません。

ただし、お得感を匂わす特約などをつけて複雑な契約にする必要はありません。シンプルに、この状況では保険金がいくら出ますというのがわかる契約で十分です。

特約の内容が理解できていればいいですが、自分が理解できない複雑な契約はしないことです。保険は得をするために加入するのではなく、万が一のときに備えるだけでいいんですから。

補償金額を考えるには、自身の家計状況を把握することに加え、公的保障についても知っておく必要があります。

公的保障を知る

小さな子供がいる家庭なら、生命保険へ加入する必要性は高いでしょう。

しかし、年金には「遺族年金」という制度があり、子供が18歳になるまでは国から年間およそ100万円が受けとれます。

厚生年金の加入者はさらに上乗せされますが、受給額は人によって異なるので、自分たちは遺族年金がいくら受け取れるのかを知っておくことが重要です。

また、自宅の購入時に団体信用生命保険へ加入した場合、残りのローンは返済する必要がなくなるため、毎月の生活費も大きく削減されます。

こららを踏まえると、生命保険で備えなければならない金額は意外と多くはないかもしれません。

医療費に関しては高額療養費制度があるので、短期間で数百万もの費用が発生することはありません。

会社員なら仕事ができなくなっても健康保険から傷病手当金として、給料の2/3ほどが最大1年6ヶ月まで支給されます。

これらの制度を活用すれば、医療保険の必要がそこまで高くないという声が多いのも頷けるのではないでしょうか?

ただ、自営業には傷病手当金がないので、自分で備えておく必要があります。

貯蓄と保険は切り離して考えよう

生命保険には掛け捨て型と貯蓄型があり、どうやら貯蓄型の人気が高いそうですが、ハッキリ言って…

むだむだむだむだむだァッ!!

貯蓄と保険は切り離して考えましょう

貯蓄型は満期になれば支払った金額より多くの返戻金が受けとれますが、満期までの期間を考慮すると、増える金額があまりにも少なすぎます。途中で解約しようものなら、支払った金額より減ってしまう可能性もありますからね。

保険業界では手数料を開示しないところがほとんどですが、理由は明白。手数料が高すぎて、開示すればボッタクリ商品ということが一目瞭然だからです。

そのため、保険を貯蓄代わりにして運用するにはまったく向いておらず、貯蓄は貯蓄、保険は保険として考える必要があります。

でも少しでも増えるなら…と思う方は、自分で運用するほうがよっぽどメリットがあるということを理解してください。

自分には投資とか無理だなんてただの思い込みです。保険会社に毎月支払っている保険料を、つみたてNISAなどで積み立てるようにすればいいだけですから。

初心者の資産形成にはつみたてNISAがおすすめ!
将来のために資産形成がしたいと思っても、何をどうすればいいかわからない!とお悩みの方に、僕は初心者の資産形成にはつみたてNISAをおすすめします。ここでは初心者の資産形成につみたてNISAが最適な理由を解説していきます。

また、保険は同じ人でも時期によって必要かどうか変わってくるため、貯蓄型のように同じ契約をずっと続けること自体、おかしな話なんですよ。

無料相談には行かない

最近では至る所に保険の無料相談窓口がありますが、そこで親身に相談に乗ってくれる人も、あなたに最適な保険ではなく、自分たちがもっとも儲かる商品をすすめようとします。

もちろん、ある程度はニーズに合ったものを選んではくれるでしょうけどね。

当然ですが、そこで働く人たちは無償で働いているわけではありません。その人たちの給料は、あなたが加入して支払う保険料から出ているのです。

Aの保険を契約してもらえば5万円、Bの保険を契約してもらえば1万円のインセンティブがあったとしたら、どちらを先にすすめようとするかは考えるまでもないですよね。

保険の無料相談は、まさにタダほど高いものはないと言える代表的なものです。

まとめ

保険は自分で賄えない大きな費用にだけ、なるべく少ない保険料で備えるようにするのだ!

誰やねん。

個人賠償責任保険は多くの場合、加入しておくほうがいい保険です。

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