【保険の見直し】必要な保険は自分で考える

保険保険

※重要なお知らせ

諸事情により画像データが消えてしまいました。読みづらいところがあるかと思いますが、現在復旧中ですのでご勘弁。

保険は人生で2番目に高い買い物と言われるくらい、生涯で考えると高額なお金を支払うものです。

しかし、日本では不思議なことにそんな高額な買い物を保険の営業マン、言うなれば赤の他人に任せているという人も少なくありません。

多くの方は「保険は複雑で難しい」と考えているかもしれませんが、それは保険会社による罠です。難しそうな仕組みにして考えることを放棄させることで、契約者に余計な保険料を支払わせています。

必要な保険はその人の生活環境・資産などによって千差万別であり、他人がそれを正確に判断できるわけがありません。だからこそ自分で考えることが重要なんです。

よく考えてください。今後、何百万円とするかもしれない買い物を、他人に言われるがままに買うとか普通は有り得ませんよね?

それが保険業界では当たり前のように起こっています。基本的に保険料が高くなるほど保険会社や営業マンには都合が良いのですから、必要最低限で保険料が安く抑えられる提案をしてくれるなんて思わないほうがいいです。

自分で必要な保険を考えるなんて難しくて無理…なんてことはありません。保険はあくまでも保険なので、何かあったときに必要なお金を確保できるように考えればいいだけ。

人によって最適な保険は違うため、ここでどんな保険に入るのがいいとは言えませんが、どのように考えればいいのかについてお話していきます。

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保険は足りないお金を確保するための金融商品

まず、大前提として保険は「万が一のときに備える」ものであり、その備えとは「お金」です。極端なことを言えば、何が起きてもお金に困ることがない人であれば、保険なんて入る必要ありません。

万が一のことが起こって100万円が必要になっても、1億円持っていれば困りませんよね。万が一なんて滅多に起こらないから万が一なので、お金は足りるのに保険という商品を購入するのは無駄でしかない。

つまり、「自分の持っているお金では賄えない費用」に対し、その備えとして加入するのが保険です。保険の加入は、保険を購入するとも言い換えることができます。そう、保険とは買い物なんですよ。

よくある保険としては生命保険・医療保険・自動車保険・火災保険・学資保険・個人年金保険などですが、最も無駄な保険料を支払う可能性が高いのは「生命保険」でしょうか。

生命保険が必要な人は限られているにもかかわらず、無駄に加入している人は多いです。必要な人でも、どれくらいの保障があればいいか分からず、言われるがままに加入しているというケースも多いのではないでしょうか。

生命保険が必要なのは一時だけ

そもそも生命保険が必要なのは、小さな子供がいる家庭くらいです。子供が小さいときに稼ぎ頭である親が亡くなったり事故で障害を負うと、子供を育てていくことが大変ですよね。

国民年金・厚生年金からも遺族年金として保険金は出るので、それだけで足りるならいいのですが、それでは十分ではない可能性もあります。その分を備えるのが、生命保険の役割です。

自分が死亡・障害を負うなどで収入が途絶えても、生活に困る人がいない独身であれば、生命保険は必要ありません。結婚していても、子供がいなければフルタイムで働けるし、子供が自立していれば同じく働けますよね。

何らかの事情があれば別ですが、基本的に独身・子供のいない既婚者・子供が自立した既婚者は生命保険は不要です。

僕の知り合いに独身で生命保険に加入している人がいましたが、話を聞くとよく分からないまま加入しているようです。少し話をしても「面倒やし」ということで、保険について考えることはなさそうでした。

まぁ保険料を払っても生活に困るわけでもないのでそれ以上は何も言いませんでしたが、少し考えればその分をもっと有意義に使えるようになるはずなんですけどね。

保障はそれほど必要ない可能性が高い

生命保険に限りませんが、保険で一番悩むのは「どれだけの保障が必要か?」だと思います。生命保険では子供を育てていけるだけのお金があればいいわけですが、必要な保障はその家庭の資産額によって違います。

ただ、先ほども言ったように小さな子供がいる場合は国から「遺族年金」が支払われます。厚生年金に加入していれば「遺族厚生年金」も受け取れるので、人によっては併せればそれなりの金額になるかもしれません。

その遺族(厚生)年金額を考慮したうえで、生活費・教育費などに不足しそうな分だけを備えるようにすれば、無駄な保険料を支払わずに済みます。正確な金額を考えるのは不可能ですが、子供が小さいほど必要な金額の総額は多くなるし、大きくなるほど総額は少なくなっていくことは理解しておきましょう。

一般的な生命保険は万が一のときに○○万円を受け取れます…という契約ですが、その場合は定期的に保障金額を見直すほうが賢明です。子供が大きくなれば、必要な金額は少なくなりますからね。

子供が5歳のときと15歳になったとき、同じ保障が必要ではないので同じ契約を続けているのはおかしいことが分かるでしょう。契約者の年齢が上がると更新時に保険料も上がりますが、保障額を減らせば支払う金額は少なくなるはずです。

また、生命保険には加入したときは保障額が多く、年数が経つ(子供が大きくなる)につれて保障額が少なくなっていく「収入保障保険」というのもあります。

これは毎月給料のように保険金を受け取れるので、もし10年契約で加入した直後に死亡して保険金を受け取る事態になれば、保険金を10年間受け取ることができます。一方、加入してから5年後に死亡した場合、保険金を受け取れるのは5年間だけになります。

時期によって受け取る総額が変わることになりますが、子供が大きくなれば必要な保障も減っていくことを考えれば、この仕組みは非常に理にかなっていると言えますね。毎月受け取ることができるのも、お金のやりくりがしやすくていいと思います。

保険料も安く抑えられるので、個人的には加入するなら収入保障保険かなと思うし、誰かに勧めるとしてもこの保険が最有力です。なお、似たような保険で「就業不能保険」や「所得補償保険」がありますが、こちらは病気や怪我で働けなくなったときに備える医療保険の一種なので間違えないようにしてください。

貯蓄型はいらない

生命保険は掛け捨て型と貯蓄型に分けられ、どちらが良いのかという議論がよくされていますが、個人的には貯蓄型の生命保険は不要だと考えています。なぜなら、何もメリットを感じないからです。

よく言われるメリットとしては、保険と同時に貯蓄ができて、満期まで待てば元本以上の返戻金を受け取れるとか、貯蓄が苦手な人は強制的に貯められるとか…ですね。

ハッキリ言って、保険でお金は増えません。満期までいけば多少なりとも増えますが、10年以上も経っていることを考えると、現在の低金利では増えていないに等しいレベル。

さらに、一定期間内に解約した場合に受け取れる返戻金は支払った保険料を下回るので、デメリットのほうが大きいとしか言いようがありません。

生命保険の主な目的は、契約者に万が一のことがあった場合に、残された家族が生活に困らないよう金銭的な保障をすることです。しかし、貯蓄型では保障額を多くすれば保険料はバカ高くなり、無理のない支払額にしようとすれば肝心の保障額が心許ない。

そもそも保険と貯蓄を一緒に考えることが間違いであり、保険はひとつの商品を購入すると考えておくほうがいいと思いますね。

貯蓄型の保険で多少なりともお金が増えるのは、保険料を保険会社が運用しているからです。言い換えると、保険会社に運用してもらっているということですから、当然そこには手数料が発生します。

だったら、自分で運用するほうが効率的なのは言うまでもありません。このブログでは株式投資についての記事も書いているので、保険で運用するくらいなら投資の勉強をしてみることをお勧めします。

心配しなくても、一般的に思われるようなギャンブル的なやり方ではなく、長期的に積み立てをしてくだけの簡単なものです。

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生命保険は必要な保障額が時期によって変わっていくので、いつでも契約を見直せる掛け捨て型で、保険料も安く抑えることがベストです。

医療保険は貯蓄ができるまでの繋ぎ

日本では医療保険に加入している人の割合が、約73%もいるそうです。30代以上で加入率が高くなっていて、性別では男性よりも女性のほうが加入率が高いようですね。

ただ、日本の医療制度からするとこれはちょっと異常に感じます。

なぜなら、日本では国民皆保険として全員が国の保険に加入するようになっており、ある程度の蓄えがあれば医療保険の必要性はほとんどなくなるからです。

国の保険は非常に優秀で、医療費は3割の自己負担で済みます。いやいや、もし100万円くらいの費用がかかったらどうすんねん?と思いますよね。

そういった場合は「高額療養費制度」として、大抵の人は月10万円以下の負担だけで済みます。高額療養費制度は収入によって負担額が変わってくるので、一度調べてみるといいでしょう。会社の健康保険によっては、負担額はさらに少なくなることもあるそうです。

また、会社員なら病気や怪我で仕事ができなくなったとき、「傷病手当金」として最長1年6ヶ月は収入の約6割を受け取ることができるので、収入が途絶えることもありません。

6割だけだと生活できないと思いそうですが、健康に過ごすときのほうがあれこれお金を使う可能性もあるので、案外困ることはないかもしれません。

そもそも、病気や怪我で仕事ができなくなる可能性が低いわけですから、過度に心配しすぎても仕方ない。あなたはこれまで、何回入院したことがありますか?

これまでは入院したことがなくても、今後いつ入院するか分からないから備えなきゃ…という気持ちは分からなくもないですが、起こるかどうか分からない事態に備えてお金を支払うより、その分を貯めておくほうがよっぽど合理的ではないでしょうか。

保険にお金を使うと、そのお金が使える用途が限られてしまいます。しかし、貯めていればその使い方は自由です。

もちろん、医療保険は必要なときにすぐお金を用意できるので、お金がないときに加入しておくのは備えとしての意味を成すでしょう。でも、ある程度お金が貯まれば医療費はそこまで生活の負担にならない可能性が高いので、その備えにお金を払うのは無駄でしかありません。

保険は自分で賄えない費用に対して、少ない保険料で備えるものでしたよね。つまり、お金のない20代で医療保険に加入するのは分かるとしても、お金が貯まっていてもおかしくない30歳以降に加入率が高くなるのは異常なんです。

とはいえ、30代でもお金がない人も当然います。どうしても医療保険に頼らざるを得ない人もいるかもしれませんが、加入するにしても保障は最小限にとどめ、保険料は抑えることが重要です。

ほとんどの保険は絶対必要なもの…でもない

日本は保険大国と言われるように、ほとんどの人が何らかの保険に加入しています。必要な保険に加入するのは大切ですが、問題は不要な保険に加入している人が多すぎること。

その原因は、日本人が心配性であることや、無知であることでしょう。

何度も言うように、保険は万が一のとき「自分で賄えない費用」に対して備えるものです。自分で賄える費用であれば、保険はいりません。お金の無駄です。

自動車保険なら、高額な賠償責任に備えて対人・対物の保障が必要です。まぁどの自動車保険でもここは無制限となっているはずなので、極端に言えばこれだけで自動車保険は役割を果たしています。

火災保険は持ち家と賃貸で少し違いますが、賃貸の場合は部屋の修繕費用として備えておく必要があります。詳しくはこちらで解説しているので、興味がある方はご覧ください。

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学資保険や個人年金保険は、必ずしも保険で用意する必要がない費用です。これらも満期まで待てば元本より多くのお金を受け取れますが、決して返戻率が高いとは言えません。

途中解約すると元本割れする可能性が高く、増える金額と天秤にかけるとリスクのほうが高いと思いますね。教育資金や老後資金も、自分で運用しておくほうが効率的です。

まとめ

ここで挙げた保険以外にも、世の中にはたくさんの保険があります。ただ、そのほとんどは必要ないもので、なんとなく…不安だから…という程度で加入していると、無駄なお金を支払うだけ。

月々の支払いは多くなくても、積み重なると大きな金額になります。どうせ積み重ねるなら、用途に制限のない貯蓄のほうがよっぽどいいですよね。

どの保険においても必要かどうかを判断する基準はひとつ。

何か起きたとき、その費用を今の自分が賄えるかどうか。賄えるなら保険で備える必要はなく、貯蓄・運用に励みましょう。賄えない費用ならそのお金が用意できるまでの間、もしくは必要になる期間だけ保険で備える。

保険なんて、ただそれだけのことですよ。

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