「株式投資」とギャンブルが決定的に違う理由

株式投資なんてギャンブルだからやるもんじゃない!!と思っているそこのアナタ。

投資とギャンブルの違いを理解せずに、イメージだけでそう思っていると人生で損をするかも知れませんよ。

日本では金融教育がまともになされないため、お金の知識に乏しい人が多いです。

それに加え、テレビや雑誌などでは株やFXで〇日で〇億円稼いだ男!!や、逆にとんでもない借金を抱えてしまった人などが報道されることが多いです。

そのような報道のせいで、なおさら一般の人は株式投資はギャンブルだと思い込んでしまうようになります。

先に言っておくと、〇日で〇億円稼いだなどの手法はギャンブルです。

その意味では一般の人の解釈は間違ってはいませんが、僕が声を大にして言いたいのは、このような手法で行われるものは株式投資ではない!!ということです。

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株式投資はギャンブルなのか?

今や、世の中には多くの株式会社があり、そこでは生活に必要な商品から快適に暮らすための商品など様々なサービスが生まれています。

そして、サラリーマンの中にも株式会社で働く人は大勢いるはずです。そうすると、必然的にサラリーマンと株式会社には深い繋がりがあることになります。

株式会社は株主から資金を提供してもらうことで成り立ち、そのお礼として利益の一部を株主に還元する仕組みとなっています。

もはや株式会社がなければ、社会はまともに機能しなくなるでしょう。

世の中はそうして回っているわけですから、もし株式投資がギャンブルと言うのなら、世の中はギャンブルの対象を中心として回っていることになります。

そして、そのギャンブルの対象で働いている多くのサラリーマンもギャンブラーとなります。ギャンブルで成り立つ組織で働き、その組織に頼って生活しているんですから。

でも、実際にそのように考える人は誰一人いないのではないでしょうか。

会社は雇用とサービスを生み出し、世の中に貢献している立派な組織だと思いますよね?

その通りです。

世の中は様々な会社が雇用とサービスを生み出し、価値を提供し合って成り立つのですから。

つまり、株式会社は人々が豊かになるために必要なものであり、決してギャンブルではないことは、既に皆さんも本当は分かっているはずなんです。

では、なぜ世の中では多くの人が、株式投資はギャンブルだと勘違いしているのでしょうか。

間違ったイメージによって作り上げられた株式投資

株式投資がギャンブルだと思われる理由は、完全に単なるイメージによってだと思います。

あなたは株式投資と聞くと、どのような映像が頭に思い浮かびますか?

こんなんとか…

こんなん?

恐らく投資をしていない人なら、このような映像が浮かんだのではないでしょうか?

僕の友人に聞いても、全員がこのようなイメージだと言っていました。

実際に世の中に広く出回っている株式投資の関連本の多くは、このようなイメージ通りの株式投資について解説されています。

そのため、株式投資=パソコンに張り付いて株価を常にチェックして売買をするようなものというイメージが出来上がります。

実は、このような株式投資は皆さんが思われる通りのギャンブルです。

確かにギャンブルなんですが、だからと言って株式投資がギャンブル…とはなりません。

なぜなら、このような取引をするのはそもそも株式投資ではないからです。

何言ってんだコイツ?

とか思わないでください。

これからその理由を説明していきます。

ギャンブルとは何か?

ギャンブルについて理解するには、ゼロサムゲームマイナスサムゲームという概念について知ることが重要になります。

難しい話ではないので、お付き合いください。これを知れば、止めたくても止められないギャンブルから足を洗うことが出来るかも知れません。(出来るとは言っていない)

ゼロサムゲーム

ゼロサムゲームとは、参加者が投じた資金の総和が±ゼロになることを言います。

例えば友人たちと麻雀をしたとき、それぞれこのような結果になったとします。

  • A君…+8,000円
  • B君…+2,000円
  • C君…-4,000円
  • D君…-6,000円

参加者同士で資金が移動し、プラスになった人の総額は1万円、マイナスになった人の総額も1万円、差し引き±ゼロですね。

仮に、A君が一人勝ちしたとしても、そのプラス分と他の3人のマイナス分は±ゼロということです。これが±ゼロにならなければ、そのお金はどこから出てきたんやって話ですからね。

つまり、ゼロサムゲームは儲けた人と同じだけ、損した人もいるという仕組みになります。

マイナスサムゲーム

マイナスサムゲームとは、参加者が投じた資金の総和がマイナスになることを言います。

資金の総和がマイナスになるのは、その勝負の場を提供する胴元がいる場合です。

一般的にギャンブルと認識されている、公営ギャンブルやパチンコ・スロットをイメージすると分かりやすいでしょう。

競馬は参加者が投じた資金の総額から、胴元であるJRAが手数料として約20%を徴収し、残った80%を馬券の的中者に払い戻す仕組みになっています。

競馬はこの80%を参加者で奪い合うゲーム、ということです。決して、胴元であるJRAがお金を配ってくれるものではありません。

マイナスサムゲームでは基本的に儲かるのは胴元で、参加者が損をする仕組みです。

胴元は参加者の資金を配分するだけですからね。参加者が多ければ多いほど、自分たちに入る手数料が増えることになるので、胴元は儲けが増えます。

ただし、運営するにも経費が掛かりますので、一定数の参加者がいなければ胴元でも赤字にはなりますが。

このマイナスサムゲームで多くの日本人がハマっているのが…

そう、宝くじです。

宝くじでは国が約55%を手数料として徴収する仕組みになっている、超絶ボッタくりギャンブルなんですよ。

1等が当たれば金額が桁違いなので、必ずしも悪いもの…とは言えませんけどね。

ゼロサムとマイナスサムはギャンブル性が強い

ゼロサムとマイナスサムは、ギャンブル性が強いものです。

賭ける金額によってリスクはコントロールできますが、金額を大きくすればそれだけ見返りも大きくなります。

一生懸命働くことが美徳と言いつつも、人は誰しも楽して大金を手にしたい願望はあります。多くの日本人が宝くじを買うのだって、詰まるところそういうことなんでしょう。

しかし、やり方によってはギャンブルでも勝ち続けることが可能なものもあります。

最も簡単に勝てる代表的なものは、スロットです。

サラリーマンがスロットで「負けない」ための方法
スロットは勝てない…そう思っていませんか? 確かに、普通に遊技している限り、スロットはギャンブルなので勝てません。 しか...

勝つ方法は簡単ではありますが、楽に勝てるという意味ではありません。

僕はスロットで勝つ仕組みを知ってからは、短期的に負けることはあっても長期的には勝ち続けています。

しかし、決して楽に勝っているわけではないので、勝てるからと言って他の人に勧めようとは思えません。

2017年にブームとなった仮想通貨も、基本的にはゼロサムゲームです。

仮想通貨は、顔も知らない相手とお金の奪い合いをしているに過ぎません。

1億円儲けた人がいる場合、どこかで同じだけ損をしている人が出る仕組みです。

仮想通貨取引をおススメする人が多いですが、仮想通貨で得た利益は他人の不幸の上に成り立っていることを覚えておきましょう。

ということで、利益は他人の出した資金から得ているもの=ゼロサム・マイナスサムゲームで成り立つ仕組みがギャンブルだと言えるでしょう。

一般的なイメージの株式投資は、基本的に仮想通貨の取引と同じです。短期的な株価の上下によって利ザヤを得ようとするのは、参加者同士でお金を奪い合うだけの行為です。

つまり、ゼロサムゲームであるため、このような株式投資はギャンブルと呼べるのです。厳密に言うと、証券会社などが手数料を取るため若干のマイナスサムゲームですけどね。

本来の株式投資はどうなのか?

それでは、肝心の株式投資に話を戻します。

実は、本来の株式投資であれば、ゼロサムでもマイナスサムでもなく、参加者全員が利益を上げられる可能性がある「プラスサムゲーム」となります。

そんな夢みたいな話があるのか?!

と思ったそこのマスオさん。

これは冗談ではなく、真実です。

日本だけでなく、世界の経済はこれまで日々成長を続け、発展してきました。

その中枢を担っているのが他ならぬ株式会社であり、そこに資金を提供している株主はその恩恵を授かります。

株式投資とは本来、長期的に成長する企業(株式会社)への投資をするものです。企業は人々の生活を良くするために発展を遂げ、そうして人々は豊かな生活を手にしてきました。

もちろん、中には経営が上手くいかずに倒産してしまう企業もあります。将来有望だと考えていても、その通りに企業が成長してくれるとは限りません。

そうすると、企業の成長へ投資する行為であっても、損をしてしまいます。それだと結局ギャンブルとさほど変わらんな…と思いますよね。

だって、儲かるかも知れないけど損をするかも知れないんですから。

確かに、確実に儲かるという方法は株式投資にはないかも知れません。投資に絶対解はない…と言われるくらいですしね。

ただ、以下の条件を考えることで、損をする可能性を限りなく低くすることが出来ます。

長期的に考える

対象を広く分散すること

長期的に考える

経済は間違いなく成長をしていますが、短期的に見れば停滞することもあります。

いわゆる不況ですね。

しかし、それも長期的に見ればほんの一部の出来事に過ぎません。なぜなら、これまで数々の不況を乗り越えて現在があるのです。

これは米国のNYダウ平均株価の長期的なチャートです。

米国でも過去に何度かの不況が訪れました。短期的=その当時の出来事としては、それはもう悲惨なものだったかも知れません。

しかし、長期的に見れば近年起こったリーマンショックでも、ちょっとした出来事でしかないのが分かるのではないでしょうか。(世界恐慌のインパクトは…ですが)

米国は今なお、右肩上がりに成長を続けているのです。

成長する企業へ投資をしていても、不況時に慌てて株式を売却してしまうことで多くの人は損をしてしまいます。

しかし、その時期を耐えればいずれ不況は改善され、株価も再び上昇するという歴史を繰り返してきました。

アナタが投資を始めた途端、その歴史が崩れて永遠に不況が終わらない…と考えるのは余りにも合理的ではありませんよね。

長期的なスパンで考える必要があるのは、そういうことです。

対象を分散すること

投資の基本は分散投資と言われます。

一つの企業に集中して投資をすると、大きく利益を得られる反面、大きく損失を被る可能性があるからです。

もし、10年前に米国のアマゾンに投資をしていれば、今頃はとんでもない富を手に入れることが出来ました。しかし、10年前にアマゾンが今のようなモンスター企業へ成長していることを、どれだけの人が予測できたでしょうか?

アマゾンが大躍進した一方で、多くの企業は日の目を見ることなく衰退しているのも事実です。自分が投資した企業がどちらになるか…後者になる可能性は高いです。

では、企業を見極める力がない僕のような凡人はどうすればいいのか。

それは、成長する国そのものへ投資をすることです。

どこかの企業に投資をするのではなく、米国の企業全体へ投資をすれば、衰退する企業以上に成長する企業が多いため、その恩恵を受けることが出来ます。

先ほどのグラフを見れば一目瞭然ですね。

現在では、投資をする環境も以前に比べると遥かに良くなっており、誰でも米国企業へ投資できます。投資信託やETFという商品を通じて、僕たちはプラスサムの株式投資をすることが可能な時代になったのです。

良い時代になったものだ。

このように、長期的なスパンで考え、投資対象を米国全体へと広げていれば、少なくとも約200年の間に損をすることはなかったことが研究で分かっています。ここで言う長期的なスパンとは、約17年です。

今後も17年間投資を続ければ損をしないとは限りませんが、20年・30年と投資を続ければ損をする可能性は限りなく低いのは間違いありません。

僕が目指す究極の株式投資

株式投資はやり方ひとつでギャンブルにもなり、ギャンブルではなく資産運用にもなり得るものです。

ここではギャンブルとは何かということから解説しましたが、儲かるかもしれないし、損をするかもしれないという意味では、本来の株式投資であってもギャンブルと近い性質はあるのかも分かりません。

他にも株式投資はギャンブルではないというサイトを見たところ、株式投資は情報を得て勝てる確率を高められるのでギャンブルとは違う…というような解説が多いです。

中にはギャンブルは負ければお金がなくなるけど、株式投資はゼロにはならないという記事も。ギャンブルだって負けてもゼロになるとは限らないんですけどね。

そもそも、儲けた(利益確定)・損した(損切り)などの言葉を使うこと自体、それはギャンブルをしているものと考えている気がしてなりません。

僕が考える究極の株式投資とは、保有株を一切売却することなく、生涯持ち続けるものです。死んだらどうすんねんって話ですが、相続なり、そのときは売却して寄付をすることもできるでしょう。

いや、売却しなければ利益もへったくれもないやないか!!と思われるかも知れません。

しかし、株式投資では株を保有しているだけで配当金が受け取れます。それは株式を保有している限り永続的にです。(企業が配当を止めればその限りではない)

つまり、株式を保有していれば年金と同じように、生涯の収入源と成り得ます。それで生活が出来るのであれば、株価が上がろうが下がろうが関係ありません。

僕が目指しているのは、そのようにして永続的に収入を生み出してくれる資産を増やすことであり、最も身近で頼りになるのが株式投資だということに気付きました。

そのとき、僕32歳。

正直、20代で気付いていれば、また違った人生になっていたかも知れません。それでも30代前半で気付けたことをプラスに考え、今後も株式投資を通じて資産形成をしていきます。

まとめ

最近はようやく、政府が本来の株式投資に則った資産運用を推奨するようになりました。

名前くらいは聞いたことがあると思いますが、積立NISAやiDeCoです。でも、投資はギャンブルと考える人が多いせいで、思うように浸透していないようです。

現実は積立NISAの口座開設数より、仮想通貨取引所の口座開設数の方が多いらしいですから。

積立NISAは悪くない制度なのに…

仮想通貨なんて、圧倒的ギャンブルなのに…

日本人はコツコツ真面目に…

なんて今後は口が裂けても言えませんね。

おしまい。

長期投資に関する記事もご覧ください。

米国株のメリットとデメリットを解説します。

投資初心者にこそ最適な米国株投資のメリット・デメリット
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