60代の親の投資プランを考えてみる

僕の親は現在60代半ばです。

このブログでも何度か記事にしましたが、昨年まで他方から借入があり、その返済でまともに貯蓄ができない家計状況だったのです。

たまたま僕がそれに気付いたので何とか対策ができて、今では毎月の返済額が大幅に減ったことで徐々にお金が残るようになってきました。

とはいえ、とても今後が安泰とは思えない状況は変わりません。働ける間は働くしかありませんが、いつまで働けるかは正直分かりませんからね。

親にもお金がお金を生む仕組みを作ってもらいたいとは思っているものの、60代でほとんど資産がない状態からどのような投資をするのがベストなのか…

正直、どうするべきか悩んでいます。

幸い、母親は米国株について話を少ししたところ、なんとなくは理解してくれそうなので投資に拒絶反応は示さなさそうです。

今回は、60代で資産がほとんどない人ができる投資について考えてみたいと思います。

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基本は株式ETF・投資信託

さすがに個別株は勧められないですね。

60代となると、失敗したときのリカバーをする時間が少なすぎます。

ETF・投資信託でも下がるときは下がってしまいますが、年齢に関係なく個別株より推奨しやすいものであることには違いありません。

そのなかでどの商品を選ぶかですが、候補は限られてくるのかなぁという印象。

  • VTI
  • IVV or VOO
  • VYM or HDV
  • BND or AGG
  • iFree S&P500インデックス
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

選ぶならこの辺りでしょうか。

大きなリスクは取れないとはいえ、資産が少ない状況では多少のリスクは取らなければどうにもこうにもならないと思います。

前提条件

親に投資をしてもらうにも、どのような目的で行うかを考えないといけません。

また、家計の状況も踏まえて投資に回す資金を考える必要もあります。

目的としては、働けなくなったときに少しでもお金がお金を生む仕組みを作っておき、生活費の足しにできるようにしたいです。

父は自営業なのでまだ仕事をしていますが、家のローンと僕が立て替えた借金の返済が終わるのが2024年の6月です。

そこでようやく全ての負債がなくなり、新しいスタートという感じですかね。ただ、そのとき父は71歳・母は69歳…

その後どれだけ元気でいられるのか…とは思いますが。

自営業とはいえ、結構体力仕事なのでその頃まで同じように働ける可能性は高くないと思っているので、そうなる前にどこまで準備ができるかですね。

現状は父の収入・母のパート代・年金がありますが、年金は家のローンでほぼ相殺されるので仕事での収入で生活費を賄っています。

一定の金額は何かあったときのために銀行口座に残しておく必要がありますから、投資に回すのはその余剰分と、毎月の収入の一部という形になります。

恐らくですが、最近の状況を見ている限り月に3~5万円ほどは投資に回せるんじゃないかなぁという気はしますが、自営業なのでその辺も難しい問題です。

候補1.積立NISAを利用する

iFree S&P500インデックスと楽天・全米株式インデックス・ファンドは積立NISAで購入できる商品です。

少額からの購入でも手数料が掛からないことや非課税のメリットが魅力ですね。どちらか一つということではなく、同額で積み立てていけばいいかなと思います。

デメリットとしては株式100%になるということでしょう。

20年持ち続けられる状況であれば何も問題はないですが、60代から始めるには期間的なリスクがあります。

また、配当金を非課税で再投資できますが、積立NISAだけだと配当金を受け取るということが出来ません。

その分元本が増えると言えますが、将来的には一部を取り崩しつつ残りを運用していくということになりますね。

積立NISA案は悪くはないと思います。

ただ、配当を受け取るのは投資をしていて一つの楽しみにもなりますし、預貯金とは違うことを実感できるところでもありますよね。

配当を受け取るという行為そのものを体験するのも捨てがたいなと思っています。

候補2.現行NISAでETFを購入

現行NISAなら、米国ETFは買付手数料が無料です。

そのため、少額では手数料負けするデメリットはなくなります。また、ETFなら優良債券への投資もできるので、短期的なリスクにも対応できます。

僕が考えている組み合わせとして、キャピタルゲイン・インカムゲインともに期待ができるVTI・IVV・VOOのいずれかから一つ、高配当ETFのVYM・HDVのどちらかを一つ、債券ETFのBND・AGGのどちらかを一つ、合計3つのETFで運用することです。

VTI・IVV・VOOだけに絞ると、今後の不況時にリターンが期待できない可能性もあります。長期で考えれば問題ないのですが、何しろ60代で始める投資です。

高配当ETFでもHDVの方が不況時に強い銘柄が多いとされているので、そのリスクヘッジとしてHDVや債券ETFを組み合わせた方がいいかなと思っています。

投資できる金額にもよりますが、例えば以下のポートフォリオにした場合。

・VTI+HDV+BND

比率を2:1:1、もしくは1:2:1くらいで運用するのがいいかなと。長期でなければ債券の比率を大きくする方が良いのか…悩みます。

現行NISAの最大のデメリットは制度が2023年までということですね。

それ以降は手数料を考慮して、まとまった金額で投資する必要が出てきます。

2024年に負債がなくなるので、それ以降は積立はせずに運用だけしておく…という方法も一つの手かなとは思っていますが…如何せんそのときの状況がどうかによるので難しい。

候補3.ウェルスナビを利用する

難しいことを考えずに、AIにお任せする方法です。

手数料は気になるところですが、元本も大きくないことや手間を考えると決して高くはないでしょう。

60代でリスク許容度を診断したら、年齢と資産の影響で許容度が1になります。リスク許容度1ではVTIが15%・債券が合計65%の比率になっています。

正直、金とか不動産は不要かなと思うので、このリスク許容度ごとの比率を参考にしてETFを組み合わせるのも良いかも知れませんね。

候補4.積立NISAからETFへ

この案は、まずは積立NISAでなるべく元本を大きくすることを目指します。

その後、積立と複利の効果で元本が大きくなれば、その資金を利用して高配当・もしくは債券ETFなどを購入します。

資金が大きければ手数料比率もグッとお得になりますし、生活費の足しに配当金を受け取れると多少の安心感も得られるのでは…という算段ですね。

その頃にキャピタルゲインを求めてVTIなどに投資をする必要はないかなと思いますし、VYM・HDVもしくは債券で元本変動のリスクを抑えるのがベストかなと思います。

ただ、この案は完全に都合の良い状況を想定しているので、実際にやってみて上手くいくのかどうかがさっぱり分かりません。

まぁ、それを言い出したら他の案もどうなるのか分からないんですけどね。

候補5.無難に貯蓄する

60代でまとまった資産がない人がリスクを取って投資をすること自体どうなのか。という声もあるかも知れません。

たしかに、僕もこの状況で投資をした方がいいのかどうかの判断ははっきり分かりません。が、貯蓄だけというのも少なからずリスクがあります。

むしろ、ナンボ貯蓄しといたらええねんって話になりますからね。

個人的には貯蓄だけ…という方がリスクかなぁと思っています。

結論

わたしゃ、どうすりゃいいのよッ!?

最終的には親に決めてもらうしかありませんが、僕以上に親もどうしたらいいか分からないはずです。

60代から始める投資というワードで調べても、ほとんどが退職金がある人やある程度の貯蓄をしていることが前提の話ばかりなので、これは天下のグーグル様でも解決できない問題の一つですね。

もし、今回挙げた案に僕が気付いていない大きなリスクなどがあれば、教えていただけると幸いです。

おしまい。

NISAに関する内容をまとめています。

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