【投資信託とは?】初心者でもわかるよう簡単に解説します

アイキャッチ株式投資

投資信託はその名の通り、投資をするものですが、投資信託で大きな損をしたなどのニュースが多いので、あまり良いイメージを持っている人は少ないかと思います。

しかし、最初に言っておくと、投資信託は投資の知識がない初心者でも簡単に資産形成ができるものであり、悪いイメージしかない人は、情報に踊らされているだけと言えるでしょう。

この記事をご覧になっているということは、投資信託に興味があるけど大丈夫なの?と不安に思っているのではないでしょうか。

ズバリ結論を言うと、投資初心者が資産形成をするには、投資信託で運用することがもっとも簡単で確実です。

ここではその理由と、良い投資信託・ダメな投資信託の違いもわかるようになるよう、投資信託について簡単に解説していきます。

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投資信託とは?

まず、投資信託とはなにか?ということですが、これは多くの投資家から資金を集め、その資金をまとめて運用してくれる金融商品のことです。

運用するのはファンドマネージャー、いわゆる投資のプロと呼ばれる人たちで、最近ではAIが運用しているかもしれません。(そこまで詳しいことはわからん)

どのような方針で運用をするかは、投資信託によって違い、その方針は運用結果に大きく関わってくるので、投資信託を選ぶときには重要になります。

例えば、ある投資信託の運用方針が「日経平均株価に連動する投資成果を目指す」と書かれている場合。

この投資信託は、日経平均株価を構成する225社へ投資を行い、日頃ニュースで報道される「本日の日経平均株価は○%の値上がり(値下がり)です」という結果と同じような値動きになります。

また、日経平均株価のような対象とする指標を「指数(インデックス)」と言います。

ここで重要なのが、投資信託の運用する金額が少なければ思うような投資ができず、指数と乖離してしまう可能性が高くなるので、投資信託を選ぶときはどれくらいの運用額があるのかもチェックしたいところ。

その運用額を示すのが「純資産総額」です。これが少ない場合は注意が必要で、最低でも10億円、できれば50億円以上はあったほうが安心とされています。

ただ、設立して間もない投資信託であれば、資産額が少ないのは当然なので、どのような対象に投資しているのかをチェックしたいですね。まぁあえて出来立ての投資信託を選ぶ必要はないですけど。

もうひとつ気を付けたいのは、純資産総額が一定額を下回ると、強制的に投資信託を解体する「強制償還」が行われます

純資産総額は投資信託の購入・解約だけでなく、運用によっても変動するので、暴落が起きたときにはより注意して見ておきたいところです。

株式だけではなく、債券や不動産(REIT)、金などを投資の対象とした投資信託もあり、それぞれをバランス良く組み合わせたものは「バランス型」として商品名に付いています。

バランス型を投資初心者におすすめするFP(ファイナンシャルプランナー)や雑誌は多いですが、正直なところあまり良いものとは思えません。

年齢によりますが、このブログをご覧になっているのは主に40才以下の方が多いようなので、そのくらいの年齢ならとくにバランス型は必要ないと思います。

詳細はここでは省きますが、若いうちは債券などは組み入れず、株式だけで運用するほうが効率的だからです。

また、投資信託には運用の方針によって大きくふたつの種類に分けられます。ひとつはインデックスファンド、ひとつはアクティブファンドです。

インデックスファンド

インデックスファンドはパッシブファンドとも呼ばれ、インデックスとは「指数」のことを指します。

つまり、インデックスファンドは指数に連動する投資成果を目指すもので、先ほど例にあげたのもインデックスファンドということですね。

代表的な指数は以下のとおりです。

  • 日経225(日経平均株価)
  • 東証株価指数(TOPIX)
  • 日経ジャスダック平均株価
  • 東証マザーズ指数
  • ニューヨークダウ工業株30種平均株価
  • S&P500種指数
  • NASDAQ総合指数

赤字にしているのは米国の代表的な指数です。

インデックスファンドではこれらの指数に連動する投資をしていくので、上昇(成長)する指数に投資しておけば、勝手に資産が増加していくことになります。

このブログでは米国株への投資をおすすめしていますが、まさに米国の主要な指数は右肩上がりに成長をしているので、初心者でも簡単に資産形成ができるですね。

投資信託について深い知識はなくても、米国の主要な指数へ投資するインデックスファンドへ積み立てをしていれば、それだけで投資は成功と言っても過言ではありません。

もちろん、投資信託についてしっかり勉強しておくに越したことはないですよ。

アクティブファンド

アクティブファンドは、対象とする指数を上回る投資成果を目指すように運用されています。

インデックスファンドでは対象銘柄の値動きに合わせて売買をするだけですが、アクティブファンドではファンドマネージャーが頻繁に売買をすることで、より高いリターンを目指しています。

つまり、アクティブファンドの成績は、ファンドマネージャーの投資手腕に大きく左右されるということです。

一般的にインデックスファンドよりアクティブファンドのほうが頻繁に売買されるため、運用にかかる手数料も高くなります。

ただし、手数料が高いからといって成績が良いとは限りません。実は、多くのアクティブファンドはインデックスファンドに成績で劣っている…というのが現実です。

短期的には高リターンを得られるアクティブファンドは存在しますが、それを僕たちが見極められるかどうかは別問題。たまたま選べたとしても、長期的に高リターンを維持するのは難しいことは、歴史が証明しています。

そのため、アクティブファンドは短期的な利益を狙う場合にはアリかもしれませんが、長期的に資産形成をするには不向きだということです。

投資信託の手数料

投資信託は運用をすべて任せることになるので、そのために必要な手数料が発生します。

手数料発生時期
購入手数料購入時
信託報酬運用中
信託財産保留額売却時

最近では信託報酬以外は無料となっているものが多いですが、売却時(信託財産留保額)の負担がないのが良いかどうかは一概には言えません。

なぜなら、売却するときに発生する費用は、運用中の人たちが負担する形になるからです。

自分は売却するつもりがなく運用しているのに、他人が売却した費用を負担しなければならないとなると、少し腑に落ちない部分もありますよね。

とはいえ、決まっているものは仕方ないですけど。

信託報酬について

投資信託の運用には必ず信託報酬は必要になり、年率○%と表記されています。

例えば、信託報酬が年率1%なら、1万円を投資したとき年間で100円の手数料が必要になります。実際は日割りなので、多少のズレはありますけどね。

仮に運用による損益が±ゼロだった場合、信託報酬の分だけ元本割れしてしまうことになりますね。

つまり、信託報酬はできるだけ低いほうが運用には有利ということです。ただ、安いからといって投資対象がとんでもない場合は別ですよ。ただ、まともな商品ほど信託報酬は安い傾向にあるので、その心配はありません。

投資信託は安かろう悪かろうではないのです。むしろ、高かろう悪かろうが多いですね。

隠れコスト

投資信託では、信託報酬とは別に隠れコストと呼ばれる費用が発生します。信託報酬は投資信託の利用料、隠れコストは運用に掛かる経費といったところです。

隠れコストは運用報告が行われるときに判明するので、信託報酬が低くても隠れコストが高い…という可能性もあります。

前回の費用がわかっていれば、だいたいの目安にはなりますが、設立したばかりの投資信託だと完全に不明。とはいえ、法外なコストを請求されることはないので、過度に心配する必要はないでしょう。

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投資信託のメリット

では、投資信託を利用するメリットについてみていきます。投資信託のメリットは、主に3つあります。

少額で広く分散投資ができる

1つめのメリットは、少額で広く分散投資ができること

投資できるお金が1万円しかないと、ひとつの企業へしか投資ができなかったり、投資したい企業を買うには足りないといったことがあります。

ひとつの企業への投資は、見返りも大きいですが、最悪お金がなくなるリスクもあります。

例えば、その企業の株価が10%上がれば資産も10%増加しますが、10%下がれば10%減少します。倒産してしまえば、株はただの紙くずです。

しかし、10社に分散していれば、ひとつの企業が10%下落しても、全体では1%の影響しかありません。(均等に分散していれば)

これが日経平均株価に連動する投資信託なら、実質225社の株式を保有することになるので、ひとつの企業の株価が大きく下がっても、資産に影響する割合が非常に少なくなります。

投資信託では、その225社へ100円から投資することができるため、僕たちのような庶民にはとてもありがたい仕組みというわけですね。

集中投資による大きな利益を得る可能性がなくなるとも言えますが、投資では何よりも最悪の事態を避けることが重要なので、分散投資を心掛けましょう。

手間がかからない

2つめのメリットは、とにかく手間がかからないということ。

投資信託では定期購入ができるシステムがあるので、最初に設定すれば、後は口座にお金がなくならないようにするだけで、なにもするとはありません。

手数料が安い優良が増えた

3つめのメリットは、信託報酬が安くて優良な商品が増えてきたことです。

投資信託のイメージが悪くなる理由のひとつが、手数料が高すぎる商品が多いこと。これは主に銀行など対面で販売されている投資信託ですね。

そういった商品は売買のたびに高い手数料を取られ、さらに信託報酬までもが年率1%を超えるようなボッタクリです。

しかし、ネット証券では売買にかかる手数料が無料で、信託報酬も年率0.1%前後のインデックスファンドがたくさんあります。

もちろん、長期的な成長に期待ができる米国株にも投資ができるので、投資をする環境はかなり良くなっていると言えるでしょう。

投資信託のデメリット

投資信託のデメリットは手数料が必要になることですが、今はほとんど気にしなくてもいい水準にまで下がっています。

もちろん、対面で販売されているものはその限りではありません。

例えば、100万円で某銀行の某投資信託を購入・運用した場合、必要な費用はこのようになります。

費目手数料金額
購入手数料3.24%32,400円
信託報酬年率1.5552%15,552円
信託財産保留額なし0円
合計47,952円

手数料が年間で約5%も取られていては、よほど上手く運用してもらわないと利益が出ません。この場合、購入した時点で約3万円のマイナスからスタートです。

さらに、営業マンは運用成績が芳しくないと、有望(だと思われる)商品へ乗り換えて損失を取り返しましょうと、違う商品の購入を促します。

利益が出ていれば出ていてたで、今のうちに利益を確定させ、今度はこの商品がお勧めですよと購入を促します。そうやって頻繁に売買を繰り返させることで、手数料稼ぎをするのが金融機関のビジネスモデルです。

金融庁が発表した資料によると、銀行にすすめられて投資信託を購入した人の約半数が損をしているそうです。半分は利益が出ていることになりますが、これだけ手数料を取られる時点で、利益が出にくいのは明白ですね。

銀行などですすめられる商品は、手数料の高いアクティブファンドである可能性大。そのほうが、銀行にとって儲かる商品だからです。また、インデックスファンドであっても手数料が割高な商品が多く、とても買えたものではありません。

僕が初心者におすすめしているのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という商品ですが、これをネット証券で100万円購入・運用したときの費用はこのようになります。

費目手数料金額
購入手数料なし0円
信託報酬年率0.162%1,620円
信託財産保留額なし0円
合計1,620円

雲泥の差とはこのことを言うのではないでしょうか。

つみたてNISAが広まらない理由

つみたてNISAは、初心者が資産形成をするには最適な制度と言えますが、思ったほどつみたてNISAは普及していません。

その理由は、つみたてNISAは金融機関にとっては儲からない商品なので、積極的に販促しないからです。

金融機関は投資信託の売買による手数料で収益を上げています。信託報酬の一部も収入になるようで、アクティブファンドを推奨するのもそのためでしょう。

つみたてNISAでは売買手数料は無料ですし、信託報酬も低い商品が中心となっているため、金融機関にとってはおすすめする理由がないんですよね。

顧客の利益を第一と考えるなら真っ先におすすめするべき制度ですが、そうならないのは多くの金融機関にとっては、顧客の利益より会社の利益が重要だからに他なりません。

まとめ

ここで解説したことは、投資信託の「基本のき」程度の話です。

ただ、これくらい知っていれば、後は優良なインデックスファンドへ積み立てをするだけで十分なので、あまり小難しいことまで覚える必要はないと、個人的には思いますね。

投資信託は金融機関が得するだけの商品だ…という意見は、一昔前の話です。

今では誰でも手数料を抑えて分散投資ができる時代なので、少額から投資ができる投資信託は資産形成の強い味方となってくれるでしょう。

投資信託を選ぶポイントは、投資対象と手数料

投資対象はこれからの成長に期待できる指数で、手数料は安いに越したことはありません。こういった条件を満たすの優良な投資信託で、資産形成をするにはインデックスファンド一択です。

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