子供に伝えたいお金の知識【絶対に知っておきたいこの世の真理】

子供にお金の教育をするのって難しいですよね。僕には子供はいませんが、事情により今は実家で甥っ子が一緒に暮らしています。

僕が実家に戻ったときのは、甥っ子が中学3年生だったとき。

何かとお金が欲しいと思う年頃ですが、今から好き勝手に使っていると、社会に出たとき苦労します。

とはいえ、使って失敗することも大事な経験ですし、その塩梅を教えるのは難しい…というか無理じゃない?

お金の使い方に関しては、個人の考えがあるので第三者があれこれ言うのは好ましくないと思います。

しかし、お金の知識については、早くから教えることで将来の役に立つことがあるはずなので、僕は自分がこれまで得た知識を甥っ子に教えようと思いました。

それは、資本主義社会では知らないと大きな損失となる、大事な大事なお金の知識です。

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複利の力~絶対に知っておきたいこの世の真理~

あなたは複利という意味をご存知ですか?

複利(ふくり、英: compound interest)とは、複利法によって計算された利子のこと。

複利法とは、元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。

したがって、各期の利子が次第に増加していく。投資や借金などでは、雪だるま式に利子が増えていくことになる。重利(じゅうり)とも。

Wikipedia

ちょっと何言ってるかわかんない?

簡単にいうと、預けた(運用した)お金に付いた利息をそのまま元本に上乗せし、翌年も同じように預ける(運用する)方法です。

例えば、10%の複利でお金を運用すると、このようになります。

年数元本利息
1年目10,000円1,000円
2年目11,000円1,100円
3年目12,100円1,210円

2年目には1年目の利息が、3年目には2年目の利息が上乗せされることで、毎年元本と利息が増えていくのがわかりますね。

このような運用を繰り返すことで、最初はたいした効果がみられませんが、次第に元本が増える速度が増していき、数十年後にはとても大きなものになります。

年数元本利息
1年目10,000円1,000円
10年目23,579円2,357円
20年目61,159円6,115円

何もしなくても10年後には約2倍に、10年後からの10年間では約3倍になっています。1~10年目と、11~20年目の10年間では、元本が増える速度が変わっていますね。

これが、雪だるま式に資産が増えていく複利の力、資本主義社会では知っておかなければならない真理です。

格差が広がる原因

世界的にみても、お金持ちと庶民の格差は広がる一方だと言われています。

フランスの経済学者トマ・ピケティは、著書21世紀の資本で「r > g」が格差の拡がる原因だと述べています。

  • r…資本収益率(株式や不動産から得られる収益)
  • g…経済成長率(働いて得られる収益)

これは、頑張って働いて得られる給料の昇給率よりも、資産運用して得られる収益率のほうが伸び代が大きいという意味です。

そのため、資産運用をしている人と預貯金だけしかしていない人では、時間の経過とともに格差が広がり続けることになります。

甥っ子へのお金の教育

これらのことを甥っ子に言葉で伝えても、ほとんど意味がわからないでしょう。なので、僕は甥っ子に「複利運用を体験させる」ことを始めました。

それまではお金の管理を自分でできるようにと、お小遣いを多めに渡し、学校で必須になるもの以外はお小遣いで賄うようにさせていました。

しかし、昔に比べて何かと誘惑の多い世の中。

ちょっと欲しいものを買うだけで、あっという間にお小遣いを使い果たすのが現実でした。

お小遣いを貰ったら、先に少しだけでも貯金しておき、残ったお金でやりくりするようにと伝えていたにもかかわらず、毎月のお小遣いはきっちり使い切る。

仕事をして給料を貰うようになっても、同じように毎月使い切るような生活になりそうで、心配ですね。

自立すればもっと考えるようになるかもしれませんが、ならなかったらずっと貧困生活に陥る可能性すらあります。

そうならないためにも、今のうちに改善しておくに越したことはないと思うのです。

どうやって伝えるかを考えた末に辿り着いたのが、複利運用を体験させる方法。

名付けて、「欲しい!貯めたい!殖やしたい!資産形成大作戦!!

資産形成大作戦!とは?

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説明しよう。

欲しい!貯めたい!殖やしたい!資産形成大作戦!!」とは、子供にお金がお金を生む仕組みを実際に体験させ、お金は「稼ぐ・貯める」だけではなく、「殖やす」ことが大事だと教えるものだ。

どこかで聞いたことがあるようなタイトルは置いといて、この作戦を決行するにあたり、甥っ子にはお金がお金を生む仕組み(複利)や預貯金それぞれのメリット・デメリットを紙にまとめ、甥っ子に渡しました。

そして、お小遣いを貰ったあとに、僕にお金を預けておけば、それに僕が利息を付けてお金が増えるようにするにします。

この作戦の問題は、実際に運用する場合の年率は、せいぜい5%前後が無難なところなので、お小遣いの一部だけだと増えないということです。

そのため、複利の効果を実感させるには、現実なら詐欺レベルの高利率を設定する必要がありました。

具体的に言うと、月初に専用の貯金箱(ただの箱)に入っているお金の10%を利息とするようにしました。

本当は元本が変動するようにしたかったんですが、良い方法が浮かばず元本保証の月利10%です…

実際にこんな話があったら、まず間違いなく詐欺確定ですね。

複利運用するとどうなる?

ただ、甥っ子にはこれがどれだけの効果があるのか想像できないと思うので、毎月500円ずつ貯めた場合の増え方を教えておきました。

その増え方はこのようになります。

元本利息残高
4月500円50円550円
5月1,050円105円1,155円
6月1,655円165円1,820円
7月2,320円232円2,552円
8月3,052円305円3,357円
9月3,857円385円4,242円
10月4,742円474円5,216円
11月5,716円571円6,287円
12月6,787円678円7,465円
1月7,965円796円8,761円
2月9,261円926円10,187円
3月10,687円1,068円11,755円

500円を1年間貯めると6,000円にしかなりませんが、(詐欺まがいの)複利運用をすると12,000円近くまで増えることがわかります。

これを教えたのが高2の4月なので、甥っ子には高校を卒業するまで継続させるつもりで、そのときまでの結果を見せています。

その場合、なんと500円×24ヶ月=12,000円の元本が、約48,000円にまで増えるのです。

高3の3月には元本が約44,000円にまで増えているので、利息だけでも4,400円。それを払うためのお金を貯めておかなければ…(頑張れ、俺!)

これが、「お金がお金を生む仕組み」ということです。

実際には有りえないリターンですが、これだけ増えるとわかっていればお小遣いの一部を先に貯めておく楽しみができるんじゃないでしょうか。

もちろん、実際にこんなペースで増えることはないし、そんなものがあれば詐欺だということや、現実的に増やせる利率も教えています。

これが普通やと勘違いしたら、それはそれで危険ですからね。

まとめ

お金をどう使うかは人それぞれなので教えるのは難しいですが、増やす仕組みは教えることができます。

しかし、そのためには自分自身がお金の知識を持っていなければなりません。

株式投資がギャンブルではない確かな理由

お金がお金を生む仕組みがあるということを理解すれば、ただ仕事をして給料を貰うだけがお金を増やす方法ではないことがわかります。

お金がすべてではないですが、人生においてお金は必要不可欠であり、ないよりはあったほうが良いのは間違いありません。

甥っ子には500円ずつ貯めれば卒業までにこれだけ増えるぞと教えた結果…

翌月からちゃっかり1,000円入れてやがるッ!

こちらが思っている以上に、意外としっかり(?)しているのかもしれません。

おしまい。

※ ちなみに初月500円、それから毎月1,000円を卒業まで貯めた場合、積立額23,500円に対して最終的には約92,000円になります。高3の3月は利息だけで約8,000円…

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おお、俺の金がなくなるわッ!(滝汗)

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