「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の感想と紹介

自分に知識がなかったせいで損をする…それってとても悔しくないですか?

世の中には複雑な仕組みの契約によって、こちらは考えることが面倒になり無駄なお金を支払ってしまうことが少なくありません。保険や通信費などはその典型と言えるでしょう。

今回紹介する「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」は、金融の素人が金融のプロに疑問を投げかけ、それに答えてくれる内容になっています。

金融に疎い人でもサラっと読めるので、お金に関する知識を得たい人には適した一冊です。

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会話形式で読みやすい

まず、この本の良いところは二人が会話形式で話を進めていくので、非常に読みやすいです。

会話形式になると、一つの文が長くてもスラスラと読めるんですよね。

史上最強馬の1頭として数えられるディープインパクトはサンデーサイレンス産駒で、サンデーサイレンスは近代競馬を一変させるほどの功績を残した種牡馬なんだ。

産駒っていうのは子のことね。ディープインパクトが国内で唯一敗れたのが有馬記念で、その負けた相手もサンデーサイレンス産駒のハーツクライっていう馬。

とにかく、何が言いたいかっていうと、競馬は面白いってことだよ。

あなた
・・・(長ぇよ)

このように(どのように?)、会話形式だと人と話している感じで読めるので、文字を読むのが苦手な人でも抵抗なく読める気がします。気がするだけで、読めるとは言ってません。

本の内容

この本で、金融の素人である筆者は

  • 国債
  • 銀行のビジネスモデル
  • 外貨預金
  • 投資信託
  • 住宅
  • 保険
  • NISA
  • 年金

など、お金に関する様々な質問をしています。それに対して、金融のプロである山崎元さんが分かりやすく解説をします。

いくつか、印象に残る部分をピックアップしたいと思います。

銀行には近づくな

お金を正しく運用するなら、銀行には近づいてはいけないとのこと。

銀行のビジネスモデルは、金持ちには投資をさせて手数料をもらい、貧乏人には借金させて金利をもらうことです。

銀行は顧客の資産を把握できるので、退職金などまとまったお金が入ってきた人には運用をしませんかと営業を仕掛けてきます。

しかし、銀行マンは運用のプロではなく、営業のプロなんです。基本的には顧客が儲かる商品を勧めるのではなく、自分たちの懐が温まる商品を勧めてきます。

むしろ、顧客が儲かる商品がどういったものかを把握しているのかも怪しいです。

もちろん、無料の窓口相談などもってのほか。

無料で相談に乗ってくれる人は、無給で働いているわけではありません。高給取りの銀行員、その給料の原資は、当然僕たち顧客のお金です。

まずは無料で相談に乗り、そこから投資を勧めて高い手数料を取る。それが実態なので、高い人件費が必要な銀行で運用することは効率が悪いとしか言えません。

運用をするなら、人件費の安いネット証券を開設して行うのがベストです。

すでに米国株投資などをしている人からすれば常識とも思えますが、運用のうの字も知らない人にとっては少々戸惑う話かも知れませんね。保険やFP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談も同様に、おススメできたものではありません。

「とりあえず投資」をやってみる

何事もそうですが、頭で考えているよりも実際に行動してみる方が何倍も理解が進みます。

それは投資に関しても同様で、ほとんどの人はしっかり勉強してからじゃないと怖くてできないと思いがちです。

確かに最低限知っておきたいことはありますが、仮に1万円投資したとしても、それがすぐに無くなるなんてことは基本的にありません。

実際に投資をすれば、保有してるだけなら含み損益があるだけで、株価は刻一刻と変化しているなどの状況が体感できます。

とくに、このブログでもおススメしている米国株への長期投資なら、なぜ米国株への長期投資が最適なのかをある程度理解できればとりあえず株を買ってみる。

基本的にはバイ&ホールド(買ったら売らない)が前提なので、実際に日々の株価の動きを確認しながら配当を受け取り、定期的に買い増しをしていく。

そうするうちに、最初は意味が分からなかった米国株ブログなどに書かれている内容も、自然と理解できるようになってくるものです。

頭でっかちに考えるよりも、実際に行動してみれば投資は難しくないのが分かると思います。ただし、投資ではなく投機はおススメできません

ほとんどの人は株式投資に関して誤ったイメージを持っていて、みんなが考えている株式投資は投機と呼ばれる手法で、投機は短期的な売買で利ザヤを得ようとする行為です。

まとめ

この本では知っておかないと損をする、知っているだけで得をするような制度の基本的なことを、分かりやすく解説してくれています。

山崎元さんは国内と海外、安全資産とリスク資産にバランス良く資産を配分するように勧められていますが、最適な割合は人によって変わります。

僕なんかは、しばらくまとまった資金が必要になることはないし、資産のほとんどをリスク資産に配分し、それも海外(主に米国)に偏っています。

国内への投資を組み入れるかも人それぞれの考えによると思うので、そのあたりはおいおい勉強しながら考えればいいです。

始めから完璧な資産配分なんてできませんし、後からリバランスすればいいだけ。それよりも、とりあえず投資を始めてみることが重要です。

無駄な保険に加入してしまえば、資産形成の足枷になってしまいます。そういったことも、金融教育がされていない日本人では知らない人が多数いるのが現実です。

情報弱者は搾取される世の中、そうならないためにも、自分の身は自分で守れるような知識を身に付けることが重要ですね。

おしまい。

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