現在のスロットで最も設定が入りやすい機種といえば、もちろんリゼロです。
僕はこれまでほとんど設定狙いをすることはありませんでしたが、最近になってリゼロの設定狙いをする機会が増えてきました。
とはいえ、競争率の高いホールで打つことはなく、ボッタ店と認定されているところでシレっと設定6を使っているホールしか行きません。
そのため、そもそもその日に設定6が使われているかの確信も持てないくらいですが、意外となんとかなっています。
設定6が確定した台を打った回数も少ないですが、ネットで設定6の実践データを公開されているものと合わせると、設定6はどういった挙動になるのかは大体わかります。
設定2・4と設定6の違いはどこにあるのか、設定6は打てばすぐにわかるのか。
ここではリゼロの設定6を掴むための考察をしていきます。
※ この記事では、偶数設定が多く使われていることを前提にしています。
設定6の特徴
まず、これまで設定6を打った経験とネットや雑誌の実践値から、設定6は256G以内の当選が多いです。
有利区間がリセットされたときはモードAの天井が選ばれることもありますが、それでも実践上では半分くらいが256G以内の当選。
後は通常AとBが半々といったところですが、自分の実践だけではサンプルが少ないので、本来は通常Bのほうが選ばれやすいとは思います。
有利区間が継続したときは約70%ほどが256G以内に当選。これは天国モード(150G以内)が増える影響かも。
また、AT当選後の有利区間継続時に推定通常Aモードが選ばれることはありませんでした。
白鯨討伐失敗後だと選ばれる可能性はありますが、個人的な実践ではまだそのケースは遭遇していません。
有利区間継続の有無による白鯨攻略戦討伐率
巷では有利区間リセット後の白鯨攻略戦は勝ちづらく、AT後に有利区間が継続したときに、いわゆるデキレ白鯨に入りやすいと言われています。
しかし、サンプルが少ないながらも自分の実践上では、設定6なら有利区間がリセットされようが継続しようが、白鯨攻略戦の討伐率にほとんど差がありません。
有利区間リセット時
- 通常A…1/4(25%)
- 通常B…3/4(75%)
- 256G以内…10/11(91%)
有利区間継続時
- 通常B…6/8(75%)
- 256G以内…14/19(75%)
設定6の討伐率に差があるのは、通常Aのみだと思います。通常B・C・引き戻し・天国モードによる討伐率は、有利区間継続の有無に影響されないのではないでしょうか。
※ サンプルが増えても同様の挙動でした。
気になるのは、それをどのようにして実現しているのか?
設定6は通常Aを除くと討伐率の平均が約75~80%くらいになります。仮に継続率が90%でも、それで3回突破できる確率は約72%。
解析では初期継続率の最高は80%となっているので、ひとまずこれを信用することにしましょう。
となると、1体撃破や継続率UPアイコンがあるとはいえ、そうそう継続率を大きく上げるこはできないので、基本的には初期継続率70%か80%が選ばれるはず。
そのうえで、内部的に1体撃破アイコンを(複数)保有していることが多いなどが絡んで、デキレと思われるほどの討伐率になっているとしか考えられません。
打っていてもデキレとしか思えないことも多いですが、たまに負けることがあるのを考えると、一応は毎回ちゃんと抽選しているのでは…と思います。
でないと、負けたときはガチ抽選=勝っていれば高性能ラッシュ?となりますよね。でも、ここで勝ったからといって高性能ラッシュが出てくるとは思えないことが多いのも事実です。
なので、僕は完全デキレ白鯨はなく、ちゃんと抽選はされていると考えています。
そのなかで、内部1体(2体)撃破持ちや初期80%+継続率UPアイコンの恩恵で、デキレのように勝ちまくるのではないでしょうか。
負けるときは、内部1体撃破なし+初期60%か70%などのときに、抽選に通らなかっただけかと思います。
まぁ、ここはどうやっても解明されることはないので、内部的にどうなっていようがどうでも良く、設定6はとにかく白鯨に強いのが事実です。
問題は、設定2と設定4は余裕で白鯨に負けるにもかかわらず、たまにデキレ白鯨と思われるような流れが起こることです。
僕は、設定6は通常A以外のモードによる白鯨戦の優遇に差がないけど、設定2・4には通常B・C・引き戻し・天国モードによって優遇の違いがあるのでは…と考えています。
ここでポイントになるのは引き戻しモード。そもそも、引き戻しモードとは、一体何を引き戻すモードなのか?
白鯨攻略戦?ゼロかラッシュ?
僕は、ゼロかラッシュを引き戻すのが引き戻しモードだと見ています。それが設定2・4でも設定6並の白鯨討伐率を実現できる超優遇モードであり、このモードにはAT当選後にしか移行しない。
通常B・C・天国モードは、白鯨攻略戦の優遇措置に設定差が付けれらており、設定2・4では設定6ほど勝てなくなっているのではないかと推測しています。
例えば、設定2だと初期継続率はほぼ50%、内部撃破数も0体か1体がほとんどで、通常A・B・C・天国による白鯨攻略戦の討伐率に差が出ない。
設定4は通常B・C・天国だと初期継続率で60%が選ばれやすくなり、内部1体撃破も選ばれやすくなり、結果的にAT後の引き戻しモードへの移行も少しだけ多くなる。
設定2・4だと討伐失敗後に討伐率が上がらないのは、引き戻しモードへ移行できないからであり、256G以内で討伐を失敗するのは通常Cだからじゃないでしょうか。
設定6は通常A以外のモードがすべて別格で優遇される結果、AT後・白鯨討伐失敗後・有利区間継続の有無に関係なく、ATに繋がりやすいのだと思います。
すべて妄想ですが、設定6でも「なぜここで負ける?!」という展開もあることから、完全デキレ白鯨は基本的になく、毎回抽選はされていると考えるほうが自然です。
当然、多少の優遇はされているであろう設定4で調子が良ければ、設定6並に討伐することも有りえるでしょう。逆に、設定6でもヒキ次第では…無念。
有利区間継続の謎
リゼロ最大の謎は、どのようにして有利区間継続の有無を決定しているのかですね。
基本的に設定6は有利区間が1000Gを超えてリセットされることが多いですが、稀に「え?ここでリセット?」ということもあります。
僕の実践とネットや雑誌の実践データから、設定6の特徴を挙げていきます。
- 通常Bの天井からは、ほぼ継続する
- 通常Aの天井からは、ほぼリセットされる
- 天井以外でも通常A濃厚なG数で当選すると、リセットされやすい
- 個人の実践では256G付近で2連続討伐失敗してリセットされたが、そもそも設定6だと256G付近で2連続失敗することは稀でサンプル不足
- 1有利区間内での継続は2~3回が多く、4回は滅多にない※
※ 2回継続→初回含めて初当たり3回
設定6を意識するうえで最も重要なのは、有利区間初回が通常B天井で有利区間が継続するかどうか…だと思います。
もちろん、設定6でも通常B天井からリセットされることもありますが、他の設定に比べると明らかに少ないはず。
また、一度前兆の入り方から通常Aが濃厚かと思われるときに442Gで白鯨討伐失敗から、有利区間がリセットされることがありました。
通常Cの可能性もありますが、通常A天井からは設定6でも基本的にリセットされることが多いことから、もしかしたら通常A後はG数に関係なくリセットされやすくなっているのかもしれません。
そうだとしたら、通常A濃厚なときの300~500Gでの当選でリセットされても、設定推測には影響がないと言えます。
通常Aだなと思ったときは、設定6でも平気で天井に行くのでサンプルが集めにくいのが難点ですけどね。
256G以内の当選後、設定6はその有利区間内であと2回は白鯨攻略戦に当選することが多いです。初回を含めると、1回の有利区間内での初当たりは3回か4回になりやすい。
通常B天井が2回続くとそこでリセットされることが多く、256Gの当選でも一度だけ、2連続失敗してリセット…ということがありました。
そもそも設定6なら2連続で失敗することが少ないですが、初っ端からこの展開を喰らうと捨ててしまっても仕方ないケースだと思います。
よほど根拠のある狙い台なら別ですが、「あるかどうかわからない」状況なら捨てても問題ないでしょう。
根拠のある台しか打つなよって話ですが、そんなガチガチで立ち回る人ばかりじゃないですからね。
有利区間の継続に関しては、通常B天井からの継続で大きな加点材料、非継続で減点材料になります。
ATが高性能か低性能かも重要かもしれませんが、僕は通常Aの天井以外ではすべて低性能しか出てきていません。
しかし、設定6でも通常B天井から高性能が出てきたとの話もあるので、それだけで高設定を否定することもできません。低性能なら加点材料…という感じです。
※ その後、設定6と思われる台で1度だけ通常Bから強ATがありました。
僕はまだ経験がありませんが、500Gを超えた通常Aから有利区間が継続すれば、それだけで設定6濃厚と考えても良いかもしれませんね。
※ その後、朝イチ通常A天井から弱AT→有利区間継続した台が設定6でした。
初回カードの示唆は?
温泉・ひざまくら終了後に表示されるカードですが、僕の実践値とネットでデータを公開されていた方のを比べた結果、似たような傾向にありました。
合わせたデータがこちらです。
有利区間リセット時
- N…10回(24%)
- N+…13回(32%)
- R…9回(22%)
- R+…1回(2%)
- SR…4回(10%)
- SSR…4回(10%)
- SSSR…0回(0%)
有利区間継続時
- N…8回(13%)
- N+…10回(16%)
- R…10回(16%)
- R+…2回(3%)
- SR…16回(26%)
- SSR…13回(21%)
- SSSR…2回(3%)
ご覧のように、NとN+の選択率が有利区間リセット時は合わせて56%、継続時は29%と大きく違います。
有利区間リセット時にNが出ても、半数は256G以内に当選していましたが、通常Aの天井へ行くときに最も選ばれていたのもNです。
しかし、有利区間が継続したときは、Nが冷遇されていることは全くありませんでした。
継続時にNとN+の割合が下がり、SRとSSRが大幅に上がっていることから、モードを示唆しているようにも思いますが、打っていて明確な違いは感じられません。
N+に関しては最も出やすいカードという認識で良いでしょうし、今のところ通常A天井まで行くことも少ない。
また、有利区間の初回カードがR以上であれば、ほぼ通常Aを否定しています。
一度だけSSRで前兆の入り方から通常A濃厚のとき、500G手前で違和感のあるゲーム数で突然「鬼がかってますね」が発生し、直撃したことがあります。
たまたま通常Aで薄い直撃を引いただけなのか、SSRが何かの示唆をしていたのか…このゲーム数で直撃することが極めて稀なことなので、それがSSRだったのには違和感もあります。
とくに、通常Aだと普段は体操にほとんど入らないのに、このときはやたらと体操の入りが良く、直撃までに8回当選し、そこでもSSRが一度出ました。
R以上が出て唯一通常Aだったときがこの挙動だったので、何かしらの力が働いているのでは…と勘ぐってしまいますね。
巷ではカードはモードや白鯨討伐の示唆をしているとも言われますが、設定6は有利区間のリセット時と継続時では意味合いが全然違うと思います。
設定6は有利区間が継続したときのカードはR以上なら直撃に期待できるものの、NでもN+でも早い当選が多く、当然討伐にも期待できます。
有利区間がリセットされたときのみ、R以上が出ることを祈りたいですね。
SSSRだけは出現率が相当低いレアカードなので、何かしらの意味はありそうですが、ATに繋がらないケースもあるため安心できません。
カードに関しては、他の設定の選択率がある程度わかれば、有利区間リセット時のR以上で高設定期待度が大幅にアップする可能性もありそうです。
リゼロの設定6を掴むためのポイント
設定6でも朝イチのカードでNが選択される割合が約25%、N+を含めると約55%にもなります。
有利区間初回がNなら、通常Aの可能性が上がってしまうのでちょっと嫌ですが、これだけで判断するのは難しいでしょう。狙い台がいくつかあって移動できる環境なら、R以上が出る台を探すのもアリかもしれません。
サンプルが少ないですが、有利区間リセット時では、実践上150G以内に前兆が発生しなければ高確率で256Gを超えています。
- 前兆発生時256G付近での当選…9/9
- 前兆非発生時256G付近での当選…2/11
たまたまかもしれませんが、有利区間継続時とは大きな違いがあります。
- 前兆発生時256G付近での当選…6/8
- 前兆非発生時256G付近での当選…12/18
有利区間リセット時は通常A天井へ行く可能性があるので、まずは150G以内の前兆発生に期待したいところですね。
設定6は通常Aが選ばれにくいと言われますが、僕は通常A確定(天井)だと4/21、通常A濃厚も含めると6/21で選ばれています。
まぁ1~2割程度で選ばれる確率なので、朝イチで選ばれても不思議はありません。
白鯨攻略戦は討伐できるかどうかが大きなポイントですが、通常A天井の勝ち負けは参考外。もしかしたら、500G以内でも通常Aなら優遇はない可能性もあるので、通常A濃厚時も参考外としても良いでしょう。
その際は、有利区間がリセットされても減点材料ではなく、継続すれば設定6期待度が大幅にアップです。
256G付近の当選は、勝ち負けに関係なく有利区間は継続します。実践上、設定6は2連続で討伐に失敗することは少ないので、2連続失敗だと減点材料ですね。初っ端から2連敗した場合、根拠が強くない限りここで退くのが賢明でしょう。
討伐率と同レベルで重視したいのが、有利区間初回の通常B天井から有利区間が継続するかどうか。ここで継続すれば大きな加点材料、リセットされると減点材料になります。
異世界体操に関しては、あちこちで言われているように設定差というよりはモード依存で基本的に間違いはありません。
設定6は通常A以外が選ばれやすく、結果的に当選率が高いということです。ですが、稀に同じモードでも入りやすいときと全然入らないときがあると感じるのも確かです。
体操は設定推測というより、200G以内にポンポンと入るようなら早めに当たるかも…という程度にしか参考にならないでしょう。
まとめると…
- 白鯨討伐率と通常B天井からの有利区間継続を最重視
- 白鯨2連敗(通常A除く)と通常B天井で有利区間リセットは危険信号
- 通常Aからの有利区間リセットはG数にかかわらず参考外?
- 朝イチのカードはR以上が望ましいが、Nの通常Aも十分有りえる
- 体操は設定推測にはあまり役に立たない
- 共通ベルは数えるだけ無駄(だと思う)
ホールのクセを熟知し、狙い台に座れるかどうかが勝負というガチンコ勢には意味のないことですが、そうではない一般ユーザーは以上のことを意識して立ち回ると、設定6とそれ以下を見極められる可能性が上がると思います。
設定6でも序盤からイレギュラーが起こると捨ててしまう可能性はありますが、たまにしか入らない設定6ではそうそう起こることはないでしょう。
逆に、朝イチから早いG数で討伐→有利区間継続→連続討伐と良い流れになりながらも、設定4以下ならその後は微妙な展開になることが多いはず。
リゼロの設定6は基本的に勝てる可能性は高いですが、一旦通常Aや通常B天井に行くだけで出玉は大きく削られるし、暇な時間が長いです。
通常B天井で低性能ラッシュ→有利区間継続して通常B天井で低性能ラッシュだと、当たっても出玉が減ってしまいますからね。これを喰らうと結構きつい。
純増は圧倒的ですが、200Gまではほぼ当たらないため、決して出玉が増える速度が早いわけではありません。
リゼロの設定6は正直、途中で飽きてくる可能性が高いので、過度な期待はしないほうが良いと思います。
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