投資のリスクを取らないリスク~運用リスクと長寿リスク~

投資はリスクがありますが、これからの時代、投資をしないことにもリスクがあることを考えたことはありますか?

日本では少子高齢化が進み、社会保障費の拡大が問題視されるようになっています。

今後、年金の受給年齢引き上げや、さらなる消費増税もありえるでしょう。

スポンサーリンク

日本の預貯金率の高さ

日本人は昔から預貯金が大好きと言われていますが、ある調査で日本人の金融資産は約52%を預貯金が占めていることが発表されました。

その次が保険や年金で、株式や投資信託は合わせても約15%程度とのこと。

一方、米国では約47%・欧州では約25%を株式や投資信託で保有しているそうで、日本人の預貯金率の高さは世界でもトップクラスらしいです。

近年、政府では貯蓄から投資へと呼び掛けていますが、これは政府が国では面倒見切れませんと言っているのと同じことでしょう。

しかし、いくら言ったところで金融教育が遅れている日本では投資をする人が増えるとは思えません。せいぜい仮想通貨のような投機に手を出し、損をしてやっぱり投資なんてするもんじゃない…となるのがオチだと思います。

それに、政府も投資をしようと言うくせに積立NISAやiDeCoのデメリットを改善しようとする気がないのも気になります。

そもそも貯蓄率が高いことに問題があるのか…

ということですが、今後僕たちが直面する超高齢化社会では、貯蓄しかしていない人には大きなリスクが発生する可能性があると思われます。

長生きのリスク

日本では、男性の約40%・女性の約70%は85歳まで生きるそうです。(女性強し…)

しかし、ある調査で自分が85歳まで生きると予想している人は男性で約30%・女性で約40%しかいなかったそうです。

つまり、多くの人は自分の寿命を短く見積もっていることが分かります。

もちろん自分が何歳まで生きるかは分かりませんが、思っている以上に長生きする可能性があるんですね。

とくに、今後医療がさらなる発展を遂げれば尚更です。

年金と貯蓄だけの老後

多くの人は老後の収入は年金が軸となります。

年金しかないという人も多いでしょう。

しかし、今後は受給額も減る可能性が高い年金だけで、生活費が賄える人がどれだけいるでしょうか。

おそらくほとんどの人は年金だけでは生活ができないので、老後資金として貯蓄をしておかなければと思っているはずです。

老後資金は○○万円が目安と言われますが、必要な資金は人によって違うのであまり参考にはなりません。

そのため、老後資金には貯蓄がいくらあれば安心できるかなんて分からないのです。

貯蓄だけで不足する老後資金を賄おうとするときの問題点は、貯蓄は使えば減る一方ということです。

ある程度の貯蓄があったとしても、突然の出費や自分の想定以上に長生きすれば、その貯蓄で足りるのかどうか分かりません。

思っている以上に長生きする可能性があるのは、先ほどの調査結果からも判明しています。

貯蓄は元本保証なので、資産運用のリスクはありません。しかし、貯蓄は長生きすればするほど、減っていく貯金残高の恐怖と過ごす日々が待っています。

運用のリスクを取らない人は、代わりに長生きしたときの長寿リスクを取っていると言えるのです。

残高が減り続ける生活…想像しただけで恐ろしいですよね。

運用リスクを取る

運用のリスクとは、元本保証ではない投資のことです。

僕の友人に投資のイメージを聞くと、誰もがパソコンのモニターを見ながらカチカチと取引をしているものだと答えます。全員が…です。

ただ、そのような取引は投機と呼ばれるものであり、本来の投資とは全く違うということを説明しても、悲しいかな全然伝わらない様子です。

本来の投資とは、長期的な資産形成の手助けをしてくれるものであり、それは長期的に成長を続ける世界経済へ投資をすることで誰でもできるものです。

投資と言っても色々なものがありますが、基本的には株式投資が一番身近で簡単です。

もちろん、株式投資は元本保証ではないので運用のリスクを取ることになります。

しかし、株式投資では企業から配当金を受け取ることができます。

せいぜい投資資金の2~3%が受け取れる程度ですが、5,000万円の運用資金があれば約100~150万円の配当金が受け取れます。

年金と合わせると、それなりの額になりますよね。

配当金のメリットは、株式を保有している限りは受け取る権利があるということです。

その年に受け取った配当金を使っても、翌年はまた配当金として収入が得られます。

これが、使えば減るだけの貯蓄とは違う大きなメリットですね。どれだけ長生きしても、永続的なキャッシュフローを生み出してくれるのです。

運用のリスクを取る人は、代わりに長寿リスクが軽減(それもかなり)されると言えます。

待て待てぇいッ!!

そもそも、一般市民が5,000万円もの資産を作ることが現実的ではないとの反論があると思いますが、それも若いうちから運用のリスクを取っていくことで達成することは可能です。

なんなら、1億円の資産だって十分に築ける可能性もあります。

それは長期投資によって複利の力を活かせるからですが、その話は別の記事でまとめていますので、関連記事をご覧ください。

運用リスクを取らずに日々貯金座高が減る恐怖のなかで生活をするのか、運用リスクを取って長生きのリスクを軽減するのか、決めるのは自分自身です。

リスクは高いがリスクは低い?

過去を振り返れば、長期的な期間でみたとき米国株のリターンはマイナスになっていません。

ただ、ここでの長期間とは約17年程度となっていますが、今後も17年運用すればマイナスにはならないという保証はありません。

しかし、経済が成長する限り株式投資の長期的なリターンは間違いなくプラスになるので、20年・30年と運用すればほぼマイナスになることはないと思われます。

一般的に、リスクと言えば危険という意味合いで使われることが多いと思います。

しかし、株式投資で使うリスクとは、値動きの幅の大きさを意味します。

株式はプラスにもマイナスにも債券より値動きが大きいため、リスクが高いとされるのです。

決して、損する可能性が高いという意味ではありません。

一般的な危険という意味でのリスクなら、株式投資は長期的にリターンはマイナスにならないため、リスクはほとんどないということになりますよね。

これが理解できると投資に対しても抵抗はなくなると思うんですが、なかなかうまく伝わりにくいですね。誰か分かりやすく説明してください。

まとめ

つい最近、日本郵政が正社員の住居手当を廃止するとのニュースがありました。

今や、大企業の正社員でも安心して働き続けることができるか分からない時代です。

投資をすることは、将来の永続的なキャッシュフローを作り出すこともそうですが、収入源を複数化するという意味でも大きな意味を持ちます。

給料以外に収入があることがどれだけ精神的な余裕をもたらしてくれるかに気付けば、色々なことにチャレンジするきっかけにもなるかも知れません。

お金はいくら持っていてもあの世へは持っていけないと言いますが、自分が亡くなったときは残された家族や恵まれない人々のために残せます。

若いうちから少しずつ投資をしておくことが、将来の不安を少しでも和らげることに繋がると思いますよ。

おしまい。

米国株投資のメリット・デメリットです。

投資初心者にこそ最適な米国株投資のメリット・デメリット
最近、僕の周りでも株式投資に興味を持つ人が増えてきました。 実は以前から興味はあったけど、何をしたら良いか分からないし、下手に手を出し...

配当再投資のメリット・デメリットです。

配当再投資のメリット・デメリット
このブログでは米国株投資を推奨しています。 その理由は、米国は先進国の中で唯一、今後も人口増加が見込まれ、経済成長に期待出来るからです...

複利の力を思い知れ!!

人類最大の発見?!複利の力
世の中のお金持ちがさらにお金持ちになり、一般人がどれだけ一生懸命働いてもお金持ちになれない理由をご存知ですか? それは、お金持ちは存分...
スポンサーリンク

シェアする

フォローする