短期投資と長期投資について。投資初心者が行うべき投資とは?

株式投資というと、どのようなイメージを持つでしょうか?

おそらく、投資をしたことがない人のほとんどは、パソコン画面に映る訳の分からない数字をカチカチするようなものをイメージするでしょう。

実際、僕の周りに聞いても、ほとんどがそんなイメージを持っていました。

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株式投資とは?

確かに、日本ではそのような株式投資のスタイルがメディアでも取り上げられます。

なぜなら、そのような取引では上手くいけばすぐに大金が手に入るため、派手で視聴者の目に留まりやすいから。

視聴率を稼ぐにはもってこいのネタになります。

しかし、実際はそのような取引は投資ではなく投機と呼びます。

投機は上手くいけば大金が手に入る一方、しくじれば大きな損失を出します。

大儲け・大損した人たちばかりをメディアで取り上げるので、日本人が株式投資は危ないものだと勘違いするのも無理はありません。

そのため、安全志向の日本人は投資に触れることなく生活している人がほとんどです。

では、本来の投資とはどのようなものなのか。

それを理解するためには、株式投資には大きく分けて短期投資長期投資があることを知る必要があります。

投資ってなんだか難しそう…と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。

中学時代、授業中寝てばかりいた僕でも分かるくらい、とても簡単なものなんです。

短期投資

短期投資とは、僕の友人や多くの人が考えている投資のやり方です。

個人的にはそれは投資ではなく投機と考えますが、投機とは、分かりやすく言えばギャンブルです。

短期投資を含むギャンブルでは、儲かった人がいる一方で、同じだけ損をする人がいます。

これは人数ではなく金額ベースの話です。

実際は儲かるのはほんの一部の人で、大多数が負けています。

100人中10人が一人9万円ずつ儲け、90人が一人1万円ずつ損をする。

儲けた人の合計は90万円で、損した人の合計も90万円です。

このように、お金の動きをトータルすると±ゼロになるものをゼロサムゲームといい、短期投資やギャンブルは、基本的にこのような仕組みになっています。

実際には取引手数料などが必要な分、お金の総量はマイナス(マイナスサム)です。

つまり、このような仕組みでは、誰もが得をすることは不可能であることが分かりますね。

2017年、仮想通貨で沸いた時期がありましたが、とある関西芸人が仮想通貨を周りに勧め、みんなが儲かって幸せになって欲しい…と言っていましたが、理論的にそれは不可能な話です。

本人がそれを知っていたかどうかは分かりませんけどね。

このような短期投資では、短期間でお金持ちになれる可能性がある一方で、大損するリスクも抱えることになります。

仮想通貨に興味があった人ならば、すぐにイメージができるのではないでしょうか。

そして、大多数の人はお金持ちにはなれず、(大)損する側になるのが短期投資です。

投資のイメージが良くないのは、損をする人が多く、それも大きな損を抱える人が取り上げられるからでしょう。

それでも研究を重ねれば勝てる、と考える人もいます。

実際一部の人は短期投資で儲けているのも事実。

短期投資で取引をする際に注目するのは、株価のチャートです。

その動きから、今後株価がどう動くかを予測するテクニカル分析と呼ばれる手法で、投資家は銘柄を選別することになります。

果たして、研究を重ねれば株価がどう動くかを予測することができ、安定して利益を上げることはできるのでしょうか。

プロがサルに負ける?!

残念ながら、投資のプロと呼ばれる機関投資家であっても、安定して利益を上げることは不可能なことが分かっています。

プロの投資家が選んだ5銘柄と、サルがダーツを投げて無作為に選んだ5銘柄のパフォーマンスを比べたとき、サルの選んだ銘柄の方が高パフォーマンスだった…という話があります。

真相は不明ですが、このことから言えるのは、例えどれだけ相場に詳しくなっても、短期的に利益を上げられるかどうかは運に左右されるということです。

勝てない理由

テクニカル分析を駆使しても、永続的に利益を上げ続けることは難しいです。

なぜならテクニカル分析は、その理論がなぜ勝てるのかという根拠に欠けるものだからです。

ギャンブルでも、勝てる方法は存在しています。

しかし、勝つためにはその根拠が明確でなければなりません。

例えば、スロットはギャンブルのなかでも最も勝ちやすいものです。

その理由は、スロットは抽選確率が決められているので、2000円分のメダルが出る大当たりを、1000円で引ける仕組みが明確に存在しているからです。

それによって、一時的には負けることはあっても、長期的にはほぼ間違いなく勝てます。

一方、テクニカル分析にはそのような仕組みがありません。

多くは過去のチャートの形と類似するパターンから、今後も同じ動きをすると予測するようなものなので、そうなるという根拠に乏しいのです。

個人的には、テクニカル分析はオカルトに近いと思っています。

やたら難しい用語を頑張って覚えても、それが役に立つかどうかは…

僕には役に立つとは思えません。

スロットでも適当に打ったところで、たまたま勝つこともあります。

しかし、それでは勝ち続けることはできません。

ギャンブルは普通、負ける仕組みになっているんですから。

テクニカル分析でも、一時的には勝てることもあるでしょう。

しかし、その結果が根拠ある理由によるものでなければ、その儲けはたまたまによるところが大きいです。

たまたま勝てたことでテクニカル分析と自分の才能に溺れると、大損をした多くの先輩凍死家の仲間入りをすることになるので、気を付けてください。

長期投資

長期投資とは、一般的に株式を数年~数十年保有し、企業が成長することで株価の上昇に期待するものです。

本来、株式投資とは企業の成長を期待して出資し、その成長に応じた利益を株主に還元することによって、両者がWin-Winな関係になるものです。

そのため、株式投資とはこの長期投資のことを指すと言えるでしょう。

現状の業績に比べて株価が安いと思われる企業を探す場合、企業の業績を分析するファンダメンタル分析という手法を用います。

詳細は省きますが、正直この方法は難しいです。

様々な指標(PER・PBRなど)を理解するのも一苦労ですし、数値的に割安感があっても、その事業に将来性があるのかどうかまで考えると、僕には到底無理だと思いました。

ただ、テクニカル分析よりは業績関連の裏付けがある分、良い結果に繋がりやすい手法だとは思います。

では、短期投資はギャンブルやし、長期投資は分析が難しいんなら、投資初心者はどうすればいいのでしょうか。

最初に簡単だと言ったのは嘘だったのでしょうか。

いいえ、ボクウソツカナイ。

ギャンブルでもなく、小難しい企業分析などすることなく、投資初心者が気軽に資産運用をするためには、インデックス投資と呼ばれる投資をするだけです。

インデックス投資

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析は、個別の企業を分析して探し出すものですが、インデックス投資は個別ではなくある指標に投資をするものです。

対象とする指標は色々ありますが、例えば日経平均株価。

日経平均株価へのインデックス投資なら、日経平均株価を対象とした運用をしている投資信託やETFと呼ばれる商品を購入します。

投資信託やETFは、投資家から資金を集め、それを個人に代わって運用してくれるものです。

まとまった資金を運用できるので、幅広く分散された効率の良い投資を行うことができます。

この場合、日経平均株価が上がれば資産は増え、下がれば資産は減ることになります。(単位がドルとか細かいことは気にしない)

インデックス投資のメリット

インデックス投資のメリットは、少ない資金で幅広く分散投資ができることです。

卵は一つの籠に盛るなという投資格言があるように、分散投資は非常に重要です。

個人で分散できる資金があれば問題ないですが、多くの人はそこまで資金がありません。

みんな大好きディズニーランドを運営するオリエンタルランドの株を購入しようとすると、約100万円ほど必要になります。

トヨタ自動車は約70万円、任天堂は約450円、3つの銘柄を購入するだけで約620万円です。

3つでは分散とは言えませんし、株価からも任天堂の値動きに大きく左右されてしまいます。

こんな感じで、個人では分散された投資をすることは非常に難しいと言えます。

これが投資信託やETFなら、多くの投資家から資金を集めているので、しっかりと分散させた投資が可能になります。

個人投資家は、投資信託やETFを通すことで、10万円しか投資できなくてもオリエンタルランドやトヨタ自動車・任天堂の一部を保有することができるのです。

インデックス投資のデメリット

もちろん、インデックス投資にもデメリットはあります。

投資信託やETFは、個人の代わりに運用してもらうことになるので、そのための手数料=信託報酬が必要になります。

また、広く分散させているので、個別に急成長する企業などに集中投資している場合に比べて、短期的に突出した利益は出にくいです。

そして、最大のデメリットとして、対象とする指標が成長しなければ意味がないということが挙げられます。

例えば、日本では今後少子高齢化が進み、経済成長することは難しいと言われています。

そのような国の指標、日経平均株価などを対象としたインデックス投資をしていても、経済が衰退してしまえばリターンはマイナスになってしまいます。

つまり、損をするということです。

じゃあ、どうする?!

では、今後経済が成長する、儲かるインデックス投資とは何があるのか。

その答えは、世界へ分散投資をすることです。

ある国では急成長することもあるでしょう。

ある国では減退することもあるでしょう。

しかし、それらの国を僕たちが事前に予測するのは簡単ではありません。

インドや中国は有望視されていますが、誰でも分かるようなところへ投資をしても、すでに期待されている分、大したリターンをもたらしてくれない可能性が高くなります。

かと言って南アフリカや東南アジアなどで探そうにもよく分かりません。

どこかへ絞ってそれが当たれば大きなリターンを得られますが、投資は最高の結果を求めるよりも、最悪の結果を避けることが重要です。

そうすると、成長する国・衰退する国全てをひっくるめて、世界全体へ分散投資することが無難だと言えますね。

日本では人口減少が進みますが、世界で見れば人口は右肩上がりに増加していきます。

人口が増えれば経済も成長していくことは間違いないので、世界経済は今後も成長します。

それならインデックス投資の最大のデメリットは関係ありません。

世界分散投資ができる投資信託と言えば、楽天・全世界株式インデックスファンドが有名です。ETFではVTと呼ばれる商品。

違いは投資信託かETFかくらいなので、どちらがいいかは個人の好みでいいと思いますね。

まとめ

短期投資と長期投資では、その性質は大きく異なります。

個人的には短期投資は人に勧めませんが、我こそは相場の神なり、と思う人は好きにすればいいと思います。

投資は自己責任ですから。

多くの人にとっての最適解は、簡単にできるインデックス投資です。

しかし、日本株に限ればインデックス投資は最適とは言えません。

日本に住んでいると投資先はおのずと日本株になりがちですが、実は投資初心者にとって、日本株は利益を出しづらい、非常に難しい投資先なんです。

わざわざ難易度の高い日本株へ投資しなくても、世界へ投資する方が投資初心者には堅実で簡単な投資法なのです。

ここまで世界分散と言っておきながら、僕は米国中心の投資をしています。

どちらがいいかは断言できませんが、世界分散・米国株投資のどちらでも、悪い結果にはならないものだと、僕は信じています。

おしまい。

米国株への投資も、最適解の一つです。

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