スロットで理論的に負ける金額をシミュレーションする

最近ギャンブル依存症が問題視され、パチンコやスロットでも様々な規制が入るようになり、一度に大量出玉を得られない方向へ舵が切られています。

一発逆転が起こりにくい仕様にすることで、もしかしたら取り返せるかも…という希望をなくし、お金をつぎ込み過ぎないようにさせようという狙いらしいです。

まぁはっきり言って依存症への対策としてはあまり効果はないと思いますけどね。

僕は依存症の対策には、ギャンブルがいかに勝てない仕組みなのかを理解させることが近道だと思っています。

そこで今回は、スロットを適当に打っている人は一体どれだけ負けてしまうのかをシミュレーションし、ギャンブルの恐ろしさをお伝えしようと思います。

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スロットの設定と機械割

スロットには「設定」と「機械割」という概念があります。

設定は基本的に1~6段階のものがほとんどで、上に行くほど勝ちやすい高設定となり、下の低設定だと負けやすいです。

なぜそうなるかと言うと、それぞれの設定で機械割というものが決められていて、機種によって数値は微妙に違いますが概ね96%~119%の範囲に収まります。

機械割は「投入したメダルに対して払い出されるメダルの割合」で、機械割が100%の場合、1000枚のメダルを投入して1000枚の払い出しがあり、等価交換なら収支はプラマイゼロということになります。

低設定では機械割が100%を下回るので、投入したコイン以下の払い出ししか受けられず、結果として収支はマイナスになります。

逆に、高設定は機械割が100%を超えるので勝てるということですね。

パチンコ屋にあるスロットの設定は?

スロットで勝利を夢見る多くのスロッターの想いとは裏腹に、お店にあるスロットの設定はほとんどが「1 or 2」と断言して良いでしょう。

お店は慈善事業ではないので、当然ながら利益を上げる必要があります。パチンコ屋のバイトの時給は高いですし、電気代等の経費もたくさん掛かります。

そんな中、わざわざ高設定でお客にまで還元していたら大赤字になってしまいますね。

もちろん、低設定ばかりでお客さんが来なくなれば本末転倒ですし、お店によってはしっかり高設定を使うところもありますが、あっても設置台数の1割程度と思っておきましょう。

それでも高設定を一切使わず、万年低設定で営業しているお店も多数あります。むしろ、そんなお店の方が多いんじゃないでしょうか。

数少ない高設定を使うお店を発見しても、今度は他の客と高設定を奪い合うことになります。高設定があっても自分がそれを打てるかどうかは別問題ということですね。

スロットの収支、把握してますか?

スロッターのみなさん、スロットを打つ恋人・配偶者をお持ちの方、スロットでの収支はどれくらいになっているか把握していますか?

周りに「俺はトータルで勝ってるよ」という人もチラホラいるのではないでしょうか。しかし、そう言う人に限って99%負けていることでしょう。

最近絶好調で今月30万勝ったわ~、と言っている人もトータルでは99%負けています。

なぜなら、スロットはお店のクセを把握し、入念に準備をしている人でなければ高設定を打ち続けることは不可能だからです。

たまに運よく高設定を打てても、それ以上に低設定を打つ回数が多いのでトータルでは勝てません。そもそも店に高設定の絶対数が少ないのですから。

仮に、ある機種の機械割が以下のようになっているとします。

  • 設定1…96%
  • 設定2…98%
  • 設定3…100%
  • 設定4…105%
  • 設定5…110%
  • 設定6…114%

一番多く打つ可能性が高い設定1ばかりだと機械割は96%ですが、中には設定2が交じっていたり、高設定を打てることもあるでしょう。

それらを考慮して、平均97%の機械割になるとします。その場合の収支は一体どうなるのか、計算してみましょう。

機械割97%を打った時の収支

仕事帰りに週2回と休日に月2回、仕事帰りの日は平均して3時間ほど、休日は8時間ほどスロットを打つとします。

スロットは1時間で700回~800回転ほど遊技できますが、演出を楽しみながらなので平均600回転としましょう。

ひと月に費やす時間は「週2×3時間×4週+月2×8時間=40時間」です。1時間600回転を40時間分で計算すると、ひと月に24,000回転させることになります。

スロットは1回転につきメダル3枚が必要になるので、24000回転させるのに72,000枚のメダルを投入します。(リプレイ時も3枚にカウントされるので、実際に使うメダルはもっと少ない)

機械割が97%ということは、72,000枚に対して97%の払い出しが受けられるということなので、69,840枚のメダルを獲得することになり、差枚数は-2,160枚となります。

つまり、月に40時間程度の遊技で約40,000円のマイナス収支、1日あたり約4,000円、1時間あたり約1,000円負けているということです。

実際には非等価であったり、連チャンが取り切れずに閉店してしまうケースなどで、シミュレーション値よりも悪い結果になる可能性が高いのが現実です。

ギャンブルの罠

月に4万円も負けると分かっていたら、ギャンブルなんてする気にならないですよね。しかし、実際にはそんな負けている感覚はないんじゃないでしょうか。

その要因の一つは、低設定でも毎回負ける訳ではなく、たまには大勝ちできることもあるからです。

先ほどの計算は、あくまでも長期的に繰り返し行った場合の平均的な数字なので、実際は1日で3万円負けたり、1万円負けたり、5万円勝ったりという結果になるでしょう。

月によっては10万円以上負けたり、10万円くらい勝ったりすることも全然あり得ます。それくらいスロットの確率はブレやすいのです。

ただし、機械割が100%を下回った状況では間違いなくトータルで負けることになります。

たとえある月に10万円勝ったとしても、先ほどの条件で打っている限り年間では48万円ほど負けてしまいます。

たまに勝つことがあるとその印象が残るので、実際の金額ほど負けていないと錯覚してしまうのがギャンブルなんです。

基本的にスロットで稼いでいる人は、大勝ちしても一時の偏りであることを理解しているので、大はしゃぎすることはありません。(安心はします)

負けないようにするためにはどうする?

月に10日・1日あたり4時間の遊技で、理論上では月に4万円は負けることは分かりましたか?

では、一般の人がこれより負けないようにするためにはどうすれば良いでしょうか。

答えは簡単で、以下のいずれかを行えば良いのです。

  1. 試行回数を減らす
  2. レートを下げる
  3. 機械割を上げる

機械割は割合なので、試行回数を減らせば当然負ける金額も少なくなります。

同じ条件でスロットを打つ時間を30時間に減らし、18,000回転に抑えれば差枚数は-1,620枚となり、約32,000円のマイナスで済みます。

逆に試行回数を増やすほど、負ける金額もそれに比例して大きくなるということです。

現在の主流は20円スロットですが、レートを下げて5円スロットにするだけで負ける金額は4分の1になります。

3番目の機械割を上げるに関しては、正直難しいと思います。

多少上げるだけなら「簡単」ですが、それを実践するのは「」ではありません。詳しくはこちらの関連記事をご覧下さい。

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個人的なおススメは、サラリーマンであればレートを下げて好きな台を好きなように打ち、トータルでは負けることを理解した上で財布が痛まない程度に遊ぶことです。

たまに5円スロットを打って大勝し、これが20円スロットやったら…と思うでしょうけど、20円スロットばかり打っているとそれ以上にお金は無くなっていきます。

低レートでも、好きな台で演出を見て楽しむのが健全なスロットライフではないでしょうか。

まとめ

今回は機械割が97%の場合でシミュレーションしましたが、実際はどれくらいになるのかは分かりません。

しかし、普通に打っている限り機械割が100%を超えることはありえませんし、営業時間や目押しミスなどを考慮すると97%以下になる可能性の方が高い気はします。

つまり、頻繁にスロットを打ちに行く人は今回のシミュレーション以上に負けているということですね。

スロットは連チャンすれば楽しいのは間違いないです。

しかし、その楽しさのためにこれだけの金額を出すほどの価値があるのかどうか、一度考え直してみるのはいかがでしょうか。

楽しみたいのなら低レートのスロットで十分でしょう。それでは満足できない…という人は、まさにギャンブル依存症と言えますので気を付けてください。

おしまい。

スロットで負けている分を投資に回せば将来豊かになる可能性が高くなります。

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