今回はスパイスから作るキーマカレーを紹介します。
キーマカレーといっても水分のあるもの・ないものなど、人によってイメージが違うかもしれませんが、ここでは水分のないタイプを作ります。
最低限の材料しか使わないので経済的ですし、肉を切る必要もないのでなんといっても後片付けが超楽ちん。調理中に余裕で片付けられます。
スパイスについての基本的なことはこちらの記事で紹介しているので、興味があればご覧ください。

それでは作っていきます!
キーマカレーの作り方
今回もスーパーで購入したこちらのスパイスを使います。

基本的には「ウコン(ターメリック)・コリアンダー・クミン・赤唐辛子(カイエンorチリペッパー)」があれば美味しいカレーができます。
それ以外のスパイスで個性を出す感じですが、原材料にスパイス以外の怪しい油脂が入っているものは避けたいですね。
レシピ(3~4人前)

- 挽き肉…1人100gくらい
- 玉ねぎ…1個
- にんにく・生姜…1片
- トマト缶…1缶
- サラダ油…50cc~100cc(好みで)
- カレー粉…大1~
- 塩…小1~2
- 水…200cc
個別のスパイスを使う場合はターメリック小1・コリアンダー大1・クミン小1・赤唐辛子小1/4くらいで様子見を。
トマト缶はホールでもカットでもどちらでも良いです。インド人コマカイコトキニシナイ。
下処理
玉ねぎ・にんにく・生姜はすべてみじん切りにします。
大きさはきっちり揃えようとしなくても、細かくしようとしなくてもオッケー。インド人コマカイコトキニシナイ。
今回の下処理はこれだけ。
作り方
まずは鍋に油を入れ温めます。

続いて玉ねぎと塩一つまみ(分量外)を加え、ざっくりとかき混ぜます。塩を加えることで、玉ねぎの水分が出て早く炒めることができます。

強火で玉ねぎが色付くまで炒めますが、炒めるというより触らずに放置します。玉ねぎは水分が多いので、簡単には焦げません。

5分ほど放置してもこの程度なので、さらに放置します。
この後から徐々に色が変わってきますが、良い感じに色づいて来たら上下を入れ替える感じで全体を混ぜます。水(分量外)を50㏄ほど加え、なべ底の温度を下げ、全体が色付くまでさらに放置しましょう。
次の動画のように、水分が飛んで油が分離してる状態まで炒めます。
上下が逆になっている気がする不思議…
どれくらいまで炒めるか好みにもよりますが、今回は全体に色付いてきたこの程度にしておきます。ここまで約11分ほど。(火力によって変わります)

弱火にしてにんにくと生姜を加え、良い香りがしてくるまで1~2分ほど炒めましょう。にんにく・生姜は焦がさないよう、適度に混ぜてください。

続いてトマト缶を加えます。ホールの場合は塊を潰しながら強火で水分を飛ばしていきます。底が焦げないよう、ちょくちょくかき混ぜることを忘れずに。

最初は水分たっぷりですが、水分が出なくなるくらいまで炒め(?)ます。動画のように、具材を寄せて水分がほとんど出なくなればオッケー。
横向きに撮影したはずが立て向きになる不思議。
ここまで水分が飛んだら、弱火にしてスパイスと塩を加えます。

スパイスの粉っぽさをなくすため、1分ほど炒めてやりましょう。スパイスが入ることでボテッとしたソースが出来上がります。

これだけで美味そうですな。
続いて主役となる挽き肉を投入しますが、今回は「キーマカレーにはやっぱりこのミンチ!」のコレを使います。

インドカレーでは牛豚肉は使われませんが、ここは日本なので好きなミンチを使いましょう。鶏のミンチより牛豚のほうが旨味は強いと思います。

挽き肉を加え、全体的に色が変わるまで炒めます。人によっては挽き肉だけ別のフライパンで炒め、余分な水分と脂を取り除くこともありますが、ここでは面倒なので一緒に炒めます。
とある人曰く…「アクも旨味や!」
色が変わってきたら水を加え、一気に水分を飛ばしていきましょう。

火力が強いと飛び跳ねるので、こまめに拭くか飛び散らない程度の火力で煮込むかしてください。

水分が飛んできたら、味見をして味を調えます。物足りないときは、カレー粉ではなく塩を少しずつ加えて調整しましょう。
味が決まれば完成!盛り付けていただきます。

映えを気にする人はターメリックライスにしたり、パセリのみじん切りなどの緑を加えましょう。卵黄を中央に乗せても綺麗ですね。
我が家にはそのようなお洒落アイテムはないので、質素な盛り付けしかできません。卵は常備してますが、卵白だけ残っても困るので使いませんでした。
ブロガーとしてより実生活の利便性を取るタイプです。
おさらい
作り方をおさらいします。
- 鍋に油を入れて熱する
- 玉ねぎと塩ひとつまみを入れ、全体を混ぜたら強火で放置する
- 色付いてきたら水を50㏄ほど加え、全体を混ぜたら放置する
- 飴色になれば弱火にしてにんにく・生姜を加え炒める
- トマト缶を加え、強火で水分を飛ばす
- 弱火にしてカレー粉と塩を加え炒める
- 強火にして挽き肉を加え、全体の色が変わるまで炒める
- 水を加え、水分を飛ばす
- 味を調えて完成!
今回は野菜を切るくらいしか下処理がないので、洗い物もほとんど出ず、煮込んでいる間に全て片付けられます。
一人暮らしでカレーを作ると量的にカレーが連続するのが辛いところですが、一食分ずつ冷凍しておけば食べたいときに食べることもできますね。
水分のないキーマカレーはラップで包むだけでも大丈夫なので、タッパなどを使う必要もありません。あぁ、君はなんて優秀なヤツなんだ…
最後に、カレーは二日目が美味しいと言いますが、スパイスカレーは香りが命なので作り立てが一番美味しいとされています。僕は味音痴なので二日目でも全然美味しく食べられますけどね。
このセットには「ガラムマサラ」という混合スパイスが付いています。
ガラムマサラは仕上げの段階で小1程度を加えると香りが断然良くなるので、仕上げに使ってハイクオリティなカレーにしちゃいましょう。
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