【ぶらりバイク旅・香川編③】いざ金刀比羅宮の頂へ

御本宮バイク旅

ぶらりバイクの旅、初日は高松市の長崎の鼻・獅子の霊巌と巡りましたが、暗闇の中で想定外の苦戦を強いられました。二日目最初の目的地は「こんぴらさん」でお馴染みの金刀比羅宮です。

高松市から11号線を進み、上天神町交差点を右折、それからウインズ高松のある交差点を左折して32号線に入り、小一時間ほど走り続けます。

車やバイクを止めるところはいくつかあるようですが、僕は参道に近い「こんぴら一段目駐車場」というところへ止めることに。

近くまで来たらナビを頼りに場所を探しつつ、表参道の入口を突きあたりまで進みます。その辺りに駐車場があるはずやけど…

金比羅参道入口

つきあたりの階段の右側に入り、その奥が一段目駐車場となっているはずですが、どうにも月極や店舗用の駐車場っぽい雰囲気しかなく、観光者向けの駐車スペースがあるように見えない…

金比羅参道入口

どこに止めれるか分からないので、階段横にあるカフェの人に聞いてみると、バイクもカフェの横スペースにとめていいよとのことでした。バイクは300円(200円やったかな?)です。

金比羅駐車場

てか、これが一段目駐車場ってことなんでしょうか?

調べると当たり前のように「こんぴら一段目駐車場」と書かれてるのに、ここにはそんな書かれ方はしてない。初見やと普通に迷いますよ。駐車場の情報を載せてるサイトって、実際に自分で現場に行ったことあるんやろか?と疑ってしまいますわ。

なにはともあれ、無事にバイクを止めてようやくスタートです。

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いざこんぴらさん・御本宮へ

正直、こんぴらさんって聞いたことはあるけどどんなところか全く知らなかったんですよね。

で、調べてみると参道入口から御本宮まで「785段」もの石段を上らないといけないとか。さらに、その奥にある奥社までになると、実に「1368段」という長旅だそうで。

ただ、一見大変そうに思うものの、実際は余裕なんじゃないの?って気がしないでもない。なんせ僕はまだ30代(後半)の若者ですからね!

っしゃ!サクッと金刀比羅宮を制覇しまっせ!!

参道1

だ、誰もいねぇ!!(汗)

コロナ禍、平日の朝ということを踏まえても、ここまで人がいないとは…てかお店も全部閉まってるけど、これは時間的なものが原因なの?観光している気分は一切ありませんな。

参道2

なるほど、道中はこのように何段目という目印があって、どれくらい進んでいるかが分かるんですね。

もうすでに10分の1は踏破してるのか。余裕余裕。

参道3

あっという間に100段目に到達。

余裕余裕♪

参道4

よ、余裕…?

なんか急に角度えぐなってきたんですけど?

とは言え、まだまだ30代(後半)の僕のスタミナは尽きることなく、ガンガン登っていくと何やら偉そうな門が出現!

参道5

これは「大門」というそうな。ここまではお土産屋さんなどが並んでいましたが、ここからは神社っぽい雰囲気になっていきます。

ここで「志村、後ろ後ろ!」という声が聞こえたので振り返ってみると…

参道6

すでにこんな高さまで上ってきたのね。そりゃあ息も切れるわ…そして、この時点でまだ365段、つまり御本宮まで半分という驚愕の事実!

え、30代(後半)のワイ、大丈夫か?(滝汗)

参道7

ワイ「笑顔でしあわせ。こんぴらさん!!」

久しぶりに平坦な道に安堵しつつ、残り半分を進みます。

参道8

少し進むと右側に寶物館という建物があり、ここには金刀比羅宮の宝物が眠っているようです。ドラクエなら平気で宝物を漁っていけるけど、現実世界でそれやると犯罪です。気を付けろ!!

寶物館(有料)には入らず、御本宮目指して突き進みます。

参道9

途中、休憩もできるカフェがあります。ちょっと休もうかと思いましたが、一度休むと気が抜けそうなので一気に進むことに。

参道10

なんとなくですが、「資生堂」ってところに現実感があってちょっと嫌ですね。どうせなら金刀比羅っぽい名前にしとこうや。

参道11

正直、この辺りは傾斜が緩いほうなので、少し余裕があります。

参道12

途中にある「旭社」は628段目。

うん、ここまで来たらもう余裕っすね。

参道13

旭社を越えると「闇峠」と呼ばれるゾーンになり、よく見るとこの鳥居の手前に一段「下がる」ところがあります。

どうやら御本宮までの石段が768段あることが、768(なやむ)で語呂が悪いので一段下げたったということらしいです。ホンマかいな?

とにもかくにも、残り約100段と御本宮は目の前。ほら、「あと少し。御本宮まで133段!登って幸せ。福が来る!」と案内してくれています。

参道14-2

・・・な、

参道14

なんじゃこりゃぁッ!!(・□・;)

あと少しと言われてから本日最大級の急傾斜。

参道15

ちょっと登っただけで足腰が悲鳴をあげるんですけどぉ…

ガチで余裕をかませないレベルの石段を登ったところからの一枚。

参道16

普段の生活でこんな急勾配の階段なんて見た記憶ねぇわ。これは年配の方が登るのキツイで…そして登っている人がいるのに驚きです。マジリスペクト。

そして最後のモンスターを突破した眼前に現れるのが…

御本宮

御本宮でございます!

ぶっちゃけ僕は神仏的なものにそれほど興味はないんですが、ここまでやってきた達成感がこみ上げてきますね。これは気持ちいいですわ。

それにしても、現代ならともかく遥か昔にこんな建物が造れるとか、人間の力ってすごいのね。

御本宮

ワイ「達筆すぎて読めねぇ!!」

昔の字は難しいですねぇ。(違う)

御本宮景観

ここまで登ってくると、ここから眺める景色は良きに決まっております。歩き続けたのでちょっと暑くなってきたけど、気温自体はそこまで高くないので心地よい風が疲れを癒してくれます。

さて、ここまで登ってきた達成感と景観に満足しつつ、奥社まで行くかどうかは御本宮までの道のりがどうかによって考えようとしていたわけですが、正直思っているよりも疲れた…

でもここまで来たんやから、ここで勝負しなきゃ男じゃねぇ!!ってことで、1368段という奥社まで行くことにしました。言うてあと半分もないんですから。

行ける行ける。余裕余裕…と言い聞かせる。

目指せ奥社

奥社

案内通りに進み、奥社を目指します。

奥社2

なんと、ここから奥社までは片道30分とな…なかなかハードな道のりが待ってそうだぜ。

奥社3

もはや見慣れた光景…

奥社4

黙々とゼェハァ言いながら進むと、白峰神社というところに到着。

奥社5

ここでようやく923段、残り3分の1です。ふぁ、ふぁいと…(*´ω`)ゼェゼェ

奥社6

デジャヴ…

この辺りで、先に登っていたお爺さんが石段に座り休憩をされていました。「ここへはよく来られるのかぇ?」と聞かれたので、「初めてっス、マジパネェっす」と答える僕。

お爺さんによると、奥社には「天狗」や「烏天狗」という岩があるそうで、それに気付かず帰ってしまう人も多いらしく、着いたら探してみるのじゃと仰られていました。

奥社7

さらに進むと、ようやく奥社まで200コメ!!という案内が。さて、この修行もいよいよ佳境に入ってきましたね。

…その先にあるのは

奥社8

ただの絶望(*´ω`)ギャー

これね、写真で見る以上に急なのよ。すでにかなりの体力を消耗してるだけに、残り200コメという希望からこれを見せられるとねぇ…

しかしここまで来たら行くしかない。

奥社9

(ひぃこらひぃこらばひんばひん)

しゃかりきに半分ほど登ると、その先に何やら朱く染まる建物のようなものが…

つ、ついに辿り着いたか。あぁ、ここに来るまでの思い出が走馬灯のように甦る。

お父さん、お母さん、僕は今、人生の大修行を終えようとしています。そしてここまで見てくれた皆さん、ありがとぅーッ!!

奥社10

\(^O^)/チガタ!!

奥社かと思った朱色の建物は、ただの手水舎でした。

ガチでゴールかと思っていただけに軽くショック。とはいえ進むしかないので、登った先を折り返してゴールを目指す。ってことで…

奥社11

ついに参道入口から全1368段を登った最終地、奥社に到着です!!

正式には「厳魂(いづたま)神社」と呼ぶそう。小さめやけど見事ですな。先ほどの白峰神社といい、なんというか雰囲気がすごい(語彙力)。

奥社12

最後の手水舎からは、この道のり。

このラストスパートも中々にきつかったよぅ…

奥社13

しかし、御本宮よりもさらに高いところから見下ろす絶景は、ここまで辿り着いた者にのみ見ることが許されるのです。

はぁ~疲れたぁ…としばし休憩した後、そういえばお爺さんが言ってた岩ってどれやろうと探すことに。

奥社・岩

看板はあるけど…何が天狗なの??

あ!

奥社・岩

お分かりだろうか?

奥社・岩

いや、これは分かりにくい。

お爺さんから聞いてなかったら、多分看板の意味も分からず帰ってたとちゃうかな。お爺さんありがとう。マジ感謝。帰り際にすれ違うと思うから、ちゃんとお礼を言っておこうと思います。

と思ったら、何組かは登ってくるものの結局お爺さんとすれ違うことはありませんでした。もしかすると、あれは山の神様だったんじゃなかろうか…そう思わずにはいられない春の日の2021。

神馬・月琴号

こんぴらさんを制覇した満足感に浸りながら来た道を戻って降りていくと、時間的に?行き道ではお披露目されていなった神馬・月琴号と遭遇しました。

月琴号

「月毛」なんて毛色初めて聞いた。

その隣にはルーチェ君が。

ルーチェ号

うおおお、父マヤノトップガンだと!?

敗れはしたもののナリタブライアンとの壮絶な一騎打ちを演じた阪神大賞典、宿敵サクラローレルを後方から差し切りレコードで破った天皇賞・春。こんなところで懐かしい馬名を見ることになるとは…

しかしルーチェ君、ずっと頭を壁に付けて反省してるんですが、誰かに怒られたのかな?

月琴号はなんかひたすら齧りついてるし、動物って何を考えているのか不思議ですねぇ。

金刀比羅宮「ルーチェ号・月琴号の休日」

こうして帰り際に思わぬ癒し系と出会い、過酷な修行を終えた僕はこの後、浦島太郎の伝説が残る荘内半島・紫雲出山に向かうのでありました。

なお、月琴号とルーチェ君を撮影している間、ずっと足がプルプルと震えていたのは内緒です。映像のブレは手ブレじゃなくて足ブレです(マジで)。

こんぴらさんの御本宮・奥社に行こうと考えている方、経験者としてアドバイスを送ります。

  1. 石段なめんな
  2. 奥社まで冗談抜きでキツイ
  3. 飲み物持参!

僕はほとんど下調べもしておらず、こんなにキツイもんだと思っていなかったので、お茶も何も持たずに登るという自殺行為をしておりました。まだ気温が上がりきる午前中だったのでマシでしたが、昼やったら死んでたと思う…

控えめに言ってかなりの修行です。脅すわけではないですが、行くならそれなりの覚悟を持って臨みましょう。あと、女性は絶対ヒールで行かないように。…さすがにそんなヤツおらんか。

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